見出し画像

「たまねぎKindle作家がnote創作大賞とった話」


エピソード1 note創作大賞に選ばれる

「もしもし、けんいちさん!作品が当選してますよ」
と言われ布団から飛び起きた。

飛び起きる5分前のこと。
まだ寝ている僕はスマホのベルの音で目が覚める。

布団を半分足で蹴り、だらしない恰好。
薄っすら開けた目で天井を見つめ、
耳元でなるスマホの音を聞いている。

いつも枕元にスマホを置き寝るので耳元に聞こえる音がやけに大きい。

今日は日曜日だから目覚ましは鳴らないはずなのに、なぜスマホが鳴っている?あー夢か。僕はまだ夢の中なんだ。

そうやって目をつぶり天井を見るのをやめた。

それでもまだベルは頭の中で鳴り響いている。

しつこいな。
日曜日の朝くらいゆっくり寝たいのに夢でも僕を起こすのか
一体どうなってる。

一瞬目覚ましをセットしたか考えたけど記憶にない。

目覚ましならほおっておけば鳴り止むはずだから無視していたけど、まだ耳元でうるさく鳴っている。

そこでようやく僕は目覚ましの音じゃないと気がついた。

この音は電話か・・・
SNSの電話が鳴っていたのだ。

しかも日曜日の朝から。

だれだ?こんなに朝早く電話してくるなんて

SNS時代になり電話をかけることなどめったにない。

チャット機能やDM機能で事足りるから態々電話する人は少ない。

それなのに…
朝の8時から電話するなんて非常識なやつだ。

僕は夢の世界から現実の世界へ意識を引き戻される。

あーもう少しバーチャル世界を楽しみたいのに肉体を意識した世界に戻ってきた。つまんない。肉体があるから制限がされ生きずらい社会にまた戻ってきた。

仕方なく左手を動かし音の鳴るスマホを探し仰向けになり天井を見ながらスマホを目の前に持ってきた。

天井から焦点がスマホに切り替わるとスマホ画面には「パスタ」と書いた文字。なんだパスタさんから電話か…

ん…こんな時間にパスタさんから電話ってなに?

ようやく僕は夢から覚め、スマホのボタンを押した。
いきなりパスタさんは僕にこう言ってきた。

「もしもし、けんいちさん!作品が当選してますよ」

僕は寝ボケながら「えっ当選?何に?」

「覚えてないんですか?
note創作大賞ですよ。応募していたあの作品。
えーっとタイトルが、ほらその…」

「ほら君も、タイトル覚えてないんでしょ」と突っ込む僕。

するとパスタさんは
「えーっと、あっ思い出した。『Kindle作家連続殺人事件』・・・じゃなく、もう一つの方、『Kindle作家に恋して』の方です」と息を荒げに言った。

僕は思わず頭が真っ白。
まだ寝ぼけている。
頭の中で適当に書いたあの作品がと思いがめぐる。

「適当」という文字が大きくズームしてこちらに押し寄せてくるのでハッと我に返り「えっ。当選!『Kindle作家連続殺人事件』が!!」と布団から飛び起きて言うと「違いますよ。『Kindle作家に恋して』の方だと言ってるるじゃないですか。

「あっ キン恋の方か…」
「何ですか?キンコイって?」
パスタは首を傾げたような口調で聞いてくる。

「『Kindle作家に恋して』を略しただけ(笑)まぁどっちでもいいんだけど」
「流石です。もう流行りを考えてネーミングもバッチリです。高校生にウケますよ」

「オイオイ煽るなよ」

パスタは何度も
「おめでとうございます。大賞に選ばれたんです。おめでとうございます」と言ってきた。

その度に僕は「あ・・・あぁ ありがとう」と言ってる。

「SNSの肩書このままでいいんですか?変えた方が……」
「いや……いいよ。今さら面倒だし」
「じゃ、これで、いくんですね」
「あぁ…適当につけた名前だけど、ちょうどいいんじゃない?」

「こりゃ楽しくなってきました。また連絡します。ひとまずこれで」とパスタは電話を一歩的にかけてきて一方的に切った。

ベッドの上で僕は、あーこれはバーチャル世界なのか現実世界なのか?
ベッドに座る自分の体を見つめスマホを持つ左手を肩から指先まで見つめている。すると急にトイレに行きたくなった。

どうも現実っぽいな~バーチャルじゃどうもなさそうだ。
バーチャルじゃトイレに行きたいという衝動が起きない。

けんいちはバーチャルか現実かを見極める方法の1つにトイレに行きたくなるかならないかで決めていた。

ん・・・トイレに行きたい。
僕はベッドから立ち部屋を出てリビングの横にあるトイレに行った。

トイレで現実世界にいる事を認識しながらパスタの声がよみがえる。

「作品が当選してますよ」

僕の適当に書いた作品が
なんてことか数ある作品の中で更に厳しいプロの審査をくぐり抜けて…
note創作大賞に選ばれた。らしい……。
そこから僕の人生は大きく大きく大きく変わった。

この物語は
副業でKindle作家をしている男の人間物語である。

エピソード2 止まらぬ通知

僕のXの名前は「けんいち|たまねぎkindle作家」だった。

kindle作家と堂々というには恥ずかしく、
少しひねって肩書をつけていた。

みんな活動する上で何か特徴を持つ肩書を探し自己PR。
他にも、
ビジネスkindle作家、
健康kindle作家、
恋愛系kindle作家、
筋トレkindle作家
など多種多様なkindle作家がいる。

肩書なんて何でもありの世界。

日曜日の朝早くにSNS通話で電話をかけてきたのは、一緒に副業活動を共にする仲間のパスタさん。SNSネームで僕らは呼びうので本名は知らない不思議な関係。普通にパスタさんと呼んでいるが現実世界では、そんな名前の人は聞いた事がない。

パスタと言えばスパゲッティのことで人の名前でパスタって普通はオカシイ。SNSで知り合った時からパスタだから、その人がどんな人物だろうが、男か女かも関係なく僕にとってはパスタさんなのだ。しかもさん付け。パスタにも名前なら「さん」をつけないと失礼という変な日本式作法。バーチャルなのに、ここだけやけに丁寧に礼儀を守る民族なんだろう。

まぁSNSなんてリアル世界のバーチャル空間。もう言ってる事が意味不明で言語破綻してる気もするけど、肉体のあるリアル世界でのバーチャル空間がSNS。肉体のない脳内世界でのバーチャル空間が夢ということ。場所は違うけど構造は同じようなものだ。またいつもの悪い癖でバーチャルに逃げ込む僕はすぐにそんな事を妄想するのだ。いかんいかん。

当選って…本当に僕の作品が・・・
あの適当に・・・いや真面目に書いた渾身の作品
『Kindle作家連続殺人事件』じゃなく・・・
『Kindle作家に恋して』略して『キン恋』が
当選したということ?

