「話しているのに、誰も聞いてくれない」と感じたことはありませんか?TEDトップ10入りの"声の魔法"がすべてを変える
会議で発言したのに、スルーされた。
一生懸命説明したのに、「で、結論は?」と言われた。
大事な話をしたつもりなのに、相手の目がどこかよそを向いていた。
そんな経験、一度や二度じゃないはずです。
「自分の話し方が悪いのかな…」と思いつつ、何を直せばいいかわからない。
そんなあなたにぜひ観てほしいのが、サウンドの専門家ジュリアン・トレジャーによるTEDトーク「How to Speak So That People Want to Listen(人が聴きたくなる話し方)」です。
再生回数は3,000万回超え。
TED歴代トップ10に入るこのスピーチ、実はたった10分で"声の使い方"が根本から変わります。
1.こんな人におすすめ
会議・プレゼン・商談で「自分の話が伝わっていない」と感じている人
頑張って話しているのに、相手に響かないと悩んでいる人
人前で話すのが苦手で、自信を持ちたい人
ガイドや接客業など、言葉を仕事の武器にしたい人
2.この動画から学べること
聴かれない話し方の7つのワナを知り、今すぐやめられる
信頼される言葉の土台「HAILの法則」が身につく
声のトーン・テンポ・間(ま)を意図的にコントロールできるようになる
本番前2分でできるボイスウォームアップの実践法がわかる
3.動画の概要
ジュリアン・トレジャーは、企業や施設に「音の設計」をアドバイスするサウンドコンサルタント。
著書『How to be Heard』は世界的ベストセラーで、彼のTEDトークは累計1億回以上再生されています。
このトークが生まれたのは2013年。
SNSが普及し、誰もが「発信者」になれる一方で、情報の洪水の中で本当に聴かれる声はどんどん少なくなっているという危機感からでした。
声は人類最強の道具——戦争を起こすことも、「愛してる」と伝えることもできる。
なのに、多くの人がその使い方を知らないまま話し続けている。トレジャーはそう指摘します。
4.ポイント3つ
ポイント① 「聴かれなくなる」話し方の7つの罪
トレジャーはまず、人が無意識にやってしまう**「話し方の7つの大罪」**を明かします。
ゴシップ(いない人の悪口)
裁き(人を判断・批評する)
ネガティブ(否定・愚痴が多い)
不平不満(文句ばかり)
言い訳・責任転嫁
誇張・嘘
独断論(意見を事実のように語る)
心当たり、ありませんか?これらは誰でも日常的にやってしまいがちです。
でも、聞き手はこうした話し方に無意識に反応して、「この人の話は聴かなくていい」と判断してしまうのです。
ポイント② 信頼される言葉の土台「HAILの法則」
7つの罪の対極にあるのが、トレジャーが提唱する「HAIL」の4原則。
頭文字意味ポイントHHonesty(正直さ)事実をストレートに伝えるAAuthenticity(本物らしさ)自分らしく、素のままで話すIIntegrity(誠実さ)言ったことを行動で示すLLove(愛・思いやり)相手を気遣う気持ちで話す
「愛(Love)」と聞くと照れくさいですが、要は「この言葉が相手の役に立つか?」を意識すること。
函館ガイドでいえば、観光客の方が何を知りたいかを想像しながら話す——それがLoveです。
ポイント③ 声そのものを「楽器」として操る6つの要素
何を話すかに加えて、どう話すかも同じくらい重要。
トレジャーは声の6要素を教えてくれます。
レジスター(声の高さ・胸声 or 頭声)
音色(温かみ、深み)
プロソディ(抑揚・メリハリ)
テンポ(速さと遅さの緩急)
ボリューム(大きさと静けさ)
間(シレンス)← これが最も重要!
特に「沈黙(間)」は最強の武器。
重要なことを言ったあとに、ただ黙る。
それだけで聴衆は引き込まれます。
「えー」「あのー」で埋めなくていい。沈黙は力なのです。
🎤 実践!本番前のボイスウォームアップ6ステップ
両腕を上げて深呼吸 → 「aaaah」と息を吐く
唇を「ba ba ba ba」と動かす
「brrrrrr」と唇を震わせる
舌を「la la la la」と動かす
「R」を巻き舌で転がす
「We→Aw」とサイレン音(音域を広げる)
所要時間わずか2分。プレゼン前・お客様対応前にこっそりやってみてください。
🗺️ Kemmotsu's View ― 函館街歩きガイドの現場から
私は函館で街歩きガイドをしています。
2〜3人の少人数なら、話しかける相手が自然と絞られるので、会話のキャッチボールも弾むし、目を合わせながら話せる。
「ああ、伝わってるな」という手応えをリアルタイムで感じられる——それが好きで、この仕事を続けています。
ところが、20人規模の大人数ガイドになると、途端に困惑してしまうのです。
「誰に向かって話せばいいんだろう?」
前の方にいる人に目を向ければ、後ろの方が置いてけぼりになる気がする。
全体を見渡そうとすると、逆に誰とも目が合わない。
なんとなく「空気に向かって話している」ような、もどかしさを感じていました。
このTEDトークを観て、ヒントをもらいました。
トレジャーが言う「プロソディ(抑揚)」と「間(シレンス)」の使い方です。
大人数のとき、声のメリハリや沈黙を意識的に使うと、20人全員が「自分に話しかけられている」ような感覚を持ちやすくなる——語りかけるのではなく、声で場の空気をつくるという発想です。
また「Love(思いやり)」の原則も刺さりました。
大人数のとき、私は無意識に「全員に伝えなければ」と焦っていたのかもしれません。
でも本当は、「この瞬間、この場所にいる一人ひとりのために話している」という気持ちを持つことの方が大切なのだと気づかされました。
函館の街を一緒に歩きながら、その場所の息吹を声に乗せて伝える。
そのためにも、声の使い方をもっと磨いていきたいと思っています。
6.まとめ:今日からできるアクション
このTEDトークをひと言で言うなら——
「声は生まれつきじゃない。使い方を知れば、誰でも人を動かせる」
ステップ① まず「7つの罪」を1つだけ意識してやめてみる(例:今日は不平不満を言わない)
ステップ② 大事な話の前に「HAILの4原則」を心の中でチェック
ステップ③ 重要なポイントを言い終えたら、2〜3秒「間」を意識的に取る
ステップ④ 本番前にボイスウォームアップ6ステップを実践
トレジャーはトークの最後にこう語ります。
「もし私たちが意識的に言葉を発し、意識的に聴き、音の環境を意識的にデザインしたなら——それは本当に美しく響く世界になるだろう」
人に聴いてもらえる声を持つことは、あなたの思いを世界に届ける力を持つことです。今日から、少しだけ声の使い方を変えてみましょう。
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