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『102歳、一人暮らし。~哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方~』【どこでも読書📚】

『102歳、一人暮らし。~哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方~』


★1500字 3~5分⌛️


感想:字も大きめ。よみやすい。参考になります。おもしろかったです🤗。

1 本書の基本情報

⑴  本の軸と展開

物語は、ひとり暮らしの高齢者(著者)の日常生活が軸となって展開していきます。

前向きな生き方が、読むほどにゆっくりと心へ入ってくる作品となっています。

 ⑵著者の情報

著者は102歳。小学校に教員として長く勤務。子どもはなく、80歳で夫を見送った後は20年の一人暮らし

野菜作りを趣味とし、親戚、ご近所、地域の仲間とふれあいながら日々を過ごしています。

地元新聞が100歳の暮らしぶりを連載。それがきっかけでこの本が出版されました。

⑶本の構成

全編にわたって著者の写真と日記で構成。特に表紙の写真が、人生の山と谷を乗りこえて到達した笑顔、に見えます。

どんな人なんだろう?と読んでみたくなります。

文章は日記形式。著者自身のその日のでき事、感じたこと、会った人、思い出を中心に書いてあります。

はなし言葉でかかれているので、分かりやすく、哲代さん中心のエピソードがおもしろいので、興味がとぎれません。

文章の特徴は、広島県の尾道弁でのやわらかいひとり語り。地域に根差して生きている感じがよく表れています。

字も大きく、160ページとコンパクト。

中高年に読みやすい作り。


2 本書が伝えている概要

あらすじ(最小限整理)

(前半)は、100歳~101歳までの日記。日々の暮らしぶり、心地よく過ごすための生き方、が描かれています。

(中盤)は、暮らしぶりを掲載した地元新聞の読者から寄せられた質問に、著者が回答する形で展開しています。

(終盤)は、102歳からの日記。得意料理のレシピ。そして、自分らしくいるために大切にしていること、に着地します。

読んでてたのしくなる本🤗


3 本書から学べること3️⃣つ

 1️⃣ 前向きに楽しむ

しんどい時でも、たのしもう、とできるのは、前向きに考える姿勢が習慣化しているからではないでしょうか。

2️⃣しあわせ言葉で楽しむ

しあわせに感じる言葉で、繰り返される日々の暮らしが、味気なくならずにすむのだ、と気づかされます。

『※佐賀のがばいばあちゃん』に近い人生哲学を感じました。

※『佐賀のがばいばあちゃん』:漫才師・島田洋七さんの自伝小説。
独自の人生哲学でたくましく生きぬく、がばい(=すごい)祖母と少年の日常を描いた本。

(引用:MOVIE WAKER PRESSより)

3️⃣お手本から学ぶ

偉人や有名人、知り合いではなく、身近にいた人を尊敬し、学ぼうとする姿勢が、心にじんわりしみてくるのです。

たくましく生きぬく!


4 こんな人におすすめ

⑴ この本と相性のいい方

高齢になって、日々をどう生きるか、を考えている人。

遠くでひとり暮らししている親のこと、を考えている人。

〇寝る前に読んで、あたたかい気持ちで布団に入りたい人。

⑵こんな人には合わないかも

若い読者で、高齢者と触れあった機会の少ない方には、少し前提条件の整理が必要かも知れません。

祖父母を訪ねたりすると、高齢者への理解が深まるような気がします。

⑶こんな日に読みたい

いち日単位の日記。どこでも独立して読めます。

「ちょっとだけ読もうかな」にちょうどいい。


5 まとめ・感想

⑴ 『102歳、一人暮らし』の特徴

日記という短編の読みやすさ」と、「前向きに生きる102歳の語り」というふたつの魅力を持った本です。

⑵印象に残った一節

「心も体もさびない生き方」(タイトル)


心も体もさびない。読む人の気持ちにしみる言葉だと思います。

⑶最後に

102歳。一人暮らし。哲代おばあちゃんの本。

元気がでます。

人生百年時代の教科書。

何度も読みたくなる本。

ぜひいちど手に取ってみてください。