見出し画像

ビルダーバーグ・グループ

odysee Kla.TV - English 2023年06月17日より。

ハイライト:

  • ビルダーバーグ・クラブはどのようにして生まれ、どのような構造で、どのように機能し、何を目指しているのか?

  • デビッド・ロックフェラーの主導で設立された。

  • ヘンリー・キッシンジャーはビルダーバーグ・クラブの誕生に立ち会った

  • 「一つの世界政府」を作ることを目的としている

  • 彼らの計画を阻止するには、計画の存在、糸を引く者たち、参加者たちがスポットライトに照らされ、人々の知るところとなることが重要である

字幕起し翻訳

《解説》このドキュメンタリーはビルダーバーグ・グループの首謀者とその計画に光を当てる。密室で会合する各国の支配者や参加者とは誰か?

《アナウンサー》5月18日から21日まで、今年もこの時期がやってきました。毎年恒例のビルダーバーグ会議です。

大財閥、貴族、シークレット・サービス、政治、軍事、ビジネス、行政、メディアの代表者が密室で会議を開きました。

会議の開始とともに、今年の会議参加者のリストが発表されました。注目すべきはEUの高官たちの参加です。欧州委員会のジョゼップ・ボレル副委員長とロベルタ・メッツォーラEU議会議長。また、今年は新たにパオロ・ジェンティローニEU経済担当委員が参加しました。また、製薬会社ファイザーのアルバート・ブーラ会長が新たに参加したことも興味深い。

ドイツ側からは、アントン・ホフライター連邦議会議員とノルベルト・レトゲン連邦議会議員、そしてヴォルフガング・シュミット連邦首相が出席しました。

スイスからは、かつて2022年スイス大統領を務め、現在は連邦外務省のトップを務めるイグナツィオ・カシス連邦参事官が新たに参加。

オーストリアからはアレクサンダー・シャレンベルク現外相。シャレンベルクはユニオンバンク・オブ・スイス(現UBS)の取締役会長を長年務めた人物です。

また、フランスの港湾都市ル・アーヴルのエドゥアール・フィリップ市長も会議に出席しました。『ハンデルスブラット』誌が2022年に彼について書いた記事は興味を引きます。「彼は"マクロンの後継者の可能性がある"と考えられている」

このような指摘を踏まえると、ビルダーバーグ会議出席後の参加者の突然のキャリア飛躍は非常に印象的です。

《解説》アンゲラ・メルケルは2005年5月にビルダーバーグ会議に出席し、2005年11月にドイツ首相に就任。

2017年にビルダーバーグ会議に出席し、2018年には意外にもドイツ保健大臣に就任した、どちらかといえば無名の財務省事務次官イェンス・シュパーン。

エマニュエル・マクロン現フランス大統領は2014年にビルダーバーグ会議に参加し、2017年現在現職。

ウルスラ・フォン・デア・ライエン元ドイツ国防相は、2015年、2016年、2018年、2019年にビルダーバーグ会議に参加し、2019年に欧州委員会委員長に就任。

《アナウンサー》キャリアの踏み台としてのビルダーバーグ会議でしょうか?

ドイツの社会学者で政治学者のクラウディア・フォン・ヴェルホフは、ビルダーバーグ会議について次のように書いています。

「あなたは権力の、真の権力の前庭にいる。この権力の中枢に入ってきた者たちは皆、招かれている。何のために? この権力の来たるべき代表としてである。明らかに、このような「決定階級」がなければ、権力者は権力を持ち得ない。この階級は上から命令を受けて、何が重要か、どのような方向に物事を進めなければならないか、その方向性を決めるのである」

彼女が言う「決定階級」とは、権力者と民衆の間を取り持つ人々のことです。招かれるのは、ビルダーバーグ・クラブの決定をその立場から実行に移したり、決定に従って行動する立場に昇格した人々です。