信じられない僕はトイレから部屋に戻り
今度は僕からパスタに電話をしていた。

「もしもしパスタさん。僕、本当に当選したの?冗談好きだから朝から冗談言ってない?(笑)」「流石に朝から冗談言わないです。

自分で確かめてみては?note開いて当選作品を見て下さい。
本当におめでとうございます!」

「わかった。ありがとう。ちよっと待って見てみる」僕はまだ寝ぼけている目をこすりスマホでnoteを確認。

「本当だ!当選してる」もう一度目をこする。
別の人じゃないかと疑いながらサムネ見ても僕の作品のサムネだ。

「冗談じゃないでしょ。おめでとうございます。これで書籍化決定ですよ」

えっそうなの。書籍化本当にするの?
「そりゃそうですよ。『Kindle作家に恋して』ならドラマ化も決定ですよ。

主演は誰がいいですか?
僕なら主演はあの子かな~それとも、今人気のあの子かな~」

「僕は、ヒロイン役は素朴な子がいいんだよ。無名な子がいい。芸能事務所に忖度した演技力のない人選は避けたいんだよ。ってか気が早いよパスタさん(笑)」

「でもきっと本になれば大ヒット間違いなしです」とパスタは太鼓判。

「パスタさんはいつも煽てるの上手なんだからさ。騙されないよ」

「いやいや本当に、この作品ならドラマ化できますよ。そして映画化も夢じゃない!主演のヒロイン役はドラマとは違い少し闇を持ちつつも凛とした表情を出せる大人の女性がいいですね。男性も年配だけどイケオジ俳優を起用したいところ。映画となると世界的配信も視野にいれて演技力のある実力俳優にこだわりたいですよね。だれがいいですか?」

「だから僕は素朴な子がヒロインとして書いているんだよ。音楽にはこだわりたいかも。映画は効果音や音楽が大事だと思うんだよ。途中に流れる音楽やエンディング曲や何気ない音が大事だと思うんだよねって…オイ映画化なんてありえないから(笑)まだドラマ化にもなってないし…本にもなってないから。noteで締め切りに間に合うように過去作にタグ付けて投稿した作品だからさ」

僕は少し呆れた顔して「もうパスタさんと会話していると話がドンドン進むよ。まだ何も始まってないのにさ~」

それでもパスタは
「なんだか楽しくなってきましたね~」
「いやいや怖いよ。まだ実感もないしさ」だって・・・
心の中で適当に書いた作品なんだから・・・
と言おうと思ったけど言うのをやめた。

僕はパスタさんと話しながら
もう一度スマホ画面を見た。
夢じゃないよね。これ

画面をスクロールすると当選理由も書いている

ーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇出版より
独創的で面白い。引き込まれる文体に
恋模様がドキドキさせられました。
応募原稿を読んだ時、小説家として書き続ける
ポテンシャルをお持ちだという直感的なものがありました
さらには副業の人間模様が知れて面白い作品でした。
ーーーーーーーーーーーーーーー

と書いてある。
心のなかで
どこが?…と出版社の感想を疑ったけど
兎に角当選しているみたい。

メールも届いている。
なぜか「スキ」「コメント」がドンドン増えている。
今まで経験した事がないほどの勢いで増えている。

バズるって、このこと?

ヤバい・・・
スマホが手からスルっと滑りベッドの上に落ちた。
通知の度にブルブル震えるスマホ。

ベッドの上でスマホが小刻みに震えている。
ブルブルと通知が止まらない。

そのスマホを見ると僕もブルブルと怖くなった。

でも心の中で、
『Kindle作家連続殺人事件』じゃなくてよかった~と
安堵していた僕がいた。
あっちはもっと適当だからだ。

まぁどちらも適当に書いた作品には変わりない。
当選するとは思ってもみない。

本当に僕が当選していいの?
応募した全員に申し訳ない気分になってきた。
こんな事ならもっとまじめに書いたらよかった。

今さら後悔しても遅いけど
実力がないのに実力があると周りから言われてるようなものだ。
これって新人作家を煽てるパーティーと似ている気がした。

1作目の処女作でプチヒットして
出版記念パーティーして周りからは先生と呼ばれる。
急に一般人から先生になる。

心の準備も出来ていないまま、山の上に持ち上げられる気分。
上から見下ろす下界。
気分が悪いはずがない。

先生って言われ周りからチヤホヤされるのって、
こんなにも気持ちがいいものかと…思うはずだ。

持ち上げられることに抵抗を感じつつも
次第に、いい気分になる。

気が付けばそんな言葉にも慣れて先生になった気になる。
たった1作出版しただけで。

どこが先生だと自分では笑いながらも
周りが先生と呼ぶので「はい」と答える。

読んでる方からしたら別に何の感情もないのに
呼ばれている方は高揚感に似た感情に揺さぶられる。

業界では少しは名は知れたかもしれないけど、
そんな人は次から次えと現れるから
作家という職業も勝ち続けなければいけない。

要するに売れ続けなければ
捨てられる世界。

昨日まで先生と呼ばれていても
売れなければ老害のように扱われる。
結局はビジネスだ。

作家は本を売りたいのではなく書きたいのだ。
心のままに書きたいのだ。

でも出版社は売りたいのだ。
そもそも考えていることの根本が違うから
理解し合えているようで
本音ではし合えないのだ。

なんとかして売れる本を生み出したい出版社は、
ある意味編集のプロ集団。

最新の流行りやテクニックや世間の動きを
いち早く察知して
作家と連携し売れる本を作ろうとする。

作家は今世間が求めているニーズに答える本を
書く事が求められる。でも書きたい本とは違う。

作家は心のままに本を書きたいのだ。
世間の流行りとかニーズとか関係なく
今、思った事を書きたいのだ。

僕はパスタさんと電話しながら、
脳のバーチャル世界でそんな事を考えていた。

だからパスタさんとその後、
何を会話したかよく覚えていないまま電話を切った。

そうだまずは落ち着こう。


いつものルーティンで心を落ち着かせよう。
台所にいき、棚の上に置いてある筒上のアルミ缶を取り蓋を開けた。

脂分を含んだコーヒー豆からいい香りがした。
豆をスプーンで取り出しミルに入れ電源を押す。

スプーンを持つ手がプルプルと震え
豆が何粒か床におちていた。

心は冷静を保とうとしているのに体は正直で震えている。

ビビってるの?
変な日曜日だ。本当に変な日曜日。

黄色く可愛い電気ケルトから
湯気がモクモクと立ちお湯が沸いた。

お気に入りのステンレス製のタンブラーの上に
ステンレスフィルターを置き挽いた豆をいれて、
トントントンと挽いた粉を整え、
ゆっくりとお湯を注ぐ。

1滴1滴しずくのように落ちるコーヒーから、
香ばしい風味を感じると妙に僕は落ち着くのだ。

なぜ人はコーヒーで落ち着くのだろうか?

