視野が狭くなったら「余白」を作る
2022年10月15日。
子どもたちが寝静まった金曜日の夜。
妻はリビングで布団を敷き、久しぶりに映画を2本立て続けに観て、
夜更かしをしました。
『花束みたいな恋をした』と『ココ・アヴァン・シャネル』。
僕が仕事で妻の仕事道具が入った車を使ってしまい、手元になにもなかったという
物理的な理由もありましたが、妻にとってはとてもいい時間になりました。
映画の中で描かれる、若者の甘酸っぱい恋愛と現実のすれ違い。
孤児から這い上がり、自分の信念でブランドを創り上げた女性の生き様。
そうした作品に触れることで、妻はあることに気がつきました。
「最近の私、視野がものすごく狭まっていたな」
前日、僕に詰め寄ってしまったのも、
制作や日々のタスクに忙殺され、心に「余白」がなくなっていたからです。
目先の「やるべきこと」にとらわれ、感性が死にかけていました。
人間、余裕がなくなると、どうしても周りの人の行動が気になり、
勝手な期待を押し付けてはイライラしてしまいます。
「人は人、自分は自分。私は自分のやるべきことを一生懸命やるだけ」
映画を観て、妻の心にスッと風が通りました。
アーティストとして感性を育て、良い作品を生み出し続けるためには、
絵を描くのと同じくらい、意図的に「ヒマ」をつくることが必要です。
週に1回は映画を観る。
運動のために少し長めに散歩をする。
腰が痛くならないように、IKEAに新しいデスクを買いに行く。
忙しいときほど、立ち止まって「余白」を作る。
それが結果的に、一番の近道になるのかもしれません。
凡人夫の備忘録。アーティスト妻の歩み
地方の無名アーティストの妻が、東京に挑戦するまでの話。
シーズン1から、全部読めます。
独立して、迷って、それでも描く。
正解のない日々を歩くシーズン2はこちら。
生活と、創作。
泥臭い日々の記録、最新のシーズン3はこちら。
初めての個展を経て、外の世界と繋がり、
泥臭く価値を証明していくシーズン4(共鳴編)はこちら。
アーティストHannaの現在
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