ビルダーバーグ・クラブはどのようにして生まれ、どのような構造で、どのように機能し、何を目指しているのでしょうか? Kla.TVはこのドキュメンタリーの中で、これらの疑問について追跡調査を行いました。

《解説》1. 設立

ビルダーバーグ・グループは、デビッド・ロックフェラーの主導で設立された。

ロックフェラーは、かつてアメリカ最大の銀行であったチェース・マンハッタンの社長であり、大株主だった。現在のJ・P・モルガン・チェースである。彼のリーダーシップの下、チェース・マンハッタン銀行は国際金融システムの中心的な柱となった。

ロックフェラーは生涯を通じて、大金融主導の世界政府構想を追求した。彼は回顧録にこう書いている。

「私たちが、アメリカの国益に反する秘密の陰謀団の一員だと考える者さえいる。彼らは私と私の家族を『国際主義者』と決めつけ、より統合された世界的な政治・経済構造を構築するために世界中の人々と協力する陰謀家だと言う。一つの世界とでも言おうか。もしこれが告発なら、私は有罪を認めるし、それを誇りに思う」

デビッド・ロックフェラーは、この目標を達成するために、様々な組織、いわゆるシンクタンクを設立した。その「先見性」は国際政治に影響を与える。

ビルダーバーグ・グループに加え、彼はヘンリー・キッシンジャー、世界的戦略家ズビグニュー・ブレジンスキーと共に三極委員会を設立した。三極委員会の歴史は1972年のビルダーバーグ会議に遡り、デビッド・ロックフェラーが創設を提案。ビルダーバーグのメンバーの多くもこの委員会に参加した。

ビルダーバーグ・クラブ創設の戦略的計画は、外交問題評議会、略してCFRに端を発する。CFRは1921年に設立された米国の民間シンクタンクで、米国の影の政府のような存在である。

ヘンリー・キッシンジャーは、ビルダーバーグ・クラブの起源をこう語っている。

「私たちは60年前、外交問題評議会の研究グループの一員として出会った。その後まもなく、彼(デビッド・ロックフェラー)はディスカッション・グループを奨励し、それが後に現在のビルダーバーグ・グループとして知られるものに発展したのである」

《アナウンサー》デビッド・ロックフェラーは1985年まで外交問題評議会の理事を務め、その後、亡くなるまで名誉会長を務めました。

ヘンリー・キッシンジャーはビルダーバーグ・クラブの誕生に立ち会った人物です。ビルダーバーグの会議では常に強い地位を占めています。長年にわたり、政治顧問として米国の外交政策を形成しました。

1969年から1975年までリチャード・ニクソン政権下で国家安全保障顧問、1973年から1977年まで、ニクソンとジェラルド・フォードの下で国務長官。

ロックフェラーが亡くなるまで、キッシンジャーはデビッド・ロックフェラーの最も親密な盟友の一人でした。CFRの長年のメンバーであり、1977年から1981年まで理事を務めました。

彼の生誕100周年に際し、Kla.TVはドキュメンタリー「100年目のヘンリー・キッシンジャー - 世界戦略家そして戦争犯罪人?」を放映しました。

ビルダーバーグ・グループの創設に関わった人物は他にもいます。

ポーランドのイエズス会士で33階級のフリーメーソンであるヨゼフ・ヒエロニム・レッティンガーは、エリート・サークルとのコネクションを数多く持っていたがゆえに、デービッド・ロックフェラーからビルダーバーグ会議の運営を任された人物です。レティンガーはビルダーバーグ・クラブのオリジナル・グループを結成しました。1960年に亡くなるまで、ビルダーバーグ・クラブの幹事を歴任しています。

ジョセフ・エスレイ・ジョンソン、1950年から1971年まで、アンドリュー・カーネギーが設立したアメリカのシンクタンク、カーネギー国際平和財団の会長です。1950年から1974年までCFR理事、1954年、ビルダーバーグ会議でアメリカ人初の幹事を務めました。

