こころの天体観測──静けさの中で軌道を見つめる
私たちのこころは、ひとつの宇宙のように広がっています。
中心には静かな「こころ」があり、 そのまわりを仕事、家族、過去、期待、役割── さまざまな惑星が軌道を描きながら巡っています。
忙しさの惑星は速度を上げ、 不安の惑星は重力を強め、 過去の惑星はときに軌道を外れてこちらへ近づいてくる。
そんなふうに、こころの宇宙はいつも静かに動いています。
けれど私たちは、その動きを見失うことがあります。
惑星の引力に巻き込まれ、 自分の中心から遠ざかってしまうことがあるのです。
恵風のカウンセリングは、 その宇宙を一緒に観測する時間です。
望遠鏡を覗くように、 自分のこころの軌道を静かに見つめる。
どの惑星が近づきすぎているのか、 どの惑星が遠ざかっているのか、 どの惑星が本来の軌道を外れているのか。
観測するだけで、こころは少しずつ整っていきます。
変えようとしなくても、 ただ見つめることで、軌道は自然に戻ろうとする力を持っています。
誰かの心に触れるときも同じです。 空気を乱さず、呼吸に寄り添い、 その人の宇宙を壊さないように、 そっと近づき、静かに観測する。
「こころの天体観測」は、 恵風のカウンセリングのかかわり方の根幹です。
中心のこころを見失わず、 惑星の動きを丁寧に観測し、 静けさの中で軌道を整えていく。
それが、恵風の歩みかたです。
そしてそれは、誰もが自分自身の宇宙でできる、 とてもやさしいこころの習慣でもあります。
