見出し画像

人生ってなんだろうね

F◯kin S◯itな介護士なんかやってると、人生ってなんだろう?って思ってしまう。
寝グソ垂れながら爆睡してる人とか、小声でブツブツ言いながらオムツ履かされてる人とか、寝てください!って何度言っても寝ない人なんかを毎週見るわけだ。
この人達は何が楽しいんだろう?
毎日、何考えて過ごしているんだろう?
生きている意味、わかってんのかな?
様々なことを思うわけ。
ちゃんとした老人ホームに入らず、ショートステイのうちみたいな事業所に入れられて、青い空すら見られないところに閉じ込められて、何が楽しいのか?
楽しみと言えば、風呂と食事だけ。
僕はこんな哀れな人生を歩むのかと思うとゾッとする。

僕は同情なんか一切してない。
虚しいなぁと思いながら仕事をしている。
だってここは生産性は0なんだもん。
情けない醜態を晒すだけ。
しっかりしてたときにどんなに偉くても、呆けちゃったら、ただの呆け老人だからね。
威厳も何も無いよね。
虚しいよなぁ。
うちの知的障害の子供よりひどい。

昨日も件の石みたいな爺さんが、人の食べ残しを卑しくも食おうとしていて、慌てて片付けた。
食うことに非常に貪欲だ。
食われそうになっている小声ブツブツは気づいていない。
非常に滑稽な場面に遭遇してしまった。
石みたいな爺さんは夜中にブツブツと独語を喋る。
独語とはドイツ語ではなく、独り言の大声版みたいなもん。
すみません。はい。ありがとうございました。など、自分が現役時代にあったことを反芻している。
毎回、爺さんは夜中に独語を喋る。
内容は不明瞭だが、はい!ありがとうございました!すみません!だけは明瞭に聞こえる。
回帰型である。

そんな石みたいな爺さんも来週ちゃんとした施設に移る。
やっとだ。
特養は何十人何百人待ち、らいしい。
僕はようやく寝グソと寝小便から開放される。

目先の利益だけを求めて入所させた奴は、アル中だったり、徘徊して寝なかったり、パーティションを40分かけて破壊したりする碌でも無い奴ばかりだ。
ここの事業所の民度は低い。
それが僕は嫌なんだ。
僕は他を探す。
青い鳥症候群だと思うけど、昼間の仕事の方が良いだろう。
何より子供が寂しがるのが辛い。
16時間拘束なので、夕方家を出て翌日の朝帰る。
まだ、不安定な子供にとっても辛いことなんだ。
子供からLINEがジャンジャンくる。
それらは送信されてすぐ消されてしまうので、内容はわからない。
ただ寂しがっているのはわかる。

こうして暇なのは、確かに楽で良い。
時間が余り過ぎているくらいだ。
でも、僕は暇な方より忙しくて時間があっという間に過ぎてくれる方が良い。
拘束時間が長すぎる。
それも辛い。
僕の人生も辛いことになっている。
ハッピーなことなんかない。
でも、「ありがとう」と、言われるとやり甲斐を感じる。
その一言をもらうために仕事している。
石みたいな爺さんも最近「ありがとう」を言うようになった。
もう今日でお別れだけどね(笑)。

石みたいな爺さんの余生が良いものになるかどうかはしらない。
ただ、今よりは良くなる。
爺さんの人生は謝ることに費やした人生かもしれないけど、もう謝らなくて良い。
あとは安らかにあの世へ旅立つことが幸せなんだろう。

人生ってなんだろう。
頑張ってもダメになっちゃう人もいる。
ボーっとしてても、頭はクリアな人もいる。
老人を相手にしていると人生ってなんだろうって考えさせられる。
僕の人生も折り返し地点が見えてきた。
頑張ってしっかりした人生を全うしたい。

いいなと思ったら応援しよう!