よく考えたらかなり苦い飲み物なのに止められない。
中毒のように毎日コーヒーを飲んでいる。
味というより初めのこの香りをかぐために
飲んでいるのかもしれない。

まぁそんな事はどうでもいいけど、
これはリアル世界での楽しみの一つだ。

コーヒーを淹れ部屋に持ち込みデスクの脇に置いた。
ベッドの上に置いてあるスマホを見る。

まだブルブルスマホは震えている。
通知が止まらないようだ。

スマホを手に取り画面を覗くとスキがどんどん増えている

いつもなら10や20しかないスキがあっという間に500を超えていた。

この勢いなら1000も時間の問題かも。
いやもうコメントも一つずつ読んでいられないほど届いている。
こんなことは初めてだったので、
慌ててコメントを読みはじめると、

おめでとうございます。
おめでとう
スゴイね
おめでとう
本当に当選したよ
と知らない人から驚きと称賛のコメントが
沢山届いていた。

こんなに沢山コメントをもらっても何だか実感がない。
嬉しいんだけど誰ひとり知らない人だ。
現実の人ではなくバーチャルの人達だ。
顔も本名もしらない。

知っているのはSNSで活動する名前とアイコン。
それでお互いを認識している。

名前もアイコンも本人とは違うから、
本当に実在する人かも分からない。
AIと言われればそれまでだ。

でもAIでも良い反応をしてくれるなら、
もう見分けがつかない。

昔は さくら と呼んでいたやつだ。
今ではAIがサクラだ。
感情を揺さぶられて作品を評価しているのではない
恐らく複雑なロジックを解析して評価している。

文字数、感情Word、パワーワード、引用、表現、文体などを膨大なデータから学習して類似点を探し出し評価されている過去作品と瞬時に比較して点数化。

そう考えると裁判官は
AIに変わる方が効率的で間違いがないだろうな。

またも僕は脳のバーチャル世界でそんな事を考えている。
これは僕の悪い癖



エピソード3 書籍出版のハードル

「えっ書き直しですか」
僕は突然悲鳴のような声をあげた。

白を基調としたパネル鋼板で出来た壁の綺麗な会議室に
僕の声が響く。
ここはnote本社が入るビルの1室。

僕の適当に書いた作品が
何を間違えたかnote創作大賞の1つに選ばれ
note本社で打ち合わせする事になったのだ。

今後の展開についてのお話しだった。

大賞に選ばれたので
書籍化がほぼ決定していた流れで
書籍化についての打ち合わせだった。

僕は恐る恐る打ち合わせ場所に出向き、
note編集部で僕の作品担当者の
新垣織江(にいいがきおりえ)さんとも初めてあった。
でも僕が彼女の事を本名で認識したのは
初めだけで脳内空間では頭文字を略してニオと僕は呼んでいた。

ニオは(新垣織江)僕に原稿の書き直しを
ハッキリ言ってきた。

「けんいちさんの作品はとても素晴らしく私も好きです。大賞に選ばれておめでとうございます」と僕をほめていたのに、10分後には書き直ししろと言ってくる。

「書き直しですか。うわ~それは参ったな~やっぱりか・・・」と僕はどこかで本音をもらしつつ、やり直しのような作品をよく大賞に選んだな~と内心怒っていた。なんだこいつと思ったけど、話を聞く事にした。

「けんいちさん、やり直しじゃないんです。改稿ですよ」
「改稿?なにそれ初耳。かいこう?」

「そう改稿です。けんいちさんの内容は素晴らしいのでですが、書籍化するにあたっては、まだまだ見直しが必要なんです。さらに今の文字数ではページ数が足りてないので内容をもう少し深堀して増やしたいんですね。」

「まぁそう言われるとそうだけど、そのまま本になるんじゃないんですね」「そうなんです。noteの記事では個人の自由で書いていますが出版物としては正しい表現に直したり添削したり校閲したり必要なんですよ。この作品は面白いのですが、少しボリュームが少ないのでもう少しページ数を増やせれないかと思っています。副業kindle作家がお金ないから副業してるのに稼いだお金で恋に堕ちる不倫話は面白いと思いますが、もう少し主人公や女性のキャラを深く描いてみてはどうでしょうか?」

「もっと深くですか?」
「そうです深くです」
僕は内心思った。さすが編集者だな~

パスタさんならべた褒めだったからな~何も指摘しない。
まぁkindle作家は褒めあう文化で成り立っているから人の作品にケチをつけたり批判したりしない。指摘するにしても、みな素人だ。プロじゃない。そもそも文章を書く為の知識がないのだから。

パスタさんは確か映画化決定とか言ってたし…あいつ…適当なことを

だんだん適当におだてるパスタさんにも
小さな怒りがこみあげてくるけど
編集者は本を毎日見て仕事にしているだけあって
プロの目はごまかせない。

それからも、適当に書いた本なのに
やたあ丁寧に何個も指摘をされて
ズバズバと改善点を教えてくれた。
さすが編集部だと思った。

適当に書いた本でも容赦なく指摘ししてくれる。
まさにこれぞプロ。

さらに極めつけは締め切り日だった。

今から2週間後までに終わらせてほしいんです。
とキッパリ言われた。
それもプロだ。

「2週間後までにですか…」無理だよと思ったけど
ニオの顔はマジで冗談が通じる空気じゃなかったので
「はい」と僕は返事してたのだった。

もうニオじゃなくオニだな・・・
編集者ってホント僕の都合考えてないわ。

最後にオニは「けんいちさんXされてますよね。
アカウントの名前や肩書はこのままでよかったですね?」
「えっ。そうですけど問題ありますかね?」
「いえ……念のためにお聞きしておきたくて。
今後あまり変更すると混乱しますので固定して欲しいのです」

そりゃそうだ。
僕の肩書は「たまねぎkindle作家」なのだから。

最後オニは僕を顔を見てニヤッとしてたな。やっぱりオニだな。
僕はnote本社での打ち合わせ終えて建物を後にした。


高層ビルが立ち並ぶオフィス街の裏通りには
小さなレストランが何件かあり、
昼の2時だというのに、どこも行列ができている。

こんな昼時を越えた時間でも
並ぶくらい人気があるのか知らないけど
田舎じゃあり得ない光景を見ながら
誰も人が居ないような古い喫茶店があったので
一息することにした。

窓際のテーブル席に座りコーヒーを注文。
窓の外には進む気配のない店にならぶ人が見える。
コーヒーが運ばれて砂糖を1ついれてかき混ぜる。
一口飲んでようやく落ち着いた。

ようやく振り返り打ち合わせの事思い出していた。

打ち合わせと言っても
半部はダメ出しというか改善点の話だったけど、
僕は今日の朝はかなり浮かれていて
恥ずかしくなったていた。

note創作大賞おめでとうございます。
先生さすがです~と褒められて
書籍化おめでとうございます。
と言われるような場かなと
脳のバーチャル世界で思っていたからだった。

だから何も考えず浮かれて、
まるで先生気分でノコノコトやってきたのだ。

しかし書籍化はほぼ確定とは言うけど、
改稿した内容次第では、この話も消えるとも言われた。

とにかくあまり時間がないらしい。
大賞の発表があり、授賞式があり熱の冷めないうちに
書籍化して販売促進につなげたい。

本の原稿が完成しても実際に本が形になるには時間がかかる。

表紙の作成から帯。どんな文言で売るか?
どんなデザインにするのか?タイトルも変えるのか、
そのままいくのかなども吟味して企画会議で審査されるようだ。

今の時代は本が売れないから
少しでもキャッチ―なタイトルにして
目を引くデザインにして差別化を図りたい。

名前で売れるような売れっ子作家じゃなく
無名作家が売れるには仕掛けがないと無理だ。
その仕掛けを編集者と共に構築していくようなもの。
これは本を書くより難しいことのようにも思える。