デビッド・ディーン・ラスクは、ジョン・F・ケネディ、リンドン・B・ジョンソン両大統領の下で1961年から1969年まで国務長官を務めた人物です。1940年代から1950年代初頭にかけては政府高官でした。ディーン・ラスクは1950年から1961年までロックフェラー財団の理事を務め、1952年、同財団の会長に就任しています。

チャールズ・ダグラス・ジャクソンは、1953年からドワイト・アイゼンハワーの下で大統領特別補佐官を歴任しました。新設されたCIAと国防総省との連絡役でした。1953年と1954年、ジャクソンはビルダーバーグ・グループの結成に関与し、アメリカの参加を確実にしました。ジャクソンはCFRのメンバーです。

オランダのリッペ=ビースターフェルト公ベルンハルトは上級貴族の末裔で、オランダ王位継承者ユリアナ王女と結婚しました。プリンス・ベルンハルトは、ヨーロッパの王侯貴族や実業家たちと活発な関係を保っていました。そのため、ビルダーバーグ・グループの組織にも関与。プリンス・ベルンハルトは、ビルダーバーグ・クラブの「王室の顔」を外部に示す運命にあったのです。彼は1976年までビルダーバーグ・グループの運営委員会の委員長を務めました。

運営委員会とは、諮問委員会に次ぐビルダーバーグ・クラブの意思決定機関です。

ビルダーバーグ・グループの第1回会合が開かれたのは1954年5月29日。プリンス・ベルンハルトの招きを受けた欧米の有力者たちによって、オランダのアーネム近郊にある「ビルダーバーグ・ホテル」で秘密裏に会合が行われました。

第1回ビルダーバーグ会議で、創設メンバーはとりわけ次のような目標を掲げたのです。

《解説》「共通の目的によって結ばれたヨーロッパとアメリカの「貴族政治」をどのように実現し、結びつけるか。そして、政治、経済、戦略に関する彼らの合意をどのように実現し、共に世界を支配できるようにするか」

  1. 構造

《アナウンサー》長い間、ビルダーバーグ・グループの頂点に君臨していたのは、終身会員として任命された諮問委員会であるアドバイザリー・グループでした。この組織は年次会議の合間にも会合を開き、誰をゲスト・リストに加えるかを決定していました。2017年に亡くなるまで、このメンバーにはデビッド・ロックフェラー、ジョヴァンニ・アグネッリ、エリック・ロール・フォン・イプスデン、オットー・ヴォルフ・フォン・アメロンゲンなどが含まれていました。

今日、ビルダーバーグ・グループは約35人のいわゆる運営委員会によって率いられています。この委員会の代表者が、毎年開催されるビルダーバーグ会議に自国から誰を招待するかを決定します。運営委員会は、世界各国で一種の影の政府として機能しています。

現在の運営委員長はビクター・ハルバースタットとマリー=ジョゼ・クラヴィス。

ビクター・ハルバースタットはオランダの経済学者で、世界経済フォーラムの教授会員であり、米金融サービス会社ゴールドマン・サックス・グループの国際諮問委員会のメンバーでもあります。

マリー=ジョゼ・クラヴィスがもう一人の運営委員長を担当。彼女はカナダの実業家で、ニューヨーク連邦準備銀行および外交問題評議会の国際諮問委員会のメンバーであり、ロックフェラー大学から名誉博士号を授与されています。

例えば、運営委員会には次のような人々がいます。

ドイツからは、元ドイツ銀行CEOのポール・M・アクライトナー。

マティアス・デプフナー、出版社アクセル・シュプリンガーSE会長。

オーストリアからは、メディア企業ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー・インターナショナルのゲルハルト・ザイラー社長。

