見出し画像

AIを使える人か否かを分ける、決定的な「3つの差」。

おはようございます!
中卒40代・プロ会社員|マルチクリエイターのケイです。

最近、仕事で「AIのプロンプト教えてください」と言われることが増えてきました。

話を聞いていると、プロンプトの“文言”より、その手前にある「問いの骨組み」の方が抜けているケースが多い。

AIとはいえただの道具ですから、

「いかにして結果に繋げるか」

これが重要になります。

故にこの記事でいう「AIを上手く使える」とは、

「目的を達成するためのアクションや示唆に辿り着くのが早い」

という意味になります。


🔹AIをうまく使えている人と、使えてない人の差

みんな同じように、

「プロンプトを入力」し、「出力結果を得る」

この作業をしているだけなのに、得られる結果が、まるで異なる。

この差を観察してわかったのは、

「問い」の設計力。

これが、そのまま成果に直結していることがわかりました。

一つ例を出すので、実際にどういうことなのか、見てみましょう。



☝️ケース:スーパーのオーナー

例えば、スーパーでの商品販売数を増やしたいオーナーが、対策をAIに相談したとします。

一番曖昧な問い方。

うちのスーパーで販売数を増やしたいけど、どうすればいい?

慣れてなければ、やってしまいそうですよね。
ラフに聞けるのもAIの良い所ではありますが。


やることを具体的にした問い方。

うちのスーパーで、食品コーナーの販売数を増やしたい。
できそうなことは商品陳列の変更、のぼりの設置、呼び込みスタッフを立たせる、特売日のチラシ。
他に何がありそうか、アイデアを下さい。

これで十分そうに見えますか?

AIによっては回答してきますね。

ただ、これではまだ不足しています。
AIやバージョンによっては、「これでは足りないから追加情報をくれ」って聞いてくると思います。

でも、効率を重視すると、問いは以下のように変わります。


AIを思考パートナーにする問い方

お願いしたいこと:
 私が経営するスーパーの売上向上施策を考えて下さい。
 どのように考えれば良いのか、具体的なアイデアが欲しい。
 以下に目的・目標・背景を入力するので、
 それを勘案した上で、5案方向性の異なるアイデアを出して下さい。

 もし具体的なアイデアを出すにあたって情報が不足していたら、
 追加入力するので、その際には私に質問して下さい

目的:うちのスーパーで、今月の売り上げ目標達成する。
・具体的な目標は以下の通り。

達成目標:売り上げ「XXXXXXXX 円」
・毎日の平均売り上げは「XXX 円」で、残日数「N日」を考えると、少し不足している。

考慮したい背景と事情
・近所にできた新しいスーパーに客足を取られているのが原因と思われるので、
 呼び戻しも行いつつ、仮に帰ってこなかったとしても達成できる手を打っておきたい。
 商品単価は上げられない。来客数も変えられない。そうなると考えられるのは、一人当たりの購入額を上げること。
 具体的には一人当たり1000円上がればいいとわかっている。

できそうなこと
・商品陳列の変更
・のぼりの設置
・店内・店外の呼び込みスタッフ
・特売日のチラシに乗せてもらう
・キャンペーンを作ってチラシ配布

どうでしょうか。

ここまで読むと、単に情報量が増えただけに見えるかもしれません。
でも実際には、このプロンプトの中に、以下の3つの構造が仕込まれています。

それが今回伝える「決定的な3つの差」そのもの。

  1. 「ゴールイメージ」の有無

  2. 「仮説」の有無

  3. “問い”の「具体度のコントロール」

です。

以下で、一つづつ説明していきます。



✅① 「ゴールイメージ」の有無

ゴールや目的の言語化が曖昧なままAIに投げると、AIを使っても自分のアクションが結果に直結する形はなりません。

こういう時は5W2Hですね。

目的:うちのスーパーで、今月の売り上げ目標達成する。
・具体的な目標は以下の通り。

達成目標:売り上げ「XXXXXXXX 円」
・毎日の平均売り上げは「XXX 円」で、残日数「N日」を考えると、少し不足している。

これをAIに入れておくことで、AIは「いつまでに、何を、どれくらい」を思考できるようになる。

リアルにやるなら立地条件やターゲットユーザー層もあった方が良いのでしょうが、まずはこれがあるだけでも、得られるアウトプットは変わってきます。



✅② 「仮説」の有無

先ほどのプロンプトから、関係しそうな場所を抜粋してみましょう。

考慮したい背景と事情
・近所にできた新しいスーパーに客足を取られているのが原因と思われるので、呼び戻しも行いつつ、仮に帰ってこなかったとしても達成できる手を打っておきたい。
商品単価は上げられない来客数も変えられないそうなると考えられるのは、一人当たりの購入額を上げること
・具体的には一人当たり1000円上がればいいとわかっている。