どんなにいい本が書けても、
売る力のや全力を持たない編集者に当たると
本は売れない。
しかし悪い本でも戦略のある編集者に当たると
本が売れる事がある。

1度キッカケをつかみ売れたら、
後は本の中身の実力勝負に移行する。

本当に中身がいい本なら重版がかかる。
だから本は2度売れないといけない。

でも1度目のキッカケを生み出す事が
一番難しいことなのだ。

いくらいい本を書いてもキッカケが作れず
ヒットさせれないならだめだ。

悪い本を書いてキッカケをもらって
1度売れても中身がダメならそこで終わる。

中身のいい本を書いて
キッカケを作りヒットさせなければいけない。

中身の良い本×キッカケ×ヒット。
これが本が売れる方程式だ。

中身は自分の問題だ。
ヒットは世間の問題だ。
キッカケは編集者の問題だ。
この3つの組み合わせを掛け合わせて
一般書籍本は毎回作られていく。

本を作れても売れるのとは全く話が変わるのだ。

コーヒーを飲みほして、
改めて本を売ることのむつかしさを考えていた。

でもあのオニめ。
2週間で書き直せってかわいい顔して
カンタンに言うよ。
改稿だかなんだか知らないけど
書き直しと何が違うのかと僕はまた少しイライラしていた。

なぜかと言うと、
3週間後に僕は電子書籍を出版する予定だったからだ。

僕は個人作家としてAmazonで電子書籍を販売している。
その出版予定が3週間後に控えている。
その原稿に追われていたからだ。

何もないなら2週間あればできるとは思うけど、
電子書籍の方も予定があり
同時進行で進めないといけない状況だったからだ。

その電子書籍はパスタさんと二人で進めている本。


僕とパスタさんが知り合ったのは1年前。
副業でkindle出版を初めて軌道に乗り出した時に
参加したグループにいた人。

気が付けばDMを送り合い意見交換する仲になっていて
一緒に副業でkindle出版を楽しんでいた。
そう副業として。

副業というからには本業がある。
でもお互いに何を本業にしているか
聞く事もなく
副業のkindle出版の話でいつも盛り上がる。

Kindle出版とは
Amazonが提供する電子書籍サービス。
要するに個人で本を作り販売し小遣い稼ぎをしている。
出版社を通さず本がAmazonの販売ページに掲載される。
そして24時間販売をAmazonが僕の代わりにしてくれる。
24時間営業している店のように。

本が読まれると
少しの小遣い稼ぎにはなる。
中には高額な収益を上げる人もいて夢も見ることができる。

個人作家でkindle出版をしている人はプロとは呼べない。
アマチュアみたいなものだ。
だから書店にならぶ編集者が発売する本に憧れを持つ。

プロとアマの差ともいうべきか、
所詮kindle個人作家は素人と自覚がある。
誤字脱字もあるし校閲もない。
編集者の目を通らないから変な本も生まれる。

そこにある壁は大きなものがあったりするのだけど、
一般読者からすると見分けが難しい。

Amazonサイトでプロと横並びで表示しているので
一瞬では判断できないからだ。

最近ではプロだった人も個人で本を
出すようにもなったから
余計に混沌としているかもしれない。

だから素人の僕らは何か1冊での商業本、
いわゆる出版社を通じて出す本に憧れる。

その為、note創作大賞のようなイベントに参加して
一発逆転をねらうのだ。

そして締め切りが迫りkindle本を作る合間に
パスタさんにnote創作大賞のイベントに参加しようと
煽られて時間ないから過去作にタグをつけ
応募した適当に書いた僕の作品が、

何を間違えたか見事に大賞に当選した
というのだから変な話だ。
今の自分の状況におかしくなる。

飲み干したコーヒーを最後の1滴まで飲むように
カップを上にして飲んだ。

アンティークな内装の落ち着いた雰囲気のインテリア。
長年使った椅子や照明。
よく見ると使われてないレコードが飾られて
懐かしい時代のデザインのLP盤。

レコードにはEP盤とLP盤があり
EP盤は片面8分程で2~3曲ほどの収録に使われ、
一方、LP盤は片面30分の収録ができ
両面で1時間の「Long Playing」の意味でLP盤。

もうそんな事を知るような若者はどれだけいるのだろうか?
音楽はデジタルになり時間制限はない。
1つのアルバムを作りに
昔は片面30分以内で作る必要があったのだ。

本で言えばページ数を指定しているようなものだ。

今回も短いと指摘されてページを追加し
本としての体裁を整えないといけないようだ。

その点、電子書籍にはページ指定がない。
自由に決めれるのだ。
なんなら納期だって本当はない。
3週間後に出す電子書籍だって別に自由なのだ。

今日の打ち合わせのように
今から2週間後に提出してくださいと言われる事もない。
これもプロとアマの違い。

自由な分、誰にも何も言われない。
でも逆を言えば誰も何も言わないのだ。

改稿してくださいとか2週間でとか、
ここを修正してほしい。とか
誤字脱字の指定とか校閲での見直しも。

実はこれは本を書く上で自分ではできないスキルを
分散してスペシャリストが各々に活躍している。

組織を組んで本を完成させていることになるから、
そりゃ1冊の本のクオリティーは
個人電子書籍作家よりはるかに高い。

そして仕事は誰かに言われないとやらない。
それが人間だ。

自由ほど苦しいものがない。

オニそれを分かって僕の尻を叩いてくるのだ。
そう考えると彼女も仕事をしている事になる。
そんな事は分かっているけどなんだか苛つくんだから、
僕は大人げない。オニじゃなくやっぱりニオか。

さぁ家に帰り改稿をするか、
電子書籍の続きをするかとまだ迷いながら
僕は電車に乗り家にかえった。

エピソード4 副業を始めキッカケ

僕が副業を始めたきっかけは
数年前のコロナ禍がキッカケだった。

会社は苦しくなり業績悪化。
大企業じゃないから
倒産しかけたけど従業員は
クビにはならなかったのが奇跡
そのかわり給料がカット。

ただでさえ安い賃金で働いているのに
少ない給料さえもカットされる不公平な時代。

周りはコロナだから仕方がないと言うけれど
何でもコロナのせいにして、
皆で慰め合っても仕方ないのだけど
他に行き場のない感情だ。

実際のところは、コロナ前から業績は悪化して
コロナが追い打ちをかけたのが本当のところだろう。
もしコロナじゃなかったら
業績悪化で言い訳出来ない
状況になっていたかもしれない。

中小零細企業で働く僕は
コロナで得する人と損をする人がいる中で
明らかに損をしている。

このままじゃマズいな…会社も業績よくないし、
いつ潰れても不思議じゃない。
住宅ローンもまだまだ残っているし
娘の教育費もこれからお金がかかる。

妻は7つ下で会社で知り合った人。
家事や子育てに追われながら
昼間は近くのスーパーでパートで働く。

共働きでけっして裕福ではない。
2人で働き、なんとか生活を維持している。

最近の円安で輸入品は高騰し飲食産業はのきなみ値上がり。
商品も値上げが止まらず
スーパーで働く妻も値段変更や設定変更が日々起きて
大変だという。

いくら値上げしても生活必需品だから
食料を買わないわけにはいかない。

贅沢してるわけじゃないのに物の値段があがり、
ますます食べるものは選ぶようになる。

5時になると貼られるセールシールに
人が群がるようになり
2時~4時になればスーパーは人が減り売れないらしい。

円安も円高も海外に行かない僕には
関係ない暮らしと思っていたけど、

こんなにも身近に為替の影響を感じはじめた。
給料は変わらないが確実にお金が減っている。
というより貯まらなくなったのだ。
だんだん生活が窮屈になり息苦しいさを感じていた。