イギリスからは、コンサルティング会社ニューブリッジ・アドバイザリーのジョン・ソワーズ会長。

フランスからは、シンクタンク「モンテーニュ研究所」のアンリ・ド・カストリー会長。

イタリアからは、zhero.net共同設立者、「ツリー・エネルギー・ソリューション」社社長のマルコ・アルヴェラ。

スペインからは、サンタンデール銀行グループ会長、アナ・P・ボティン。

ポルトガルからは、ジョゼ・マヌエル・バローゾ、ゴールドマン・サックス・インターナショナルLLC会長、前欧州委員会委員長。

トルコからは、産業コングロマリットのコチ・ホールディングA.S.会長、エメル・M・コチ。

ポーランドからは、ラドスワフ・シコルスキ(欧州議会議員、ハーバード大学シニアフェロー、元ポーランド外相)

ノルウェーからは、世界経済フォーラム会長のボルゲ・ブレンデ。

スウェーデンからは、スカンジナビア・エンスキルダ・バンケン会長のマーカス・ヴァレンベリ。

米国からは、シンクタンク、ハドソン研究所のシニアフェロー、ナディア・シャドロー。エリック・E・シュミット、テクノロジー企業グーグル社の元最高経営責任者兼会長。

カナダからは、資産運用会社ブルックフィールド・アセット・マネジメントのマーク・J・カーニー会長。

次のレベルは、年次会議の参加者によって形成されます。

ビルダーバーグ会議は通常3日間開催され、約130人が参加。会議の前にディスカッション・ペーパーが配布され、参加者はそれを使って会議の準備をします。

参加者の顔ぶれを見ると、特に目立つのが2つのグループ、つまり大金持ちとヨーロッパの貴族です。貴族は世界政治ではあまり表に出てきません。オランダのプリンス・ベルンハルトの娘ベアトリクス女王、スペインのソフィア王妃は、プリンス・ベルンハルトような正式な役職には就いていないものの、ビルダーバーグ会議に出席しています。

ビルダーバーグ会議に出席した人物は、その後もビルダーバーグ・グループと関わりを持ち続けます。会議終了後、参加者全員と過去の参加者全員に議事録が配布されます。

さらに、1963年以降は、ビルダーバーグ・クラブのアジェンダである説明文書も受け取っています。以下は、1954年から2023年までのビルダーバーグ会議の参加者が全て記載された文書で、誰がビルダーバーグ・グループの一員であり、誰があなたの国でそのアジェンダを実行しているかを示しています。

《解説》3. ビルダーバーグ・グループを取り巻く事実。

《アナウンサー》ビルダーバーグ・グループは、毎年開催される会議のための莫大なセキュリティ対策を、開催国の納税者に負担させています。2015年にオーストリアで開催されたビルダーバーグ会議では、2,100人の警察官が出動しました。一方、参加者と開催国の運営委員会のメンバーが支払うのは、旅費と会議費のみなのです。

《解説》ビルダーバーグ会議では、参加者に常に「チャタムハウス・ルール」が適用される。「一般論として報道されることはあっても、決して名前を出して紹介されてはならない」というものである。

ビルダーバーグ会議の公式ウェブサイトでは、「会議のプライベートな性質のおかげで、参加者は公式の立場ではなく個人として出席しています。そのため、役職上の慣例や事前に合意した役職に縛られることはありません」と宣言されている。

月刊誌『COMPACT』はこのように書いている。「ビルダーバーグ・システムの真のスキャンダルとは、選挙で選ばれた国会議員や、閣僚、時には政府首脳や国際機関のトップまでもが、各分野の代表と結託している事実にある。つまり、金融寡頭体制や業界トップとの結託であり、それは一般大衆を排除し、民主的な正当性がなく、私的なものであると宣言することによって、説明責任を果たすことなく重大な決定を成し得るということである」

「政治的な決断に関わることは全て、決してプライベートであってはならない」とドイツの社会学者ハンス=ユルゲン・クリスマンスキーは述べている。

《アナウンサー》しかし、ビルダーバーグ・グループでの「命令の発出」はどのように行われているのでしょうか? 会議の結果をそれぞれの組織、企業、国で、どのように確実に実行に移すのでしょう?

