長崎大学医学部はどう変わったのか?
まず、長崎大学医学部の特徴として、調査書の点数化があります。その点数は40点です。
ここで、多浪・再受験生でも知らない人が多いですが、調査書が発行できるのは一般的に卒業後5年までです。すなわち、6浪以上や24歳以上の再受験生は発行できないケースが多くなります。
単純に考えれば、調査書が発行できない場合、その点数は0点となります。すなわち、多浪・再受験生は出願前から-40点スタートです。
私はこれを教授会からのメッセージだと考えています。
「頼むから24歳以上はうちを受けないでくれよ」
少なくとも制度設計だけを見れば、そのような意思を読み取ることも可能です。
そして今年度から、面接点が
60点 → 150点
へ大幅に増加しました。
昨年度であれば、
【面接】
現役・1浪 → 54点平均
多浪・再受験 → 30点平均
【調査書】
現役・1浪 → 36点平均
多浪・再受験 → 0点
と仮定すると、その差は60点程度でした。長崎大学の受験者層を考えれば、多浪・再受験生でも十分に逆転可能な点数差だったと思います。
しかし、今回の変更で、
【面接】
現役・1浪 → 135点平均
多浪・再受験 → 75点平均
【調査書】
現役・1浪 → 36点平均
多浪・再受験 → 0点
と仮定すると、その差は100点程度になります。
合格最低点+100点は、相当な実力者でなければ取れません。つまり今回の制度変更によって、学力で逆転できる余地は以前より大幅に小さくなった可能性があります。
ですので、今後は長崎が地元であり、なおかつ自分の実力に相当な自信のある多浪・再受験生しか受けなくなるのではないでしょうか。
この変更は何を意味するのでしょうか。
真実は教授会にしか分かりません。ただ私は、教授会に「多浪・再受験生を入れ過ぎるのは良くない」と思わせる“何か”があったのではないかと考えています。
制度は理由なく変わりません。ましてや、
面接点 60点 → 150点
という大きな変更ならなおさらです。
最後に、私が多浪・再受験生を代表して言っておきます。
もし多浪・再受験で医学部に合格したら、次の3つを守ってください。
1.授業は無遅刻・無欠席で真面目に受ける
2.絶対に留年しない
3.教授の言うことは何でも聞く(少なくとも聞いたふりはする)
そうしないと、今後多浪・再受験寛容度が
大仏 → 仏
仏 → 鬼
鬼 → 大鬼
へ変わっていくかもしれません。
あなたの行動は、あなただけの問題ではありません。一人の行動が教授会の印象を変え、将来の制度変更につながることがあります。
自分のことだけではなく、後輩の利益につながるよう行動してください。