娘が高校に入ると
僕も妻も娘に費やす時間がへって
自由時間が増えたけど、学費に費やす費用は年々増える。

高校生にもなれば、お金がかかる。
買うものも大人3人分だ。

切実とお金を稼がないといけないと思い出した。
でも今の仕事で給料を上げるのは絶望的に無理だ。

子育てから手が離れ数年。
自分の時間が増えて妻はドラマにはまり
僕はゲームにはまり
娘は自分の部屋で誰かと毎日電話している。

家族3人は1つの家に住みながら
全く違う生活環境。これが令和の家族の形。

食事も家族3人で食べる事は少なく、
僕は夜ご飯を食べるけど妻は朝と昼を食べて夜は食べない。
娘も夜はダイエットと言って食べない。
だから夜ご飯は大抵一人で食べる日が多くなる。

昔みたいに食卓を囲い家族で食べる風景はもう死語。
というより死景かなと思った。

部屋に食事を持ち込み
パソコンの前で食べることが普通になった。
そして気が付けばYouTubeを見ながら
晩御飯を食べている。

子供の頃はご飯を食べながら
テレビを見ると親に酷く叱られたものだ。
だから僕も子供が小さい時は、
子供にテレビを見ながら食事をすることが
良くないという教育をして𠮟りつけていたけど、
結局親の僕が誘惑に負ける。

夕食中もスマホをポチポチしながら食べるようになり、
今では動画見ながら食べるのが
普通になっているから時代の変化は怖い。

だから子供にも怒れない。

子供の時にあれほど
「行儀悪い」とか「目が悪くなる」とか「常識がない」とか
よく言われ怒られたものだ。

でも今は赤ちゃんにタブレットを渡して遊ばす時代。
これは子供の教育の為じゃなく
親が楽したいからだと思った。

赤ちゃんはタブレットに流れる映像に反応して遊んでくれる。
なんなら知識も言葉も覚えるから親も楽だ。

更にどんな時でも泣き止んでくれる魔法の板だ。
もう親はタブレットやスマホを子供に渡さずには
子育てできないのだ。

親も楽したいから渡してしまう。

結局そんな環境だから成長すれば、
昔のような常識は通じない子が育つのは自然な流れなんだと思う。

そんなことを考えて反省していたのは
初めの頃だけで直ぐに忘れ誘惑にまけ時代の流れと割り切り
一人部屋にこもり動画視聴しながら、
食事をしてる僕がいる。

更に2倍速で視聴しながら
食事も2倍速で食べている。

兎に角時短でコンテンツを消化していかないと、
溢れる情報の中で欲しい情報が見つからない。

僕はさっさと映像を見終わり
余韻もないまま次のコンテンツを見て
食事も早く切り上げ自分の時間を作ることに必死になっていた。

食事も終わり片付けをして
シャワーも浴び一息つくのが夜の8時30分。

ここから僕の副業時間が始まる。
兎に角僕にはお金が必要だった。

副業でも本業でもなんでもいいから
今の収入では生きていけないから焦っていたのだ。
なんでもいいからお金が欲しい。

副業をNETで検索すると
色々出てくる中でnoteでマネタイズ戦略という記事を見つけた。
noteでマネタイズ?
そして僕は記事を読みnoteに出会う。

noteは、クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォーム。

毎日記事を書き共感してもらいファン化して記事を有料化。
他にもノウハウ記事を書き有料化。
しかし実際には簡単にマネタイズできる事はなく
半年ほど継続したけど上手くいかなかった。

そんな時に目にしたのが
Kindle作家で副業という言葉だった。
kindle作家??
聞き慣れない言葉に僕は調べることにした。

kindle作家とは
Amazonが提供するサービスkindleで電子書籍を作り販売する人。
プロとかアマとか関係なくkindleで出版している作家を指してます。

実際にはアマチュアという認識で
出版社を通さず本を出すので全て自分一人で完結する必要があり
インディースとも言える。

もちろんプロも個人で出す人がいるので作品自体は、
上手い人もいれば無茶苦茶な変な作品も混ざる世界。
Amazonの販売審査が通ると
基本出版可能になるので誤字脱字があっても、
間違った内容でも不適正な表現でも出版ができてしまう。

審査に引っかかる本もあるけど、
多くは問題なく出版が出来る。

そんなkindle出版でお小遣い稼ぎをするようになった。

そこで知り合ったのがパスタさんだ。
彼もまたkindle作家で本を数冊出版している。


エピソード5 たまねぎkindle誕生

kindle出版ってすごい。

今や出版社を通じなくても本が出せる。
kindle出版は夢のような仕組みだ。

そんな事を一人つぶやいていた。

いつか僕も本を書きたいと夢をみたけど、
本を書くって有名人だから本を出すと思っていた。
または偉い先生や成功者だから
経験やノウハウ本を書くものだとkindle出版に出会うまでは
本当にそう思っていた。

しかし、まさか、
こんな面白い世界があるなんて思いもしなかった。
それほど今では僕はkindle出版にのめり込んでいる。

しかし始めた事は、この世界の事は何もしらない。
今から数年前kindle出版を始めた時のこと。

僕も本を出版してみたい!そういう情熱に駆られていた。

朝起きてから寝るまで
暇があればkindle出版で出す本のネタを考えている。
でも、本になるような文章を書くなんていつ以来だろう?

思い出そうとしても全く思い出せない。
あれ?いつ以来?

高校生?
いや中学生??何かの発表会で文を書いた程度。
しかもほとんど写したやつ。
アナログコピペだ。
どこかの大学教授の論文コピペ問題も否定できない僕。

よく考えたら人生でまともに本を書こうとか考えた事もない。
芸能人や有名人になれば自伝的な本を
ゴーストライターが書いて出版するイメージは想像できるけど
自分が本を書くとなると何を書く?

自伝?こんな無名の人間の自伝なんて誰が読む?
そんなの読みたい人間を1人でも探す方が本を書くより難しい。

最近僕はX(旧Twitter)を通じて
kindle作家活動をするパスタさんと知りあった。

パスタさんが出版する本
『儲かる最高の副業kindle出版完全マニュアル大全』
のてんこ盛りのような本を読んだのがキッカケで
パスタさんを知った。

本の内容で質疑があり
初めてDMをしてコンタクトをとり
感想を伝えつつ軽く質疑をしていて
DMを交わしている中で仲良くなっていた。

僕は1冊も出版した事がないから
パスタさんの『儲かる最高の副業kindle出版完全マニュアル大全』をスマホで何度も目をギョロギョロしながら読んだ。

パスタさんは初心者向けに
kindleの出版サポートもしているようで
公式LINEへの誘導を本の最後に乗せている。

僕は公式LINEに登録して
サポートを受けるのが筋だと思いつつも
DMで仲良くなったので少しだけ
kindle情報を聞き出そうとするズルい僕。

それにしてもパスタさんは出版3冊目だというのに
大胆な3冊目のタイトルに僕は笑っていた。

2冊出版して3冊目で
『儲かる最高の副業kindle出版完全マニュアル大全』という
ノウハウ本をよくだしたものだ。
でも僕はその本に飛びつき読んでいる。

3冊目にしては、よくできている。

知りたい情報が乗っている。
しかも3冊目で出版完全サポートと題して
大胆にサポート募集もしている。

3冊目でもう、そんな感じになれるのかkindleって(笑)

