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小児がんの娘との向き合い方 「それでも人生にイエスと言う」

筆者撮影

娘が小児がんと診断されたあの日から、私たちの生活は大きく変わりました。明日がどうなるか分からない不安の中で、娘とともに「今」を生きることに全力を注ぐ日々が、今も続いています。

いつも心の奥には再発の恐怖が潜んでいて、ふとした瞬間に押し寄せてきます。それでも、笑顔を見せる娘の姿に救われ、その瞬間を大切にしようと努めています。

病と向き合う娘は、決して恐れに屈しない強さを見せてくれます。その姿を見て、私も「一緒にいられる今」に目を向け、恐れや不安に飲まれず過ごす大切さを改めて感じます。

たとえ小さな日常であっても、一緒にご飯を食べ、笑い合い、穏やかな時間を共有できることに感謝を抱くことが、私たちの生活に少しでも光をもたらしてくれる気がしています。

私たちの心には、愛する家族の存在が何よりも力強い支えになっています。病室で娘の手を握りしめると、言葉では表せない温かさが心に染みわたり、互いの心が繋がっているのを感じました。

家族として寄り添う時間が、娘にとっても、私にとっても、特別な意味を持っていると信じたい。その絆が、病気と向き合う勇気や支えとなり、希望を見出す助けになりました。

病気との戦いは、親である私にも未知の試練です。しかし、毎日を一歩一歩進むことで、不安の中にも少しの安らぎを見つけることができる気がします。私にできることは、娘が安心して笑顔で過ごせるよう、そっと寄り添い、その心に寄り添うこと。

恐怖に打ち勝つ力は持っていなくても、一緒に歩んでいくことで支えになれるかもしれません。

「未来は誰にも分からない」という現実が、私たちに与えられた人生の課題です。どんなに願っても未来は変えられませんが、今日という一日をどう過ごすかは、私たちの手に委ねられています。

娘の入院中、ヴィクトール・E・フランクルの『それでも人生にイエスと言う』を読みました。この本に触れたことで、私は日々の不安に押しつぶされるのではなく、「今」を大切に生きることの意味を娘と共に探し続けていこうと思えるようになりました。

今を生きる娘との時間は、時に苦しくもありますが、何物にも代えがたいものです。

未来を恐れずにいられる日はなかなか来ないかもしれませんが、かけがえのない今日という日を少しでも彩り豊かに過ごしていくこと。

それが、今の私にできる精一杯の願いであり、娘との毎日を支える希望です。


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Kei | MBA| 元銀行員 よろしければサポートお願いします。 いただいたサポートは小児がんの娘の治療費に使わせていただきます。