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「異動・転勤できない銀行員」は出世しない銀行の非常識

銀行における出世の道は、長い間、転勤という過程を経ることが不文律のようにされてきました。

多くの銀行員がこのルールに従い、全国各地への転勤を経験し、その度に新しいチャレンジと環境適応能力を身につけてきました。

しかし、時代は変わり、テクノロジーの進化と働き方の多様化により、転勤が出世するためには必須であるという常識に、現在は疑問が投げかけられているのではないでしょうか。


転勤が出世に必要だった理由

転勤が出世の重要なステップとされた背景には、幾つかの理由があります。

一つは、様々な地域の業務を経験することで、広い視野と多角的な思考が養われるという考え方です。

また、異なる支店や部門で働くことで、組織内の広い人脈を築き、多様な顧客との接点を持つことができるとも言われてきました。

実際、私も銀行員時代の23年間で8回の異動を経験しました。
異動の都度、周囲から同じような話を聞かされてきました。

異なる環境での経験は、確かに私自身のスキルや能力を向上させ、人脈やネットワークを広げる大きな助けとなりました。

また、転勤を繰り返すことで確かにキャリアップを成し遂げました。


転勤が出来ない銀行員に価値はない?

しかし、私の銀行員としてのキャリアは、家族の病気という予期せぬ事態によって大きな転機を迎えました。

かつては転勤を繰り返しながら出世の道を歩んでいた私ですが、家族の健康状態を考慮し、転勤が困難になることを告げました

その時、私は銀行から「これ以上の出世は難しい」という厳しい現実を突きつけられました。これはキャリアの停滞を意味していました。

しかし、今になって考えると転勤を伴わないキャリア形成の可能性を、神様?が私に示してくれたのかもしれません。

私は銀行から「用無し」の烙印を押されたと判断し、自らスクールに通いファイナンスの知識を習得し、コンサルティング能力を向上させるための外部研修を受講しました。その中で、データ分析のスキルを磨き、私は転職の道を見出せました。


変化する銀行業界の潮流

昨今では、銀行でもデジタル化が進み、リモートワークやデジタルツールの活用によって、転勤を伴わないキャリア形成が可能になりつつあります。

情報共有のプラットフォームやZoomなどのビデオ会議ツールの進化により、地理的な制約なく効率的なコミュニケーションも行えるようになりました。

転勤をしなくても、特定の分野でのスキルや知識を活かし、組織内で価値を提供できる可能性は以前よりも拡充しているのではないでしょうか。

銀行における出世は、転勤を伴う伝統的な考え方だけではなく、専門性を高め、デジタル技術を活用した新しい形で実現可能だと考えます。

また、銀行内部での出世は難しくても、スキルや能力の向上を図ることに注力すれば、転職なども十分可能だと思います。

私の経験を知ってもらえば、困難に直面した時ほど、自分自身の専門性を見つめ直し、スキルを磨き、さらに大きな成果を出すための機会になり得ることを示していると思います。

銀行業界でのキャリアアップを目指す人々にとって、転勤はもはや唯一の道と考えない方が、むしろメリットがあると思います。

技術の進歩と働き方の変化は、私たちに多様なキャリア形成の選択肢を提供しています。重要なのは、変化に柔軟に対応し、自身の強みを生かした働き方を見つけることです。


転勤できる人材よりも重要な人材になるには

私が経験から学んだのは、転勤に依存せずとも、キャリアアップするためには、次の3つが重要という認識です。

  1. 専門性の追求:特定の分野で深い知識とスキルは、組織内外での評価を高めるために不可欠です。

  2. 成果の実証:どのような状況であっても、高い成果を出せる能力は、キャリアアップに繋がります。

  3. デジタルツールの活用:リモートワークやデジタルツールを駆使すれば、地理的な制約を超えた働き方ができます。


新たなキャリア形成の道

転勤が出世に直結する時代は終わりを迎えつつあるのではないでしょうか。

デジタル化の進展により、地理的な制約はなくなり、スキルや知識を磨けば、組織に貢献できる時代になりました。専門性を高め、リモートワークやデジタルツールを活用すれば、キャリアアップは可能な時代です。

転勤と出世が直結するという旧来の考え方は崩壊し、新しいキャリア形成の探求が、これからの銀行業界における新たな常識となりつつあるのではないでしょうか。

出世とは転勤に依存するものではなく、自らのスキルと成果によって築かれるものだと思います。

私のように家族の事情で転勤が難しい人々にとっても、専門性を深め、デジタルツールを駆使すれば、十分にキャリアアップのチャンスがあることを、私の経験が証明しています。

未来のキャリアは、私たち自身の手で切り開くものではないでしょうか。

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Kei | MBA| 元銀行員 よろしければサポートお願いします。 いただいたサポートは小児がんの娘の治療費に使わせていただきます。

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