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朝、家を出る前に、玄関で一度、目を瞑った話

# 朝、家を出る前に、玄関で一度、目を瞑った話


朝、家を出る直前に、玄関で1度だけ、目を瞑ってみる習慣を、始めました。


きっかけは、すこし前の朝の話です。


その日、家を出る前から、いろんな考え事で、頭の中が、ぱんぱんでした。


今日の会議のことや、夕方の用事のことや、まだ返信していないLINEのことや、いろいろです。


玄関で靴を履きながらも、頭の中は、ぐるぐるしていました。


ふと、靴を履き終わって、ドアノブに手をかけた瞬間、なんとなく、目を瞑ってみました。


たった、1秒です。


目を瞑った瞬間、外の世界が、いったん、消えました。


ぱんぱんだった頭の中も、なぜか、すこしだけ、静かに、なりました。


1秒の暗闇の中で、なぜか、ほっとしました。


目を開けて、ドアを開けて、外に出ました。


ふだんなら、頭の中の「ぐるぐる」を、そのまま、外に持ち出していたはずです。


でも、その日は、1秒の暗闇のおかげで、ぐるぐるが、ちょっとだけ、玄関に置いていけた気がしました。


それから、家を出る前に、玄関で1度、目を瞑る習慣を、始めました。


1秒の暗闇は、リセットボタン、みたいなものです。


頭の中を、完全には、消せません。


でも、ちょっとだけ、音量を、下げてくれます。


家を出るって、思った以上に、大きな「切り替え」です。


その切り替えの瞬間に、1秒だけ、暗闇を、置いてみる。


朝のおまもりに、なってくれます。


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