お金が貯まらないのは「意志」のせいじゃない。ADHDや躁うつ病の衝動買いと金銭管理に「戦わない」守り方
はじめに:空っぽのお財布と、パンパンの罪悪感
「またやっちゃった……」
夜中、ふと我に返って届いたクレジットカードの利用明細や、Amazonの注文履歴を見たとき、血の気が引くような感覚になったことはないかな?
心臓がバクバクして、指先が冷たくなって、
「私、何してるんだろう」
って自分を殴りたくなるような、あの感覚。
こんにちは、けいだよ。
私はこれまで、15年以上のひきこもり生活、そして双極性障害(躁うつ病)という荒波の中で、数えきれないほどの「お金の失敗」を繰り返してきたんだ。
特にADHDの特性が重なると、脳内のブレーキが完全に故障したスポーツカーみたいになっちゃうんだよね。
アクセル全開で「今この瞬間」のときめきに飛びついて、気づいた時には生活費が底をついている。
「どうして普通の人みたいに、当たり前の管理ができないんだろう」
「私は、自分をコントロールできない欠陥品なのかな」
減っていく通帳の残高を見るたびに、自分の価値まで削り取られていくような気がして、暗い部屋で一人、希死念慮に飲み込まれそうになった夜も一度や二度じゃないんだよ。
でもね、今ならわかる。
それはあなたの「意志」が弱いせいじゃないんだ。
脳の仕組みや、心の波が、ちょっとだけ「お金」という概念と相性が悪いだけ。
今日は、お金のことで自分を責め続けて、心がボロボロになっているあなたへ。
無理に「頑張る」のをやめて、脳の特性に合わせた「仕組み」という名の魔法で自分を守る方法を、私の等身大の言葉で伝えていくね。
これは、どん底の時に思い出してほしい「心のお守り」だよ。
なぜADHDは「お金」でつまずくのか?(脳の言い分)
まず、大前提として知っておいてほしいことがあるんだ。
あなたが衝動買いをしてしまうのは、だらしないからでも、わがままだからでもないんだよ。
ただ、君の脳内の「報酬系」という回路が、人より少しだけ感度が良すぎて、キラキラしたものに反応しやすいだけなんだ。
私は今、登録販売者の勉強をしているんだけど、薬が体にどう作用するかを学ぶたびに、「脳の仕組みもそれと同じだな」って痛感するよ。
特定の物質や刺激に対して、どう反応するかは個体差。
アレルギーがある人がそばを食べられないのと同じように、私たちには「特定の刺激に対してブレーキが効きにくい」という特性があるんだ。
「今すぐ」という強力な魔法
ADHDの脳にとって、1ヶ月後の安心感は「霧の中の景色」みたいにぼんやりしている。
ドラクエで例えるなら、はるか遠くにある「伝説の武器」よりも、目の前の宝箱に入っている「ちょっと珍しい薬草」の方が魅力的に見えちゃうんだよね。
「今これを手に入れたら、この苦しさから救われるかも」
「このピザを頼んだら、今のドロドロした気分が晴れるかも」
という強烈な誘惑に、のんびり屋さんの前頭葉(理性のブレーキ)が追いつけないんだ。よね。
「見えない数字」はファンタジー
銀行の残高や来月の支払い。
これって、目に見えない「概念」だよね。
私たちにとって、目に見えない数字をリアルに想像するのは、地図なしで知らない森を歩くくらい難しいことなんだ。
実家のいちご農家を手伝っていても思うんだけど、まだ芽も出ていない苗を見て、数ヶ月後の収穫期のパック数を正確に当てるのは至難の業だよね。
それと同じで、今使っているお金が未来の自分をどう苦しめるかを想像するのは、高度な魔法を要求されているようなものなんだ。
「ついで買い」のダンジョン
一つの目的を持ってお店に入ったはずなのに、気づけば横道に逸れて、カゴの中がいっぱい。
これは、好奇心が旺盛すぎるがゆえの「探索者体質」なんだよ。
ポケモンで言えば、図鑑を埋めたくて、草むらに入るたびに新しい子を探しに行っちゃう感じ。
視力が悪い人が眼鏡をかけるように、足が不自由な人が杖をつくように、私たちには「仕組み」という補助具が必要なだけ。
だから、まずは自分を責めるのを一回お休みしよう。
自分を叩いても、お金は増えない。
むしろストレスで、また「お買い物という名の鎮痛剤」を求めてしまうだけだからね。
ここから先は、君を守る「最強の装備」の話だよ
ここまでは、どうして私たちの脳が「お金」でつまずいちゃうのか、その正体についてお話ししてきたね。
でも、理由がわかるだけじゃ、まだちょっと不安だよね。
「じゃあ、具体的にどうすればいいの?」
「また明日、ポチっちゃったらどうしよう……」
そんな君のために、ここから先は私が15年の試行錯誤で見つけた「物理的な防衛策」を全部公開するよ。
それは、根性で我慢する方法じゃないんだ。
RPGで守備力の低い魔導士が、裸で戦場に行かずに「最強の鎧」を装備するような、そんなワクワクする仕組みの話。
クレジットカードという「禁呪」を封印する具体的な呪文
脳がバグる「躁と鬱」の波から、お財布を守り抜く契約の結び方
どん底で自分を責めそうになった時、心を救う「処方箋」
お金の管理ができないのは、君がダメだからじゃない。
ただ、自分に合う「眼鏡」や「鎧」をまだ持っていないだけ。
この記事が、君のこれからの毎日を穏やかに変える、一冊の「攻略本」になれたら嬉しいな。
小さな苗が春の光を待つように、君の心とお財布にも、少しずつ安心が溜まっていきますように。
準備ができたら、続きの扉をそっと開けてみてね。
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