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「ありのまま」だけでは進めない。挑戦者を支える自己効力感

2022年9月22日。

「役所に行くの、忘れちゃった」

幼稚園に息子を送った後、

そのまま役所に寄るはずだった妻が、

何事もなかったかのように家に帰ってきました。


いよいよ目前に迫った、初めての個展。

やらなければいけないタスクが山積みで、

妻の頭の中はぐるぐるとパンク寸前だったようです。

「完全に頭が真っ白になってた」と笑う妻を見て、

人が挑戦のプレッシャーにさらされた時の

リアルな姿だなと思いました。


こんなふうにミスを連発してしまった時、

最近よく言われるのが「自己肯定感」の大切さです。

ダメな自分も、ボケボケな自分も、

ありのままでいいんだよと認めてあげること。

プレッシャーで心が折れそうな時、

自分を守るための「防御」として、これは絶対に必要です。


でも、心を守るだけでは、

目の前の現実は1ミリも進みません。

個展の準備は終わらないし、

役所の手続きも誰かがやってくれるわけではない。

そんな時に必要になるのが、もう一つのエンジン。

「自己効力感」です。


自己効力感とは、

「自分ならできる」「現状を変えられる」と

自分自身を信じ込む力のこと。

自己肯定感が「防御」なら、

自己効力感は「攻撃(推進力)」です。

この両輪が揃って初めて、人は前に進むことができます。


自己効力感を育てるためには、どうすればいいのか。

妻は、毎日ラジオを収録したり、

Instagramで「365日の誕生花」を毎日発信したりと、

「自分で決めた小さなこと」をただひたすらに続けています。

その小さな成功体験の積み重ねだけが、

「昨日もできたから、今日も絶対やれる」という

根拠のない自信(自己効力感)を作ってくれるからです。


挑戦する時、最初から根拠なんてなくていい。

自分自身を洗脳するくらい

「やればできる」と思い込む力が、

自分の限界を押し広げてくれます。

傷つくことを恐れず、打席に立ち続ける。

そのためのマインドセットです。


さて、役所に行き忘れた妻は、

失敗を笑い飛ばし、再び個展の準備へと突入していきました。

自己肯定感で心を守り、

自己効力感で前へ進む。

その両輪をブンブンと回しながら、

僕たちの挑戦はまだまだ続きます。


凡人夫の備忘録。アーティスト妻の歩み

地方の無名アーティストの妻が、東京に挑戦するまでの話。
シーズン1から、全部読めます。

独立して、迷って、それでも描く。
正解のない日々を歩くシーズン2はこちら。

生活と、創作。
泥臭い日々の記録、最新のシーズン3はこちら。

初めての個展を経て、外の世界と繋がり、
泥臭く価値を証明していくシーズン4(共鳴編)はこちら。



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