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【Keiゼミ】算数の考える力をもっと身近に ― 考える力を可視化する挑戦 ―

※初めて私のnoteを読んでくださった方へ

訪問していただき、ありがとうございます。
このアカウントでは
子どもの思考が動く算数授業をテーマに
授業実践や教材を発信しています。

ここは
算数授業を研究する小さなゼミ室「Keiゼミ」です。

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「考えてみよう」

そう声をかけた瞬間、手が止まる子どもたち。

考える力を育てたい。
でも、そもそも“考える力”とは何なのか。

私はずっと、その問いと向き合ってきました。

子どもたちが大人になったとき、自立して生きていけるように。
そのために、学校で育てるべき力の一つが「考える力」だと思っています。

けれど――
「では考えてみましょう!」
と言えば自然と育つほど、簡単なものではありません。

だからこそ私は、
算数という教科を通して“考える力とは何か”
を考え続けてきました。


算数の考える力とは?

少しだけ、みなさんにも考えてほしいです。

算数における「考える力」と聞いて、
どんな力を思い浮かべますか?

・既習を生かして新しい問題を解く力
・論理的に筋道を立てて考える力

多くの方が、こうした力を思い浮かべるのではないでしょうか。

もちろん、それらは間違いなく算数の考える力です。

しかし実は――
算数で育ちやすい「考える力」は、もっと多様です。


理論の世界へ

ここで少しだけ理論の話をさせてください。

元横浜国立大学教授の片桐重男先生は
『数学的な考え方の具体化』(1988)で、
数学的な考え方を体系的に整理しています。

帰納的な考え方
類推的な考え方
演繹的な考え方
統合的な考え方
発展的な考え方
……などなど。

数学を解く方法に関係した考え方だけでも10種類。
さらに、内容に関係した考え方もあります。

正直に言います。

初めて読んだとき、頭の整理が追いつきませんでした。

先生でさえ難しい。
それを、小学生に伝えるなんてどうすればいいのだろう。

そこで思いました。


考える力を“見える形”にできないだろうか

理論は素晴らしい。
でも、そのままでは現場で使いにくい。

だったら――
考える力を、誰にでも分かる形にできないだろうか。

大学院まで進学し、自分なりに積み重ねてきた学びを
私の記事を読んでくださる
現場の先生方や保護者のみなさまへ届けたい。

そしてその先で、
子どもたちにも自然に伝わっていく形をつくりたい。

「数学的な考え方って、結局どういうことなのか?」

その問いに、
曖昧なままでは終わらせない。

だから私は、
算数の考える力をキャラクター化するという挑戦を始めます。

そしてこれは、
読者のみなさんに届けるための挑戦であると同時に、

私自身が
「数学的な考え方とはどんな力なのか」
記事を書きながら、少しずつ具体にしていく挑戦でもあります。

わかったつもりで終わらせない。
言葉を、もっと磨いていく。

その過程も含めて、
このnoteで共有していきたいと思っています。


5人の仲間たち

今回は、授業の中で特に使われやすい考え方から
まずは5人の仲間を創りました!

🟢 きまりコレクター(帰納的な考え方)


いくつかの具体例を観察し、
「きまり」や「共通点」を見つけるのが得意。

・いくつか試してみる
・同じところを探す
・くり返しに気づく

「なんか毎回こうなってない?」
その一言は、立派な数学的思考です。


🔵 にてるね探偵(類推的な考え方)


「前にやったあれと似てない?」
既習と新しい問題をつなぐ名探偵。

・似ている部分を見つける
・やり方を応用する
・経験を武器にする

学びを点で終わらせず、線にしていきます。


🔴 りゆう弁護士(演繹的な考え方)


「なぜそう言えるの?」と問いかけ、
筋道立てて説明する専門家。

・前提から結論へ
・理由をはっきりさせる
・言葉で説明する

“なんとなく正しい”を
“説明できる正しさ”へ変えていきます。


🟠 レシピシェフ(一般化の考え方)


「つまり、こういうことだよね?」
考えをまとめ、誰でも使える形に整える料理人。

・具体例を整理する
・共通する構造をまとめる
・ルール化する

見つけたきまりを、
みんなのレシピにしてくれます。


🟣 ひろげる博士(発展的な考え方)


「もし◯◯だったら?」
考えを一歩先へ広げる研究者。

・条件を変えてみる
・もっと大きくしてみる
・別の場合を考える

学習を“終わり”ではなく
“次の問い”に変えてくれます。


この5人が目指していること

彼らは、単なるマスコットではありません。

読者のみなさんが、

「なるほど、こういう考え方のことか」
「今、自分の授業ではこの力を使っているな」
「子どもにもこういう思考法を身につければいいんだ」

と整理しやすくするための“思考の道具”です。

考える力は目に見えません。

だからこそ、まずは
大人が理解しやすい形にする。

それが、この挑戦の第一歩です。

そしていずれ、
授業の中でも自然に使える存在へと育っていけばと願っています。


今後の展開

今回紹介した5人は、スタートメンバーです。

数学的な考え方は、まだまだあります。

授業発信とともに、
新しい仲間も増えていく予定です。

どのキャラクターが活躍しているか。
そんな視点で読んでいただけたら嬉しいです。

※おねがい
これらのキャラクターは、
算数の「考える力」を可視化するために生まれました。

教育の現場で活用していただくことは、とても嬉しいです。

ただし、
イラストや名称の無断転載・商用利用はご遠慮ください。

ご使用を希望される場合は、ぜひ一度ご連絡ください。
一緒に広げていけたら、これ以上うれしいことはありません。


おわりに&次回予告

考える力は、
「頑張れ」では育ちません。

どんな力なのかを明確にし、
どんな場面で使うのかを共有し、
何度も使うことで育っていきます。

算数は、その絶好の舞台です。

考える力をもっと身近に
そして、もっと具体的に

この5人とともに、
算数の「考える力」を
あいまいな言葉で終わらせない挑戦を続けます。


そして、
明日、実際に授業の中で
この5人がどのように活躍するのか

みなさんにお示ししたいと思います。


これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

【追記】
Keiゼミ|思考を育てる算数授業

これまでに書いた
算数で考える力を育てる教材を
マガジンにまとめています。

ご興味のある方は、
ぜひこちらからご覧ください👇


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