お金は、愛する人の「時間と余白」を守るためにある
2022年9月23日。
雨の日の朝。
ウッドデッキから家の中を覗くと、
子どもたちが元気に遊ぶ声が響いていました。
その声を聞きながら、
ふと「幸せ」について考えていました。
きっかけは、昨日の朝。
ぼくが妻にこう質問しました。
「お金持ちっていくらからだと思う?」
「お金で幸せは買えない」
そんな言葉をよく耳にします。
確かに、年収800万円を超えると、
それ以上稼いでも幸福度はあまり変わらないという
データもあるそうです。
妻もぼくも、「大金持ちになりたい」という野望は
あまりありません。
アーティストとして活動する中で、
「お金を稼ぐこと」に対して
どこか罪悪感のようなものがありました。
純粋な表現が、お金の匂いで
濁ってしまうのではないかという不安。
でも、こうして子どもたちの笑い声を聞きながら、
綺麗事じゃない現実に気づいたのです。
もし資金が尽きてしまったら。
心穏やかなこの家族の時間すらも、
ストレスと余裕のなさで、
あっという間に崩壊してしまうでしょう。
お金自体が幸せをもたらすわけではないけれど、
お金があることで、
「不幸な出来事」を回避できる確率はいっきに上がります。
病気になった時の選択肢。
貧困によるがまんの連続。
時間が縛られることによるストレス。
そういったものから愛する人を守るためのもの。
それが、お金の本当の価値なのかもしれません。
アーティストとして正当な対価をいただくことは、
決して汚いことじゃない。
それは、家族との時間や、
純粋にアートに向き合うための「心の余白」を
買うことと同じだからです。
「フルーツを毎日食べさせたい」
「季節のお花を飾りたい」
そんなささやかな豊かさを守るために。
そして、これからも自分の足で立ち続けるために。
稼ぐことへのブロックを外し、
ビジネスとしてもしっかり成立させていく。
雨音を聞きながら、そんな覚悟を決めた朝でした。
凡人夫の備忘録。アーティスト妻の歩み
地方の無名アーティストの妻が、東京に挑戦するまでの話。
シーズン1から、全部読めます。
独立して、迷って、それでも描く。
正解のない日々を歩くシーズン2はこちら。
生活と、創作。
泥臭い日々の記録、最新のシーズン3はこちら。
初めての個展を経て、外の世界と繋がり、
泥臭く価値を証明していくシーズン4(共鳴編)はこちら。
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