そもそも何も分からない素人の僕が
本を出すっていうのにはハードルが山ほどある。

根本的に原稿を書く事が最も高いハードルだ。
テーマ選びに何を書いたらいいかもよく分からないし
知識や経験も豊富じゃないから筆が前に進まない。

『儲かる最高の副業kindle出版完全マニュアル大全』を読んでいくと手順が記載している。それによると

①テーマ選び
②執筆作業
③構成
④原稿仮完成
⑤添削作業
⑥見直し、誤字脱字チェック
⑤原稿完成
⑦タイトル最終確定
⑧サブタイトル最終確定
⑨表紙作成、依頼
⑩Amazon登録
⑪原稿、表紙のアップロード(EPUB化)
⑫単価設定
⑬予約開始設定
⑭申請完了
⑮Aプラス作成
⑯予約特典作成
⑰Aプラス登録
⑱SNSで宣伝告知
⑲スタエフで宣伝
⑳スペースで宣伝
㉑出版前に表紙モザイクチラ見せ
㉒出版日に99円セール宣伝活動
㉓購入者に特典配布
㉔ベストセラー2時間に1回チェック
㉕ベストセラー獲得SNS報告
㉖Amazon売り上げチェックでニヤリして寝る

この作業内容を見て
正直初めはkindle作家やめようと思った(笑)

メチャクチャやることある。
しかも意味不明なWordが沢山。
なんだよEPUB化って。
なんだよAプラスって。
理解不能だけど、
とりあえず素人の僕はこの順番で進むしかない。

右も左も分からないから、
逆にここまで細かいと
ありがとうと思うしかないだろう。

それにしても原稿部分の説明が
かなり手薄な完全マニュアル(笑)

まぁそれは自分の問題だから
自分で何とか本文は書くしかないわけだ。


本来なら公式LINEでコンサルしないと
教えてくれないような情報も
何故かパスタさんは僕に教えてくれる。
僕も段々甘えて聞いてしまう。

ピコン!
携帯のチャット音が鳴った。
「あっパスタさんだ」
携帯を見るとチャットが入っている。

「けんいちさん本の進みはどうですか?」
「いや~中々前に行ってません。というかまだ①のテーマ選びで止まってて先が全く見えてないんです。僕は早く本を出版したいですが夢に思えてきましたよ」

「ハハハハ。大丈夫僕の『儲かる最高の副業kindle出版完全マニュアル大全』の通りに進めたらけんいちさんもベストセラー取れます」

「ありがとう。ベストセラーの前にテーマすら……(笑)」

「あっ!けんいちさんにアドバイス。Xのアイコンはキャラにして横顔。そして肩書をkindle作家にして下さい」
「えっパンダのアイコンじゃだめですか?」

「人じゃないからダメ。人の顔にしてください。肩書も忘れずに書いてくださいよ」
「あっ……はい。でもまだ僕1冊も本だしてないけどkindle作家名乗っていいのかな」

「いいんですよ。気にしないでください。未来のkindle作家なんだから」

心のなかで、
まぁそうだけど人生で1度も本書いた事ない僕が
作家と名乗ることに自分で笑える。

詐欺だよな~1度も本書いた事ない人間が
肩書でkindleといえど作家を名乗るなんて。

せめて1冊でも出せば一応名乗れるけど。
このまま1冊も出さないままなら、
店じまいセール永遠にするようなものだ。

そして僕はチャットを終わらせて
Xのプロフィールを修正。

「けんいち|たまねぎkindle作家」と記載した。

ここに、たまねぎkindle作家のけんいちが誕生した。

これならいいだろう。
kindle作家になりきれていない、タマネギだ。

エピソード6 たまねぎkindle誕生初の挫折


まだ僕は1冊も本を出していない。
でもkindle作家と肩書に書いている。

X上とは言え僕には
公式の場で世間とコミュニケーションするツール
だから企業でいう大事な名刺だ。

そこに適当に思い付きできめた肩書を書いている。
「たまねぎkindle作家」だ。

兎に角テーマだ。
まだ僕はテーマすら絞れていない。

パスタさんから26ある順番を
提示された1番目がテーマ選定。
その1番目のテーマ選びでつまづいている僕は
まさにタマネギだ。

でもみんなどんな本を
書いているのだろうか?
kindle作家といっても多種多様。
色んな本がある。

主にはノウハウ系や自己啓発系、
過去の告白や体験談が多い。
僕に書けるノウハウはなんだろう?

課長になれば役に立つ仕事術!いやいや違うな。

僕も仕事で苦労しているのに
役に立つなら逆に教えて欲しいわ。

「副業大図鑑」いやいや副業なんてした事ないのに
何も思いつかない。
バイトは沢山してきたから「バイト図鑑」
これじや求人雑誌だな。
人に自慢できるノウハウ……ん~ないな。

ずっと考えたど何1つ思い浮かばない。
特技も人より得意なものはないし、
運動も苦手、勉強も苦手、
人とのコミュニケーションも苦手。
家族もごくごく一般的。

本当に僕という人間は詰まんない男だ。
自分が嫌になる。

Kindle初めて
自分に何も取り柄がないことに気が付く。

こんなにも取り柄がない男と
よく妻は結婚してくれたものだ。
妻に感謝の心が芽生える。
そう思えただけ案外kindleも悪くない。


とりあえずkindle作家の本を読んで探そう。
kindleには「kindle unlimited」というサービスがある。
本のサブスクだ。
月額でお金を支払い本が読み放題になるサービス。

200万冊以上の本が読める。
もちろんkindle作家さんは、
kindle unlimitedサービスを対象に本を書いている。

ここで読まれたら印税が入る仕組みだ。
購入されなくても
kindle unlimitedサービス経由で
本を読んでもらいお小遣いを稼ぐ。

これがkindle作家副業の王道。

そのサービスに加入していると
基本kindle作家さんの本は読み放題になる。
その中で本を漁る。

最近の傾向も知る事が出来る。
どんな本が出ているのかが分かる。
近頃は自己啓発が流行っているようだ。
何冊かダウンロードしてみた。

kindle作家の本は色々特徴がある。
1つは表紙がダサい。

学級回覧版のような表紙もある。
こんなフォントは町内会で使うような
ダサいフォントで作られたダサい表紙もある。

「ん……重たいな。ダウンロードにやけに時間かかっている本が1冊ある」
『最高の副業kindle出版でストレスためない7つの法則、みなおさない勇気』
今の僕にピッタリの本だ。あっヤバい。心が病んでる(笑)

でもやたら思い。
10分たってもダウンロード完了しない。
ようやくダウンロード完了。

ページをめくる。
重い……

やたらページめくりがモッサリして重い。
何だこりゃ。

しかも1ページに文字が少なくスカスカ改行だらけの本。

へぇ~これがkindle作家の戦い方か~とひらめいた。

要するに、kindle作家は副業で取り組んでいる。
副業で取り組む以上はお金稼ぎだ。
kindle出版は
kindle unlimitedのサービスを最大限に利用した副業だ。

