日本サッカーが紡いできたもの。
2026年北中米W杯、ラウンド32 vsブラジル戦。SAMURAI BLUEの戦いが終わった。あまりにも夢なかばに、砕け散った。美しい去り際ではなかったのかもしれない、思い描いていた未来ではなかったのかもしれない、選手達にとっての「最高の景色」は優勝だけだったかもしれない。
それでもなお、日本代表が見せてくれた、「最高の景色」。鮮明に目に焼き付いてます。本当にありがとう。試合終了と共に、涙が止まらなかった。
夢のような期間だった。街ですれ違うユニフォームを着た人たちは、みんな仲間なんだと思えて、心強かった。会社のジャケットの下にこっそりユニフォームを着たりした。
「W杯優勝」遠藤航、新キャプテンがそう掲げた、4年前。まだ、誰も本気で優勝できるとは思っていなかった。もっと遡ると、2010年日本代表に閉塞感が漂っていた頃。本田圭佑もまた「W杯優勝」を公言していた。
思い返すと、日本サッカーが紡いできたものは、選手達の弛まぬ努力と、血と汗と涙と、時に嬉しさと、その何倍もの悔しさで紡がれてきた、言葉の歴史なのではないかと思う。努力が、日本中の声援が選手の言葉を逞しくし、言霊のように、前に進んできた。
今回どれだけの日本人が優勝を選手と共に信じることができただろうか。声援を送ることができただろうか。日本中が全員、優勝を信じることができた時が、日本サッカーの歴史が変わる時だと思う。
大人になっても本気で取り組んで、その分うまくいかないと本気で泣いて、努力しても努力しても、それでもまだ何か足りなくて。選手達が一番思っていると思う。「こんだけやっても、、、」って。そうやって頑張っていることは勝負の世界で、結果に繋がらなかもしれない。でも、絶対にその姿は誰かの何かを後押しし、原動力になっている。
本当にありがとう、日本代表の皆さん。
今日のブラジルのいやらしいほど眩しく、鮮やかな黄色と緑色。絶対に忘れない。
また4年後、今日の忘れ物を、無くしものを取り返しに帰ろう。
