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詩 : 私は、金魚鉢の金魚

「私は、金魚鉢の金魚」

私は水槽から何時もあなたを
目をパチリと開け
ずーっと
部屋中の何処へ行くにも見張ってた

逢いたい気持ちは分かってくれてたの?
水槽から掌で抱きしめて欲しい時だって
おなかが空いたときだって
眠いときだって
汚れた水を替えて欲しいときだって
様々な気持ちの揺らぎが
背びれや尾びれで
気持ちを伝えてきた

支配していたなんて 嘘!
私の命は私の動きで伝え
あなたは支配されていた事に
気付かないまま私と暮らしている

ただ どの程度のお互いの気持ちが
通じ合えていたかは 今でも判らない
じっと顔を近づけてきては
憎めない優しい眼で微笑んで
そのまなざしを見る度に
言えない言葉を飲み込んでいく
でも 何時も悪戯な貴方は
私の唇は隙だらけと知っている

時々息苦しささえ感じる
なぜ? 罪作りなあなたは
また今日も その眼の奥を隠して
私に優しく微笑むだけ

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