福井の旅①福井県立歴史博物館
福井県と言えば私の頭にまず思い浮かぶのは"恐竜"なのですが、今回の旅では中生代ではなく昭和にフォーカスを当てて楽しみました。

選んだ場所はここ
4年前に父を、昨年は母を亡くし、両親に伝えきれなかった感謝の気持ちを悔やみながら過ごしていると、父や母が生き抜いた時代、そして私も生まれ育った"昭和"という時代を感じたいという気持ちが湧いてきます。
福井でどこいこう…
と計画した時に最も心惹かれたのが
「福井県立歴史博物館」でした。

15分ほど。幾久公園のお隣。
路線バスに乗車するのも旅の楽しみのひとつです。地域の方の生活を感じながらゆっくり移動する時間が私は好きです。
福井県立歴史博物館
福井県立歴史博物館の入館料はなんと100円。私が訪れたのは平日の昼間で、混雑もなく落ち着いた雰囲気の館内をゆったりとした気持ちで見学できました。

シールを1枚貼りました!
県立歴史博物館は福井の歴史と文化の
常設展示の他に、写真展や特別展などの企画展示もあり、何度行っても楽しめそうです。
後から知ったのですが、順路が2パターンあるようでした。そこに気付かず私は現代から過去にさかのぼりながら見学したのですが、古代から変わりゆく時代を感じながら見て歩くのもワクワクしそうです。
過去から遡ると旧石器時代から様々な展示を見学しながら急スピードで時代を歩くことができます。


町絵師の工房
(職人が絵を描いている様子と
店内で絵馬を選んでいる様子)
繊維王国でもある故、こんなものの展示もありました。


今にも動き出しそうな
迫力がありました
"ジャカード"ではなく"ジャガード"と認識していた知識のない私…フランスのジョゼフ・マリー・ジャカール氏が発明したジャガード機が語源ということで正しくは"ジャカード"なのですね。勉強になります。
他にも福井の鉄道に関する展示や、福井空襲、震災に関する写真などもありました。

シアターでは昭和20年〜30年代の記録映像が上映されていました。時間ごとに違う映像が1日に7本も上映されるようです。時間が足りない…困った、困った。
通路にも昔のくるまが展示されていました。


キャッチフレーズだったようですね。
人気が高かったのがわかります。
さて、楽しみにしていた「昭和のくらし」のトピックゾーンです。

昭和の時代(S30年代後半〜40年代)に
ここからタイムスリップします。


おばあちゃんが優しく迎えてくれそう



野球中継見ながらビール飲むんでしょ。




ガチャガチャしたい!



ドラクエ懐かしい!
見どころが多く、時間がどれだけあっても足りません。季節の移り変わりに合わせてしつらいが変わり、また照明や音響により時間の変化も体感できるようです。何度来ても新鮮で楽しめますね。


冒頭にアップした「どこから来なったの?」と問うワンちゃんは、昭和のくらしの中で元気に私たちを迎えてくれるワンちゃんなのでした。
謎解きのような清々しさを感じながら、後ろ髪を引かれる思いで昭和から令和に帰還しました。
何時間でも昭和を感じていたいと思いました。不便は多かったかもしれないけど、人間力の高い諸先輩方の生きた時代は今よりも平和な気がします。私だって昭和生まれで昭和育ちなのだから、もっとやれるはず!とよくわからない使命感みたいなものが湧いてきます。リスペクトを忘れずに今を生きていきたいと思います。
まだまだ終わらない福井県立歴史博物館の奥深さよ…
1階のフロアに降りると情報ライブラリーやオープン収蔵庫がありました。
ライブラリーでは映像や図書の閲覧ができるとのこと、敦賀に向かう時間が迫っていたので、こちらは次回のお楽しみということにしました。

オープン収蔵庫の説明を読んでハッとしました。私が見学させてもらった貴重な展示は、この博物館の記録の中のほんの一部だということ。その表面だけを見て感動していた気になっていたけど、保管や研究に費やす時間や労力に目が向いていなかったな…と反省しました。


素晴らしい博物館でした。
100円でこの充実感を得られるとは!!
ふらっと再訪するには距離がありすぎるけど、いずれまたゆっくりとタイムスリップしに来たいです。
福井駅までシェアバイクで戻るかバスを利用するか迷いましたが、暑かったのでまたバスに乗車します。復路は京福バスを利用しました。

整理券にもわくわくします
わくわくしておいてなんですが、次回はレンタカーを借りるのがよさそうだと思いました。恐竜博物館にも永平寺にも行ってみたいし、都心のように駐車場に困ることもなさそうなので、いろいろ巡りたいなら車移動が楽そうだと思いました。
さて、福井駅近くに戻り歩いていたら、ノスタルジックな商店街がありました。

とてもすてき。外から少し眺めていましたが、通る人を見かけませんでした。時間が止まっているような不思議な気持ちになりました。こちらの商店街も次回散策してみたいです。
福井の1日目、観光地の王道ではないのでしょうが「福井県立歴史博物館」の奥深さに心が満たされました。
好きな場所で好きに過ごすのがひとり旅の醍醐味だと思っているので、直感力での選択が間違っていなかったなぁと振り返りたくて、noteに残しました。
あとがき
福井の旅1日目は父と母の若い頃を思い浮かべながらの郷愁の旅でした。もっともっと生きてきた道をあれこれ聞けばよかったとすごく後悔しています。悔やみながらも、今できることといったら、言えなかった「ありがとう」や「ごめんね」の気持ちを添えながら、2人を思い出すことかなぁと思っています。晩年は旅行に連れて行くこともできなかったことが後悔のうちのひとつなので、これから私が旅をする時は父と母も連れ立って2人が好きそうな場所を歩きたいと思いました。
