【講師のつぶやき58】私が思う英語力の第一歩
最初にお断りしておきます。
私はIT講師です。英語講師ではありません。
リモート授業中、私がフィリピン在住であることを話したとき、
「ケンジ先生って、英語ペラペラなんですか?」
と、学生から聞かれたことがあります。
もちろん
「いや~そんなことはないよ。簡単なことは喋れるけどね」
と、返しました。
私は英語教育を語れるほどの人間ではありませんが、私なりの意見を書かせてもらいます。なので、偉そうに書いている部分もありますが、素人の戯言だと思って読んで頂ければ嬉しいです。
私が思う英語力の基本の「き」。
英語力の第一歩は「発音」だと思っています。
もちろん、文法は大事です。
語彙も大事です。
でも、英話(に限らず外国語全般)は、最初に正確な「発音」を学ぶことが、大事だと思っています。
今から30年以上前。
私が初めて行った海外旅行はアメリカでした。しかも、一人旅。今思えば無謀でしたが、その旅行が海外好きになるきっかけになりました。
その機内でのことです。通路を挟んだ反対側に座っていた日本人男性が、水を頼もうとしていました。搭乗していた航空会社は、たしかUNITEDだったと思います。
「ウォーター」
アメリカ人のCAは少し首をかしげ、その後、紅茶を持ってきました。おそらく「ター」の音が強く聞こえ、「Tea」と受け取られたのでしょう。これは、笑い話ではなくて、本当に私が見た光景です。
一方私は、Water をアメリカ英語っぽく「ワラー」と発音したところ、一発で通じ、ホッとしました。
Water。発音できなければ、水が飲めません。
Hotel。発音できなければ、目的地に着けません。
旅行で使う基本的な単語。でも意外とカタカナ発音では通じないことが少なくありません。
旅行レベルなら、旅行の会話集を勉強するより、単語の発音。
これが最もタイパの良い英語学習ではないかと思います。
もう一つエピソードを。
初めての海外旅行でアメリカを選んだのは、アメリカの広大な大地のドライブを楽しむのが昔からの夢だったからです。
ホテルをチェックアウトし、タクシーに乗り、有名なレンタカー会社、DOLLAR RENTACARに行って欲しい旨、ドライバーに告げました。
「ダラーレンタカー、プリーズ!」
(当時の英会話力はこの程度。それでも何とかなると思っていました。)
運転手は顔をしかめます。
「何ていうレンタカーだって?」
「ダラーレンタカー!」
「知らねぇな・・・」
黒人の運転手は、首をひねります。
「スペル言ってみて」
「D-O-L-L-A-R ……」
「ドラー!イエス!ドラーレンタカー」
発音って大事ですよね。
私は今、フィリピンに住んでいます。
「フィリピンは英語が公用語ですよね?」
とよく言われます。
確かに英語は広く使われています。
でも、日常生活で耳にするのはタガログ語です。
ちなみに私はタガログ語は話せません。
なので、基本的に英語で話しかけます。
すると相手は、「あ、この人は外国人だな」と判断して英語で返してくれます。その英語も実に様々です。
非常に流暢な人もいれば、かなりブロークンな英語の人もいる。正直なところ、学歴や職業による差は感じます。
でも、会話にはあまり困りません。
もちろん、仕事で英語を使うなら文法は必須です。
メールも書かなければならない。
会議もある。
契約書も読む。
そこまでいけば話は別です。
でも、そこまでいっても、
正しい発音でアウトプットする練習(音読など)は、大事ですよね。
決して発音が全てとは言っていません。
ただ、一番基本にあるものだと思うのです。
ちなみに。
私は TOEIC 880点、英検準1級を持っています。
海外移住を決めてから勉強しました。
もちろん、今でも英語は勉強中です。