これは本を買わなくても読み放題だから
月に本を4,5冊も読めばペイするほどの金額。
商業本なら下手したら1、2冊でペイする。

だから気軽に本を読む事ができる。

そしてページをめくれば収益が発生する。
ということは……
ページが多い方がお金になる。

だから内容の割にページを増やす努力……
いや小細工をしている。
それはポエムのような改行の使い方。
いやポエムの方がまだマシかもしれない(笑)

さらに悪質なのは固定型という形式だ。

電子書籍には大きく2つの出版方法がある。

リフロー式
固定型
の2種類。

一般的に固定型というは
ページを固定する方式で、
漫画やイラストや写真集などに使用する方式。

一方リフロー式とは、
電子書籍の為に開発された方式で、
読む媒体がスマホやタブレットやパソコンのように
読者が持つ端末依存に対応した方式。

デジタルデーターとして文字を扱い、
文字の大きさを読者が自由に変えれる。

また、しおり機能や音声読み上げ機能や、
リンク機能がありデジタルに特化して
使いやすい方式になっている。

漫画のような固定型は文字サイズは
固定されているのでスマホ画面が小さいと読みにくい。

その為、週刊誌や雑誌を電子書籍で
好む層はタブレット端末を、買う人が多い。

しかし一般的な本。小説やノウハウ系などは
圧倒的に個人が持つスマホで読まれている。

しかもスマホ端末も機種やメーカーによりサイズは
バラバラで統一していない。

固定型の場合は、
どのサイズで作るかが重要になり場合によっては
フォントが小さいとか大きいとか
バランスが極端に悪い本が作られてしまう。

本人が意図せずとも
修正方法や解決方法が分からず
放置されている本も多い。

その固定型を利用して、
テキスト主体の本を出版する人がいる。
これはページ固定が
著者がコントロールできるメリットがる。

200ページの本を固定型で作とうろ思えば
ページを200枚用意してスカスカでも文字を入れて
1ページに50文字でも10文字でも1ページを固定できる。

しかしリフロー式はページ固定は
自動で処理される為、
実際に出版申請するまで
正確な本のページは判断しにくい。

傾向的にはリフローより固定型は1.3倍ほどUPする。
これは大きい。
何もせず内容は同じ本でも
売り上げが大きく変わるかだ。

ここに目をつけ固定型で本を出す悪い人が増えた。

これはAmazon規約では違法にあたり、
Amazonが定期的に取り締まりをしている。
発見されるとAmazonの判断で強制的に発売停止になる。

確かに読みにくい。
ページももっさり重たい。
内容もスカスカでも200ページもある。

固定型ならもう
初めの数ページで離脱。読むのをやめる。
明らかに読者の事を考えて
本を作っていないのがくみ取れる。

それにしても多いな~固定型の本。
ダウンロードしている最中に
重たいと大抵固定型だ。
リフロー式なら数秒でダウンロードされるから、
その時点で大抵は気が付く。

漫画やイラスト集や写真集のような
固定型でしか出版できない本は
正統だけどテキスト主体で固定型は、
はずれ本。内容の前に読む気をなくす。

僕は、また何冊かダウンロードし
ネタになりそうな本を探している。

ついつい本を読んで時間だけすぎる。

やばい。
気が付いたらもう夜遅くになっている。
寝なきゃ。

たまねぎkindle作家は
まだ1行も書いていない。

ノウハウ本を書こうと思ったけど
何もノウハウがないことに気が付く。
だから小説を書こうと思った。

とりあえず誰か殺せばミステリーとなる。

また僕の脳内バーチャル空間で
架空のkindle作家を殺して創作。

脳内だからできる想像だ。
現実世界では恐ろしい事も簡単に想像できて
世界を構築できる。

小説はコンピューターが誕生する前の
バーチャル空間だった。


エピソード7 人生で一番頑張った  


僕は本気だった。
これほど本気になったことはない。
しかも副業でだ。

本業で手を抜き副業は本気になる。
これが僕のスタイル。けっして人に言えない(笑)

でも案外みんなそうじゃないかと思う。
本業しながら、頭の中は常に副業の事。
kindleの事を考えている。

何とか副業で稼がないといけない。
本業の給料は減る一方。生活費は増える続ける。

この変な世の中で昨日と同じ日常を過ごすには、
副業でお金を稼ぎ生活を維持しないといけないのだ。

kindle出版を趣味として楽しみつつ、
本気で取り組み稼がないといけない。
そんな状況だから時間を割いてでも作業をしている。

kindle作家として動き出し、
Xで繋がる仲間の本を読みSNS投稿を読むと、
みんな時間なく苦労している事がわかる。

悩みはみな同じ。
ではどうやって時間を捻出しているのか?
そこが皆の一番の関心事だった。

普通のサラリーマンのルーティンは

朝6時半起床
朝7時半出勤
本業
夜7時帰宅
夜9時やっと少し落ち着く
夜11時就寝

これに幼い子供がいる場合は、
子供の性格や状況でかなり生活リズムは変わる。
特に幼児の場合は、夜の寝かしつけが9時前後。
暗い部屋で幼児を寝かすと大抵自分も寝てしまう。
そこから起きて本を書くのはかなり厳しい。

もう頭は1度ウトウト寝ている。
その状態では頭はさえない。
だから子供が幼い家庭事情の人は
朝活に切り替える人が多い。

もう子供が親離れしていたり
子供がいない家庭なら夜型でも大丈夫。
僕の家は幸い子供から手が離れだしたころ。

自由時間も増えた。
コロナで更に時間的余裕ができてる。
その為、少しは時間を捻出しやすいといっても
1日3時間向き合えるかどうかだ。

長い時は5時間。8時から深夜1時まで。
しかしそんな長時間、
仕事から戻り机に座り作業は中々つらい。

本業で疲れているので
休みたいから1日3時間が限界。

後は隙間時間をどれだけ有効に使うかが
カギとなる

そんな話が飛び交っている。

朝の通勤時間でXのポストのリプ周り。
これは通勤電車の人に限定される。
車通勤なら携帯で
返信はできないから
耳読書で本を読むというパターン。
仕事の休憩を利用してXで交流。
または執筆。

