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「趣味」を「文化」にするためのお金の話

2022年10月13日。

「あ、Hannaさんですか? いつも見てます!」

すっぴんで保育園のお迎えに行った朝。

妻は地元のママさんに突然声をかけられ、

恥ずかしくて逃げるように帰ってきました。


発信活動を続け、地元でのイベントや個展を重ねた結果、

少しずつ「顔が売れてきた」ことを実感する出来事でした。

認知度が上がるのは、アーティストとして非常にありがたいことです。

しかし同時に、顔を出して発信することのリスクや、

今後現れるかもしれない「アンチ」の存在など、

有名になることに伴う「恐怖」もリアルに感じ始めていました。


子供たちのプライバシーをどう守るか。

批判的な声に、どう立ち向かうか。

「私なんかが宣伝していいのだろうか」と縮こまっていた頃に比べれば、

これは大きな前進なのかもしれません。

「覚悟を決めて発信しているのだから、堂々としていよう」

妻はそう自分を奮い立たせました。


もう一つ、避けて通れない大切なテーマがあります。

それは「お金」の話です。

「無償で届けること」「無料で楽しんでもらうこと」は素晴らしい。

無料でさまざまなイベントが行われてるのをみるとすごいなと思う。

しかし、「ただ好きな絵を描いて、無料で配っていればいい」

という綺麗事だけでは、いずれお金が底をつき、

表現の場そのものを失ってしまいます。


アートを一部の人の「趣味」で終わらせるのではなく、

社会に根付く「文化」にしたい。

そう本気で願うなら、どこかのタイミングで、

自分の生み出す価値を正当なお金に換えるしたたかさが必要です。


「アーティストはお金の話をするべきではない」

そんな固定観念を捨て、

お金と向き合うこと。

それは決して強欲なことではなく、

自分の表現と、応援してくれる人たちの想い、

そして何より、自分自身の生活(家族)を守るための、

プロフェッショナルとしての「責任」なのだと思います。


凡人夫の備忘録。アーティスト妻の歩み

地方の無名アーティストの妻が、東京に挑戦するまでの話。
シーズン1から、全部読めます。

独立して、迷って、それでも描く。
正解のない日々を歩くシーズン2はこちら。

生活と、創作。
泥臭い日々の記録、最新のシーズン3はこちら。

初めての個展を経て、外の世界と繋がり、
泥臭く価値を証明していくシーズン4(共鳴編)はこちら。



アーティストHannaの現在
妻の作品はコチラで見れます。
https://www.instagram.com/hanna.iwanuma


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