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経審の財務指標とは何か|点数に影響する数字を整理する

「経審の点数を上げたい」

そう思っている社長は多いと思います。

経審の点数は技術力だけで決まるわけではありません。
財務の数字が点数に大きく影響しています。

今回は、経審の点数構成と、 財務に関係する指標を整理します。

✅ 結論:経審の財務指標はX1/X2/Yの3つ

・X1:完成工事高→目標売上高を設定して管理する
・X2:自己資本額/利益額→財務管理で積み上げる
・Y:8つの財務指標→今期中の経営判断で動かせる

この3つを把握することが、 財務面からの経審点数アップの出発点になります。

📌 ① 経審の点数構成をおさらい

経審の総合評定値(P点)は以下の5つで構成されています。

・X1(完成工事高):ウェイト25%
・X2(自己資本額・利益額):ウェイト15%
・Y(経営状況):ウェイト20%
・Z(技術力):ウェイト25%
・W(社会性等):ウェイト15%

このうち財務管理で動かせるのはX1/X2/Yです。

X1/X2/Yを合わせると、 P点全体の60%を占めます。

つまり経審点数の過半数は、 財務管理の取り組みで動かせるということです。

📌 ② X1点とは

X1点は「完成工事高」を表す指標で、 P点全体の25%を占めます。

完成工事高は損益計算書に表れる数字です。

目標とする完成工事高を設定して、 予実差を月次で把握することで、 受注行動に反映させて動かせる指標です。

売上が足りなければ受注を増やす。 粗利が薄ければ単価を見直す。

こうした判断の積み重ねが、 X1点の改善につながります。

📌 ③ X2点とは

X2点は「経営規模」を表す指標で、 以下の2つから構成されています。

⑴ 自己資本額
貸借対照表の純資産合計のことです。 自己資本額が大きいほど点数が高くなります。

審査基準日単独か直前2年平均のいずれか 有利な方を選択できます。

自己資本額を増やすには、 毎期利益を残して利益剰余金を積み上げることが基本です。

⑵ 利益額(=利払前税引前償却前利益)
営業利益に減価償却実施額を加えた金額の 2年平均です。

本業で利益を確保できていることに加え、設備投資を含めた事業の稼ぐ力が点数に反映されます。

📌 ④ Y点とは

Y点は「経営状況」を表す指標で、8つの財務指標で構成されています。

一般的には、次の4つの観点に整理されます。

⑴ 安全性:純支払利息比率 ・負債回転期間
⑵ 収益性・効率性:総資本売上総利益率 ・売上高経常利益率
⑶ 財務健全性:自己資本比率 ・自己資本対固定資産比率
⑷ 絶対的力量:営業キャッシュフロー ・利益剰余金

これら8つの指標は、決算書の数字をもとに計算されます。
つまり今期中の利益の出し方や借入・投資のバランスが、来期の経審Y点に影響するということです。

まとめ

・経審の財務指標はX1/X2/Yの3つでP点の60%を占める
・X1は完成工事高→目標設定と予実管理で動かせる
・X2は自己資本額と利益額(=利払前税引前償却前利益)で構成される
・Yは8つの財務指標で構成され、今期中の経営判断で動かせる

財務指標は、決算が終わってから慌てても大きくは変えられません。
借入の置き方、利益の残し方、設備投資の仕方を今期中に整えることが、 来期の経審点数に直結します。

📌 次回予告

次回は、「経審のY点を上げるために社長が今期中にやること」を整理します。 8つの財務指標それぞれの改善方法を行動レベルで整理します。

※「経審の点数を上げたい・財務指標を改善したい」方はこちらからご相談ください。 財務指標の確認から、改善の優先順位を一緒に整理します。

※本記事は2026年3月27日時点の情報です。 制度改正等により取扱いが変わる場合があります。

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