火山の噴火と地震の原因とされる新たな見解
地球内部の熱エネルギーの三大熱流路と、異常高温部分、MT(Magnetotellurics:地磁気地電流法)について解説します。
地球内部の熱エネルギー三大熱流路
地球内部の熱は、主に以下の3つの経路で地表へ放出されます。
熱伝導 (Conduction):
原子や分子の振動によって熱が伝わる現象です。
地球内部では、マントルや地殻などの固体部分で主に熱伝導によって熱が伝わります。
熱伝導率は物質の種類によって異なり、岩石の種類や温度、圧力によって変化します。
熱対流 (Convection):
温度差によって生じる密度の違いによって、流体が循環する現象です。
地球内部では、マントルが非常に長い時間をかけて対流しており、熱を効率的に輸送しています。
マントル対流は、プレートテクトニクスの原動力であり、地震や火山活動など、地球の様々な活動に影響を与えています。
熱水輸送 (Hydrothermal Transport):
熱水が地殻内の割れ目や多孔質媒体を通って移動し、熱を輸送する現象です。
主に火山地域や地熱地帯で見られ、温泉や熱水噴出孔などの形で地表に熱を放出します。
熱水は、地殻内の物質を溶解・沈殿させ、鉱床の形成にも関与します。
地球内部の異常高温部分
地球内部には、周囲よりも特に温度が高い領域が存在します。代表的なものとして、以下の2つが挙げられます。
マントルプルーム (Mantle Plume):
マントル深部(マントル-核境界付近)から上昇してくる、高温の岩石の塊です。
マントルプルームは、ハワイやアイスランドなどのホットスポットを形成する原因と考えられています。
プルームの上昇に伴って、マントル物質が部分的に融解し、マグマを生成します。
中央海嶺 (Mid-Ocean Ridge):
プレートが発散する境界に位置し、マントル物質が上昇してくる場所です。
上昇してきたマントル物質は減圧融解し、玄武岩質のマグマを生成します。
中央海嶺では、活発な火山活動が起こり、新しい海洋地殻が形成されます。
MT(地磁気地電流法)
MT法は、自然に発生する地磁気と地電流を測定し、地下の電気伝導度構造を推定する地球物理探査法です。
原理:地下の電気伝導度が高い場所では、地電流が流れやすく、地磁気の変動が小さくなります。逆に、電気伝導度が低い場所では、地電流が流れにくく、地磁気の変動が大きくなります。MT法では、地磁気と地電流の比(インピーダンス)を測定し、その周波数特性から地下の電気伝導度構造を推定します。
応用:
地熱探査:熱水変質帯は電気伝導度が高いため、地熱資源の探査に利用されます。
火山構造調査:マグマ溜まりや熱水系の分布を推定するために利用されます。
地震発生機構の研究:断層帯の電気伝導度構造を調べることで、地震発生のメカニズム解明に役立てられます。
資源探査:金属鉱床や石油・天然ガスなどの資源探査に利用されます。
地球内部の異常高温部分との関連:MT法は、マントルプルームや中央海嶺などの異常高温部分の電気伝導度構造を調べるのに有効です。高温の岩石や、岩石中に含まれる融解物質(マグマ)は電気伝導度が高いため、MT法によってこれらの領域を特定することができます。by AI
cf:三大熱流路はこうも言われています。
1,SCルート インドー中国
2,PJルート インドネシアー日本
3,MJルート マリアナー日本
