見出し画像

水とコーヒー

水とコーヒー

水とコーヒーを専用ボトルで持ち歩く

夜、専用ボトルを洗う
水を捨てる
半分位残っていたかも

コーヒーを捨てる
ほんの少しだけ、服についたシミくらい

よく聞く話に
まだあると思う気持ち
もうこれだけしかないと思う気持ち

水があることが心のゆとりなのか?
コーヒーがほとんどないのが満たされない欲求なのか?

身体は乾き
水を求めるけど

コーヒーは何故?
飲み尽くしてしまうのだろう

わたしは、新しい水を汲んで飲む
どのくらいかなんて、いちいち量りはしない
口と身体が満足するだろう量をまあまあ飲んだ
今、コーヒーは飲まない

ほっと息を吐く
ああ、一日が終わった
ただそれだけだ

そして
空の専用ボトルの水も飲み残さないコーヒーも、明日には元通り
同じように水を半分位残すかもしれない
コーヒーはほとんど残さないかもしれない

今日のことは今日かぎりに
明日のことはなにもわからない

わかっていることは
水とコーヒーを毎朝準備する

それ以外のことはなにもわからない

飲み残しに意味はないはず
でも、わたしは何故か意味を持たせたいらしい

ほんの少しのシミ
傷ついたこころを隠す方便
わたしが悪い訳ではないし
他の誰かが悪い訳でもない

ただ、こころが逃避行して、水とコーヒーに意味を持たせようとした
目に見える事実だけ



声と香りのあいだで、
静かな朝を綴っています。

啓恵







声と香りのあいだで、
静かな朝を綴っています。

啓恵







いいなと思ったら応援しよう!