【告白】部長ですが、TOEICは450点です。 〜「英語が話せない」私が、GoogleとAIを武器にグローバル会議を乗り切る生存戦略〜
どうも、航空整備の現場で部長をしている40歳代のケイです。
これまでのNoteでは、「iPadで効率化」「NotebookLMでマニュアル管理」といった、いかにも「デキる管理職」風の記事を書いてきました。 ですが、今日はメッキを剥がします。
正直に告白します。 私は航空業界に20年以上いますが、TOEICのスコアは450点です。
「え、航空業界って英語必須じゃないの?」と思われた方。
その通りです。 私たちが扱うマニュアルは全て英語。海外メーカーの担当者との会議も頻繁にあります。
正直、マニュアルを「読む」だけなら、20年の経験となんとなくの単語力で何とかなります。 現場の技術用語は頭に入っていますし、文法が分からなくても図面を見れば理解できますから。
しかし、私が最も恐れているのは「会話(スピーキング)」です。 突然かかってくる海外からの電話。 流暢な英語でまくしたてられるWeb会議。 その瞬間、私の頭は真っ白になり、脂汗が止まらなくなります。
今日は、そんな「英語が話せないコンプレックス」の塊である私が、どうやって英語必須の業界で部長まで生き残ってきたのか。 そして、2026年から密かに始めた「ある新しい挑戦」についてお話しします。
「Yes」しか言えずに損をした20代
若い頃は本当に惨めでした。 海外メーカーの技術者が来た時、技術的な中身は私の方が理解しているのに、言葉が出てこない。 横から入ってきた英語がペラペラな(でも技術は未熟な)同期が通訳に入り、手柄を持っていかれる。
悔しくて、「言いたいこと」はあるのに、「I think so...」と愛想笑いをして誤魔化す。 そんな自分が嫌いで仕方ありませんでした。
「もっと勉強しておけばよかった」 そう後悔しても、40代の脳みそでは、今から英会話スクールに通ってペラペラになるなんて不可能です。
転機:Googleがあれば「流暢」じゃなくていい
そんな私を救ってくれたのが、「Google翻訳」と「Gemini(生成AI)」です。
ある時、吹っ切れました。
「俺は通訳になりたいわけじゃない。意志が伝われば、文法なんてどうでもいいんだ」と。
そこから私は、iPadを片手に、以下の「2つの戦術」で会話に挑むようになりました。
戦術①:Geminiを「専属の脚本家」にする

会議や電話の前、私は必ずGeminiを開きます。 そして、「自分が言いたいこと」を日本語で入力し、脚本を作らせます。
【私】 「海外メーカーに、『部品の納入が遅れているせいで整備工程が3日止まっている。至急、代替品を空輸してくれ。追加コストはそちら持ちで』と、少し怒っているニュアンスで伝えたい。 ビジネス英語として失礼がなく、かつ毅然とした英文を作って。」
【Gemini】 「承知しました。以下のフレーズを使ってみてください。
"Due to the delay in parts delivery, our maintenance schedule has been halted for three days..."」
私はこれを、ただ読み上げるだけです。 発音が悪くても関係ありません。論理が通った正しい英文なので、相手は必ず理解してくれます。 Geminiという「超優秀な脚本家」が黒子にいるおかげで、私は堂々と交渉のテーブルにつけるようになりました。
戦術②:Google翻訳の「会話モード」を堂々と使う
対面での打ち合わせで、相手が何を言っているか聞き取れない時。 私は恥ずかしげもなく、iPadの「Google翻訳」アプリを机の真ん中に置きます。

そして、「マイクボタン」を押して、相手にこう言います。 「Sorry, my English is not good. Please speak to this iPad.(英語が苦手なんで、ここに向かって喋って)」
相手が喋ると、リアルタイムで日本語の文字が表示されます。 これを見ながら、私は日本語で考え、またGeminiやGoogle翻訳で作った英文を返す。
最初は「部長が翻訳アプリなんてカッコ悪い」と思っていました。 でも、やってみると意外な反応が返ってきます。
「君は、なんとしても意思疎通をしようとしてくれている。その誠意は伝わるよ」と。
中途半端に「わかったふり」をする日本人よりも、ツールを使ってでも議論しようとする姿勢の方が、海外の相手には信頼されるのです。
2026年、それでも私はあがく。「Speak」への挑戦
GoogleとGeminiのおかげで、仕事は回るようになりました。 でも、心のどこかで「やっぱり、自分の言葉で話したい」という思いは消えませんでした。
ツールを使えば「仕事」はできます。 でも、会議の後の雑談や、ふとした瞬間のジョークに、iPad越しではなく直接笑い合いたい。
そこで、今年(2026年)から、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」での勉強を始めました。
なぜ英会話教室ではなくアプリなのか?
それは、「対人だと恥ずかしいから」です(笑)。
TOEIC 450点のおじさんが、若い先生の前で拙い英語を話すのはハードルが高すぎる。 でも、相手がAIなら、いくら間違っても、いくら噛んでも恥ずかしくない。
今は毎日、通勤中や寝る前の隙間時間に、iPhoneに向かってブツブツと英語を喋っています。 正直、まだ成果が出たとは言えません。
でも、「Googleに頼りながら仕事をする自分」と、「自力で話せるようになりたい自分」。 この両輪で進んでいくのが、今の私の生存戦略です。
(※Speakを使ってどう変わったかは、また別の記事で詳しく書きますね!)
終わりに:コンプレックスは「武器」になる
もし、あなたが今、 「英語が話せないから」 「発音に自信がないから」 といって、海外との仕事を避けているとしたら。
大丈夫です。その苦手分野、今は全部Googleが埋めてくれます。 まずはツールを使い倒して、目の前の仕事を乗り切ってください。
そして、もし余裕ができたら、私と一緒にこっそり勉強を始めましょう。 2026年、私は相変わらず英語は話せませんが、iPadとGoogle、そして少しの勇気を武器に、誰よりもタフな交渉をしてみせます。
TOEIC 450点の部長ですが、これからも応援していただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!
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