「初めはすごく表情が固く返事もすごく淡白な様子だった」
初めは、とても表情が固かった。
返事も必要最小限で、淡々とした調子。
「聞いてはいるけれど、まだ心の扉は閉じたまま」
そんな印象を受けるスタートだった。
でも、私は焦らなかった。
こういうときこそ、ゆっくり、丁寧に。
言葉よりも、手元の動きや空気の流れで伝えていく。
画面共有をしながら、noteの使い方を説明する。
ここを押すと編集できますよ。
こういう風に投稿タイトルを考える人もいます。
書き方の正解はないけれど、
試しにこんなやり方もあります──
そうして画面を一緒に見ながら、
具体的な操作を進めていくと、
少しずつ、相手の表情がやわらいでいくのがわかる。
「へぇ、そんなふうに書いてるんですね」
「このnote、見てもいいですか?」
「このタイトル、どうやって思いついたんですか?」
それまで短かった返事に、
少しずつ“興味”が混じり始める。
noteの文章を見せながら、
私自身の体験や、書いたときの想いを話す。
すると相手の目が、ふっと変わる。
「この人は、ただ説明してるだけじゃない」
「ちゃんと、自分の言葉で発信してきた人なんだ」
そんな風に、少しずつ信頼が育っていくのを感じる。
誰かの心が開く瞬間は、
なにかを教えたときではなく、
その人自身の経験やストーリーを見せたときなのだと思う。
関係性は、技術だけでは育たない。
そこに、生身の言葉があるかどうか。
それだけが、画面越しの距離を静かに縮めてくれる。
