どうして米国歯内療法専門医を目指そうと渡米したか
こんにちは。なとりです。
今回はエンドドンティクス(歯内療法)を専門に選んだきっかけと、留学を目指すようになった経緯を書こうと思います。
実は学部生の頃、交換留学という形でイギリスのマンチェスター大学に数週間お世話になったことがあります。その頃から「いつか留学したい」という気持ちはずっとありました。ただ、何の科目で、専門医として、それとも研究として、といった具体的なことは何も決めておらず、正直調べてすらいなかったのが本当のところです。
それでも英語学習だけは続けていました。将来何かの役に立つだろう、という漠然とした理由で。
転機は研修医時代に訪れました。毎週金曜日の午後3時から行われる学術セミナー。そこで米国でエンドドンティクスを学び帰国された先生の話を聞いたとき、「これだ」と思いました。
正直に言うと、それまでエンドは苦手な科目でした。専門にしようなんて考えたこともなかった。でも先生の話を聞き、自分で調べるうちに「顕微鏡を見ながら治療をするってかっこいいじゃないか」と思ったんです。動機は至って単純で軽薄なものでした。
その先生に「英語はどのくらいできるの?」と聞かれ、当時のTOEFLスコアが93点だと答えると、先生は驚いた様子で「すぐに留学へ行きなさい」とおっしゃってくれました。学部時代に英語を続けておいてよかったと、あのとき心から思いました。
その後すぐに留学へ、とはなりませんでした。
まずは日本で臨床の土台を作ろうと、大学の歯内療法科に2年間在籍し、様々な症例を経験させてもらいました。この2年間が今の自分の診療の基盤になっていると思っています。大事な期間でした。
2023年からは本格的に留学準備を開始。2025年夏には入学許可も降りていました。ところが、米国国土安全保障局によるビザの発給が滞り、留学開始が1年間延期となりました。
思ったようにうまくいかないこともある。でも一歩ずつ進んでいくしかない。
そうして2026年、ようやくサンアントニオに降り立ちました。
では。