オランダのプリンス・ベルンハルトは次のように説明しています。

《解説》「西側指導者の代表がビルダーバーグ会議を去るとき、彼らはグループのコンセンサスを持ち帰る」

ヘンリー・キッシンジャーもこのように認めている。「しかし、そこで生まれたコンセンサスは、世界中で政策が決定される際の基礎となる」

「ビルダーバーグ会議が終わった瞬間から、“ほとんど偶然に"合意形成されたコンセンサスは、立派な報道機関によって心から称賛されるようであり、同時に、このコンセンサスは、一見バラバラに見える各陣営の利害関係を国際的に支配する、一般的な政策となる」とジャーナリストのダニエル・エストゥリンは記している。

《アナウンサー》ビルダーバーグ・クラブの取材は厳しく制限されています。会議の会場と時間は、公式ホームページbilderbergmeetings.orgを通じて、会議の直前か会議中にのみ発表されます。

議題や参加者のリストは、会議の最中や終了後も閲覧できます。ビルダーバーグ・グループの存在を暴いた調査報道ジャーナリストのおかげで、ビルダーバーグ・クラブはこれらの譲歩を認めざるを得なくなったのです。

何十年もの間、ビルダーバーグ・クラブの存在や会合は、特に主要メディアによって秘密にされてきました。デビッド・ロックフェラーは、1991年のビルダーバーグ会議で、この秘密主義に感謝し次のように述べています。

《解説》「ワシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズ、タイム、その他の主要出版社に感謝する。各社の編集長が我々の会合に出席し、40年近くに渡って節度を守ってきてくれた。もし我々があの時代に世間の注目を浴びていたら、世界に対する我々の計画を発展させることは不可能であっただろう。しかし、今や世界はより成熟し、世界政府へと向かう準備が整っている。知的エリートや世界の銀行家による超国家的な主権は、ここ数世紀の国家主権よりも確実に望ましいものである」

  1. ビルダーバーグ・グループの目標

《アナウンサー》既に述べたように、ビルダーバーグ・グループの活動は「一つの世界政府」を作ることを目的としています。この「一つの世界政府」には、特に次のようなものが含まれ、その一部は既に導入・実行されているのです。

《解説》① 単一の世界政府を支持して、国家主権を徐々に縮小する。国際連合を大金融の管理下にある世界政府として設置する。

② 一つの国際経済連合。世界経済全体を3つの貿易圏に分け、よりよく管理する。欧州連合、アメリカ連合、アジア太平洋連合である。

③ 一つの統一法制度。国際司法裁判所を世界で唯一かつ最高の法的権威とする。

④ 一つの世界軍隊の創設。NATOが国連の世界軍隊となり、各国の軍隊に全て取って代わる。

⑤ 単一の社会主義福祉国家。ビルダーバーグ・グループは、従順な者が報われ、不適応者は標的にされる社会主義的福祉国家のビジョンを持つ。中国の社会的信用システムが、それがどのようなものかを示している。中産階級はもはや存在せず、「支配者と被支配者」のみの社会となるだろう。人々の繁栄も進歩もない、ゼロ成長社会が想定されている。

「繁栄の終焉は、工業化の終焉や原子力の平和利用の段階的廃止と密接に関係している。電力はコンピューターとサービス業にしか使えなくなるだろう」とジャーナリストのエストゥリンは述べている。

  1. ビルダーバーグ・グループが引き起こした出来事

《アナウンサー》ダニエル・エストゥリン、アンドレアス・フォン・レティ、ゲルハルト・ヴィスネフスキのような著者たちは、ビルダーバーグ・グループについて書き、最近の世界史の中でこのグループに直接起因するさまざまな出来事を指摘しています。いくつか例を挙げましょう。