この時に執筆をする人は
スマホで作業が多い。
自宅のパソコンと
クラウドで繋がりデータ管理が出来るアプリで
執筆をしてシームレスに作業環境を行き来する。

この為、スマホ1台あれば、外で作業ができる。
よくみんながカフェに行き作業する理由がこれだ。

そうなると、
次はタブレットデバイスが欲しくなる。
ん……お金がいくらでもかかるな。

kindle作家の中で、
どうやって本を書く時間を
捻出しているかの話題はよくでている。

だいたいこんな感じで、
夜、ドラマを見ていたのをやめて執筆に費やす。
そうやって、娯楽をやめて執筆作業に費やす。

極めつけはトイレにスマホ持ちこみ
ゲームしていた時間を執筆に費やす。

そんな話を聞いて、
みんなスゴイ!という話になる。

そして僕は思った。こりゃ地獄だな~

1日、24時間を執筆に費やす生き方だ。
常に隙間時間を見つけ
効率化を目指して、
少しでも執筆に費やす。

朝活できる人は
成功する人とPRする人もいる。

時短作業できる人が
成功するとPRする人もいる。

応援した人が
成功するとPRする人もいる。

自己投資で高額なお金を支払う人が
成功するとPRする。

お金を出せないひとは
成功しないと平気で言う人もいる。

それが正義かのようにPRしているけど
はたからみたら異常だ。

宗教のようにも見えてくるから面白い。

そんな僕も宗教化した雰囲気の中に
溶け込まれていく。
でも案外、それも悪くない。

自分が楽しいなら、宗教でも何でもいいからだ。

そして僕は朝活に取り組み、
パスタさんとグループを作り
朝のもくもく会を実施している。

いわゆる、「おはよう」とチャットをして
後は無言で作業をするのがモクモク会。

自分の行動って
一人じゃすぐに怠けてしまうから
仲間がいて
一緒に作業している時間を共有する事で、
継続を維持する。

眠たいけど、
あの人も起きて頑張っているなら僕も。
あの人には密かに負けたくない。

勝手なライバル心が湧いてくる。
あの人は分からないだろうけど僕は、
勝手にライバルにして闘志を燃やしている。
これも意外と楽しい。

僕は人生で一番頑張って仕事をしている。
そう、本業では見せた事のない、
闘志を副業でメラメラと燃やしている。

そして完成したのが
初出版になった本『Kindle作家連続殺人事件』だった。
そう黒歴史の本。

エピソード8 『黒歴史は消えない』

正直、覚えていない。

僕は、情けない事に
初出版という記念すべき本の内容を
覚えていない。

正確に言うと、なぜこの本を書こうと思ったか?
そんな動機や経緯を全く覚えていない。

だって適当に書いたからだ。
行き当たりばったりで書いた本。
しかも中途半端なミステリー小説だ。

物語はこうだ。
ある日、今飛ぶ鳥を落とす勢いで
人気作品を出し続けていた
人気kindle作家の
夢小路光(ゆめこうじひかる)が殺害された。
まだ犯人は捕まっていない。
どやら同業者に殺されたようだ。

どうも、人気kindle作家の夢小路光は
売れてない本のネタを完コピして
自分の名前で出版していたらしく、
完コピされた人は相当恨みをもっていて、
殺される前からkindle界隈では
小さな噂が流れていた。

狭い世界のkindle界隈。
どうも夢小路光はA氏の本を
パクッテる疑惑が噂で流れていた。

A氏はライトノベルを趣味で書く人。
しかし売れていない作家。

その本とあらすじ展開、
また一部の登場人物の名前まで同じだと
A氏が夢小路光に対して
SNSでクレームを入れていた。

作品の発表時期から見て3か月A氏の方が早い。
夢小路光がパクったと言う疑惑があった。
そこまで類似する事は普通はありえないからだ。

夢小路光もSNSで反発。
A氏が売れないからと言って
嫉みのようなイチャモンを付けられて
困っているような投稿で同情をさそう。

どんな展開に発展していくのかと
夢小路光ファンとA氏を指示する人で、
揉めていた。

そんな時に事件が起きたのだ。
真っ先にA氏を界隈の人は疑ったが
警察がA氏に辿り着くに時間がかかっている。

かなりSNSと言えど派手に喧嘩していたわけじゃない。

界隈を知る人の一部が盛り上がっている程度。

殺害から1週間が過ぎA氏を通報する
夢小路光のファンが現れた。
調べられるとA氏と夢小路光が揉めていた事実は
SNS上位には遡れば記録が残っている。
デジタルタトゥーだ。

動機がA氏にはある。真っ先に疑われる。

更にA氏のSNSは
夢小路光が殺害された直後から
更新が止まっている。

ますます怪しい。
警察に見つかるのも時間の問題。
そう思っていた矢先だった。

A氏が遺体で発見されたのだ。

えっ…A氏が夢小路光を殺したものと
思っていたけど真相は闇の中。
じゃ誰が。
2人は誰に殺されたのか・・・

そんな感じて適当に物語を書きながら考えた2流小説。
いや3流だな。

最後のオチを考えず走り書きしたから、
もう支離滅裂していく殺人事件。

もう早く書くのやめたいと思いながら
書いた処女作。

僕のkindleデビュー本。
ここまで書いたから没にするのはもったいない。
とりあえず1冊にまとめたので練習と思い出版した本。

まさに黒歴史。

一応、パスタさんに内緒で
note創作大賞に応募しておいた。

だから僕はパスタさんから電話をもらったときに、
ドキッとしたのは、本当に適当に書いた駄作。
黒歴史の本が、まさかのまさかの大賞に選ばれたのかと
一瞬思ったからだ。

まぁ自分でも、そう一瞬でも思った事がおかしいけど。

そして2作目となるkindle出版に挑戦した本。
『Kindle作家に恋して』が
なんとnote創作大賞に応募したら選ばれたのだ。

とりあえず過去作を
note創作大賞のタグつけて応募した作品だ。

実は僕は3作応募して、
一番の自信作は
最新の小説『シャングリラへゆく』だった。

時間をかけ丁寧に作り
イラストも写真も作り込んだ作品は、
箸にも棒にも掛からぬまま終わった。

なんとも皮肉なことに手を抜いた作品が
選ばれたのだから世の中ってこんなものだ。

努力が報われるなんて幻想だ。
バーチャルなのだ。

ちなみに『Kindle作家に恋して』は
恋愛経験の少ない僕が、恋愛経験豊富なふりして書いた本。
ドラマを寄せ集めたような、こちらもまぁまぁ適当にかいた本。


kindle作家は5作目で
本当に書きたい本を書け!とよくいう。
始めの4冊は練習。

出版に慣れる為の練習本。
だから適当に書いても、無名なので対して読まれない。
だから練習。

5冊出版し
後から黒歴史は出版停止にしておけばいい。

そう思い僕は、たいして何も考えず書いたのだ。

そして一応、note創作大賞に応募したら。
したら…
まさかの当選。いや大賞。ビビるわ。

審査委員の目は節穴か・・・(笑)

いや僕の作品が素晴らしいのか。

まぁどちらでも当選した事で
僕の本は書籍化がほぼ確定し
改稿してページを追加する事を迫られていた。

人生って何が起きるかわからない。
とりあえず心でガッツポーズはしたけど
本心で喜べない。

数ある作品を押しのけて
ワーストワンがひっくり返り当選したのだから。

僕の人生は大きく変わる。
きっと大きく変わる。

バーチャル世界で夢見た人気作家の地位を
手に入れるのだ。

これでkindle作家というインディース感のある肩書から
脱出できる。

そう改稿さぇ終わらせば僕は、ついに
魔法作家にジョブチェンジだ。

ようやく、たまねぎ作家から脱出できる。
あっ肩書かえれない。オニに怒られる(笑)

こりゃアルテマウェポン探して
たまねぎ作家最強説しかないな~

おわり



いいなと思ったら応援しよう!

けんいち【kindle作家】 娘が留学をすることになり、何か僕も父として背中を見せて、一人でもがんばって負けないように生きていけるように挑戦を始めました。娘との思い出もここに沢山残そうと思い記事を書いています。少しでも応援してもらえたらウレシイです。いただいたチップは活動費に使わせていただきます。