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【ギネスリレー】チャリティは持続するのか?一過性で終わらせない仕組み化への道は?

MBA取得のためビジネススクールに通っていた頃、友人がこう言いました。

「チャリティって結局、一回きりで続かない気がするよね」。

その言葉は、まるで警鐘のように私の胸にいまだに残っています。

チャリティに対して、多くの人は「良いことをした」という満足感を得ます。しかし、その多くが一度きりで終わってしまうのはなぜでしょうか?



チャリティはなぜ続かないのか?行動経済学からの考察

そもそもチャリティとは、困っている人を助けるための無償の行為です。寄付やボランティア、災害支援など、善意を前提とした活動全般を指します。

しかし、一度は寄付や支援を行っても、それを継続する人が少ないというデータもあります。

これは偶然ではなく、行動経済学の視点から説明が可能です。

まず、「現在バイアス」が影響を及ぼします。

人は将来よりも目の前の利益や快楽を優先する傾向があり、寄付やボランティアによる長期的な社会的メリットはどうしても後回しにしてしまいます。

たしかに、初回の支援で得られる達成感や充実感はあります。しかし、それが長く続くわけではありません。すぐに日常へと引き戻されることで、善意の行動は一度きりで途切れてしまいます。

また「損失回避」の心理も無視できません。

チャリティにかけるお金や時間は、得られるリターンが見えにくいという意味で、いわば損失として捉えられます。特に経済的に不安定な状況の場合、「この資金は他に使うべきでは?」という考えに傾きます。

では、どうすればチャリティを持続可能な仕組みに変えられるのでしょうか?


チャリティを持続可能にするには?

では、どうすればチャリティを持続可能な仕組みに変えられるのでしょうか。

手がかりになるのは、チャリティを「ビジネスの文脈」で捉える発想です。

例えばTOMSの「One for One」のビジネスモデルは、靴を一足買うと貧困地域の子どもに一足が贈られます。

消費者は「自分が購入することで誰かを直接支援している」という満足感を得られ、企業はブランド価値と売上を同時に高められます。

このような仕組み化によって、継続的なチャリティの流れは生まれます。


「結果の見える化」:KPIの設定

さらに重要なのは、「結果を見える化」することです。

行動経済学的に考えれば、寄付や支援の成果が具体的にわかると、私たちは損失より得を実感しやすくなります。

支援先の変化や成功のストーリーを定期的にフィードバックすれば、受益者の自立支援につながり、支援者側のモチベーションも維持しやすくなるでしょう。

つまり、チャリティの成果に対してKPI(重要評価指標)を設定し、数値の開示が必要です。

例えば、
社会的インパクト(支援した人数、CO2削減量)
ビジネス指標(売上、リピート率)
エンゲージメント指標(SNSのフォロワー数)

こうした指標を用いることで、「寄付したらどうなるのか?」を可視化でき、支援を続ける動機づけになると考えます。


まとめ

もちろん、課題はまだ多く存在します。

税制優遇制度やガバナンスの透明性、そして受益者がサポートに依存する体質になってしまうのをどう克服するかなど、一筋縄ではいきません。

しかし、チャリティが続かない背景には、私たちの心理的バイアスが大きく作用している点を考えればこそ、解決策は「仕組み化」にあると言えます。

私は、チャリティとは「社会をより良くするための経済活動」だと捉えています。

経営やファイナンスの世界に長らく身を置き、行動経済学も学んできたからこそ、「善意だけでは続かない」という現実をある程度は理解しています。

しかし逆に、ビジネス的手法を取り入れれば、チャリティは十分に持続可能になると考えます。

私たち一人ひとりが明確な成果指標(KPI)を設定し、支援していくことで、社会課題を解決できる未来を創り出せるはずです。

「善意は大切だけど、それを続けるためには仕組みがいる」

あの友人の発言への回答、今なら答えられます。

行動経済学の視点を通じ、私たち自身のバイアスを乗り越え、チャリティを一過性の取り組みで終わらせない。その先にこそ、より良い社会と自分自身の成長が待っているのではないでしょうか。

 #ギネスリレー 


⭐️ギネスリレーについて

本記事の執筆経緯は、J親父様からのご紹介によって、チャリティー企画に参加させて頂くことになったものです。

◾️こちらが企画のご紹介記事です。

◾️こちらは、J親父様の企画に対する記事のご案内です。


◾️私がバトンを受け取ったnoterは、森本茂樹様です。

*バトンの受け渡し先は確定しておりませんが、どなたかぜひ企画に賛同していただき、バトンを受け取ってください!

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