ここでのポイントは、ざっくりとでも「ゴールに辿り着く道筋」を思い描きながらAIにインプットしていることです。

特に重要なのは

「仮に(客が)帰ってこなかったとしても達成できる手を打っておきたい」
「考えられるのは、一人当たりの購入額を上げること。」

という部分です。

これで人間側が「そのような仮説を持っていること」をAI側に示せるので、AI側の思考を自分が考えて欲しい方向に誘導することができます

これは、次の「具体度のコントロール」にもつながってきます。



✅③ “問い”の「具体度のコントロール」

問いが抽象的すぎると、AIは広い領域をさまよいます。

逆に具体を厳密に求めすぎると、こちらからのインプット量も膨大になる。

しかし、私たちの要求は、「AIに着地までやらせること」ではなく「人間の動きを加速させ、結果到達を早めること」です。

だから、問いを広げたり狭めたりして、AIに思考させる内容や、求める答えの具体度(抽象度)をコントロールする必要がある。

そして、この“具体度の調整”ができる人は、AIとの対話に無駄がありません。

広く聞く時と、狭く聞く時のポイントを抑えているからです。

先ほどのプロンプトで、どこがそのコントロールにあたるのか、みてみましょう。


📝抽象化するパターン

 以下に目的・目標・背景を入力するので、
 それを勘案した上で、5案方向性の異なるアイデアを出して下さい。

「5案方向性の異なるアイデアを出して」

ここがまさに、広げる為の抽象オーダーですね。

5案も出させると、AIからの結果を受け取ったこちら側が、「なるほどそんな手が」というのが出てくるもの。

仮にAIのプランをそのまま採用しなかったとしても、
それを見た人間側が妙案を思いついたら、しめたものです。

そこでAIの役割は終わり。
人間による店舗売上改革施策をスタートできます。


📝具体化するパターン

できそうなこと
・商品陳列の変更
・のぼりの設置
・店内・店外の呼び込みスタッフ
・特売日のチラシに乗せてもらう
・キャンペーンを作ってチラシ配布

事例で書いたこれらの手段も、きっと全てではありません。


網羅的に列挙なんてしてたら、それこそ日が暮れてしまいます。

せっかくAIを使ってるなら効率化しなければ意味がありません。

一旦「1分で書ける範囲」で具体的なインプットを行い、AIの思考に制約を与える。

あとは結果を見ながら、「追加でこれも入れておこう」と思ったものを追加していくのが最適解です。

AIの反応を見ながら、少しずつ問いを絞っていく。

この調整の流れがあるだけで、精度の高いアウトプットに近づけます。



✅ まとめ

AIを使いこなすなら、

  1. 「ゴールイメージ」

  2. 「仮説」

  3. “問い”の「具体度のコントロール」

これが重要です。

その三つがそろった時、

AIはあなたのよきパートナーとしての力を解放し始めるでしょう。

AIの有無で変わるのは、「アウトプットの速さ」だけです。

前提・仮説・具体度のコントロールが弱いままだと、AIは“ミスを高速化する装置”にもなり得ます。

逆にこの3つを押さえることができれば、AIはあなたの思考を外側で増幅し、加速させてくれる存在になるのです。



✅ おわりに

これはAIに限らずの話ですが、仕事を進めるのが上手な人は、すべからく

「何を達成すべきなのか」
「どうすれば達成できるのか」

というイメージを持っています。

AIが行うのも「思考」である以上、「思考材料」たる情報が不可欠
そして、それらの情報を効率的に入力するのが重要だからこそ、
使う側にもこうした部分を考える力が求められるのです。

これらの情報が揃うと、ツールとしてのAIがもたらしてくれる結果は、
結果に直接的なインパクトを与えるものになっていくのです。



今回は以上です!
読んでいただき、ありがとうございました。
気に入っていただけたら、スキ・コメント・フォロー、お待ちしています!
またね。

ASANOTE|ケイ


🔗オススメマガジン

👉 ASARECO!『ケイのオススメnote』|気づきをシェアする無料マガジン

いいなと思ったら応援しよう!

KEI|GDM設計者|構造と思考のデザイナー チップ、とても励みになります。 気に入ってもらえらたら、是非応援お願いします!