「石田三成、きたーーー!!!」
大垣城に行った時の感動は、
ひとしおどころではなかった。
たぶん、
普通の人が大垣城を訪れても、
そこまで興奮しないと思う(笑)。
でも、
私にとっては違う。
「ここが大垣城か……!」
それだけで、
歴史の中に入り込んだような感覚になる。
その原点の一つが、
大学生の頃にハマった
『信長の野望・烈風伝』だった。
本当に、
よく遊んだ。
そして、
この作品を通して織田信長という人物に惚れ込んだと言っても、
過言ではない。
ゲームを始めて、
まず驚いたことがある。
信長の部下、優秀な人が多すぎる。
明智光秀。
羽柴秀吉。
柴田勝家。
前田利家。
丹羽長秀。
戦国史を代表するような人物が、
次から次へと出てくる。
これだけの人材を抱え、
それぞれを使いながら天下へ向かっていった。
信長自身の能力だけでなく、
これほどの人材が集まった織田家という組織そのものに、
私は惹かれていった。
そして、
さらに面白い。
その信長の家臣だった秀吉が、
やがて自分自身も優秀な人材を従えるようになる。
戦国時代を学んでいると、
「英雄一人が歴史を作った」
という単純な話ではないことが分かってくる。
優秀な人の周りには、
また優秀な人が集まる。
そして、
その人たちがさらに次の時代を作っていく。
『信長の野望』を遊んでいると、
そんな「人材」の面白さまで体感できる。
だから、
ゲームで覚えた武将の名前が、
現実の土地と結びついた瞬間がたまらない。
大垣城も、
まさにそうだった。
大垣城といえば、
関ヶ原の戦い。
西軍を率いた石田三成らが、
決戦を前に拠点とした城だ。
「石田三成」
普通の人が聞いたら、
「ああ、歴史にいた人ね」
くらいかもしれない。
私の場合は違う。
「石田三成、きたーーー!!!」
という感じである(笑)。
ゲームの中で何度も見た名前。
歴史の本で何度も読んだ名前。
その人物が実際にいた場所に、
自分が立っている。
これが、
歴史旅の面白さだと思う。
ゲームだったものが、
歴史になる。
歴史だったものが、
土地になる。
そして実際にその土地へ行くと、
それまで頭の中にあった知識が、
突然立体的になる。
だから私は、
『信長の野望』が好きなのだと思う。
ただ天下統一をするゲームではない。
武将を知る。
城を知る。
土地を知る。
合戦を知る。
そして、
いつの間にか日本史そのものが好きになっていく。
大学生の頃、
夢中になって遊んでいた『烈風伝』。
あの時は、
まさか何年も経って、
実際に城を訪れて、
「石田三成きたー!」と興奮する大人になるとは思っていなかった(笑)。
でも、
それでいい。
好きなものを、
とことん好きになる。
その「好き」が、
人生を豊かにしてくれる。
私にとって『信長の野望』は、
ゲームを超えて、
歴史の世界へ連れていってくれた作品なのだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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