《解説》EUの設立はビルダーバーグ・グループから始まった。

英国の歴史家リチャード・アルドリッチは、「ローマ条約は、その前年のビルダーバーグ・グループでの議論に端を発している」と述べている。

元欧州委員会副委員長で、長年ビルダーバーグ・クラブの会長を務めてきたエティエンヌ・ダヴィニョンは、オンライン・ニュース『EUobserver』に対し、ビルダーバーグ・クラブが「1990年代のユーロ創設に貢献した」と認めた。

1991年から2001年にかけてのユーゴスラビア紛争。

ビルダーバーグ・グループは、ユーゴスラビアに一触即発の危機を作り出すことについて議論した。そのような方法でユーゴスラビアを解体し、国境線を引き直すためである。復興資金は西側の納税者の負担で賄われることになっていた。

イラク攻撃の延期。

2002年のビルダーバーグ会議からリークされた報告書によると、対イラク攻撃は2002年夏から秋にかけて延期され、2003年3月に延期された。ビルダーバーグ会議のヨーロッパからの参加者は、ドナルド・ラムズフェルド米国防長官の出席を要求し、その後、ラムズフェルド国防長官は予定を変更してフランスのシャンティイで開催された会議に出席。結果的に攻撃は延期された。それより前に攻撃発表が報道されていたが。

《アナウンサー》ビルダーバーグ・グループのアジェンダは、NATOを世界の軍隊として確立することです。

したがって、NATOの最高司令官や事務総長がビルダーバーグの会合に出席することは驚くことではありません。例えば、NATOの最高司令官で在欧米軍全てを兼任するフィリップ・マーク・ブリードラブは、2014年のビルダーバーグ会議に出席しています。

2013年末から2014年初めにかけて、キエフのマイダンで抗議デモが起きた後のことでした。当時のウクライナ情勢やNATOとロシアの緊迫した状況を鑑みると、2014年のビルダーバーグ会議は重要な役割を担っていたことになります。

2023年5月にリスボンで開催される今年の第69回ビルダーバーグ・グループ会議も同様に重要な役割を果たすでしょう。議題にはNATO、ロシア、ウクライナが上がっています。参加者リストを見ると、クリストファー・カボリ米国司令官兼NATO総司令官やイェンス・ストルテンベルグNATO事務総長が出席、ウクライナのドミトロ・クレバ外相も出席しています。

年次アジェンダと参加者リストを見れば、ビルダーバーグ・グループが、世界を特徴づける全ての出来事について議論し、アジェンダを設定していることがわかります。このプログラムに記載されている事実を踏まえると、ビルダーバーグ・グループは秘密の影の政府であると言えるのです。

それは「新世界秩序の主要な手段」と考えられています。今述べた戦争のような、人為的に引き起こされた危機を通して、世界の人々を新世界秩序へと一歩一歩導いていくのです。

デビッド・ロックフェラーは、1994年に国連ビジネス・カウンシルでこのように要約しています。

《解説》「我々は世界的な変革を迎えようとしている。必要なのは適切な危機だけであり、各国は新しい世界秩序を受け入れるだろう」

《アナウンサー》過去数十年を振り返ってみると、エリートや大金持ちは確かに何度も新たな危機を引き起こし、その後に自分たちの目標を達成するべく危機を利用することに成功しています。

新世界秩序の実現はここまでうまくいっています。なぜなら、ビルダーバーグ・グループの活動は隠されたままであり、参加者は国民とビルダーバーグ・グループをつなぐ存在として、気づかれることなくアジェンダを実行することができたからです。

このような計画とビルダーバーグ・グループの活動の進行を阻止するためには、これらの計画、糸を引く者たち、そして参加者たちがスポットライトに照らされ、人々の知るところとなることが重要です。

ですから、この放送と、放送の下にある参加者のリストを、できる限り広く拡散して下さい。









いいなと思ったら応援しよう!