【元横浜F・マリノス:アナリストとしての提言 横浜F・マリノス通信 vol.66】
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サッカーアナリストの杉崎です。
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2月14日の鹿島戦以降、不定期とはなりますが、LIVE配信もしくはレビュー配信を発信していきます。プラットフォームはYouTubeを予定していますが、テストなどを繰り返し、変更するかもしれません。
当面はnoteのメンバーシップにご参加いただいている方を対象に配信していきますので、ぜひご入会ください。
noteの展開と同じく、基本的には横浜FMの試合が中心とはなりますが、別の試合だったりアナリストの話だったりもしますので、どなたでもご参加いただけます。
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「サッカーアナリストのすゝめ」
さて今回は、
3連敗スタートとなった横浜F・マリノスについて
元アナリストとして、激励も込めて現状の把握と、将来に向けた提言として残したいと思います。
「ただ言いたいことを勝手に言ってる都合の良い元スタッフ」
という認識で読んでいただければと思います。日本においてビッグクラブですから、ファン・サポーターも多いですし、OB選手も多いですし、自分みたいなスタッフも数多くいます。それぞれ、言いたいことを言いながら、クラブが良い方向に行けば良いと思っています。
その中で、他の人とは違った切り口だったり、自分が体験してきたからこそ言える部分だったりを残して、そういうこともあったんだなとか、そこに着目しようかなとか、読み進めていく中で感じ取ってもらえたら幸いです。
では、はじめましょう。
まずは、現状の把握について。
明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンドは3節が終わり、3連敗はWESTと合わせても横浜FMと柏のみ。
スコアとしては、初戦が町田に2-3、鹿島に0-1、そして浦和に0-2と、すべての試合において先制を許し、追う立場になった上でどういうリアクションになっていったかという3試合でした。
もちろん、鹿島にしても浦和にしても、先制されたのが後半なので、それまでに点を先に奪えなかった要因等も考察しなければいけないですが、昨季の終盤に力を発揮した「守備力+セットプレー」を考えれば、いまの横浜FMは先に取られると厳しい状態となってしまいます。
そもそも、これに対して物言いしたい部分で、15年ぶりに制覇した2019年しかり、2022年の奪還しかり、点を取られても取り返す感じや、先に取りに行く圧力がありました。それが今や影を潜めてしまっていると言わざるを得ないですね。
別に、あの頃に回帰しろなんて言わないです。
でも、これだけは伝えたい。
「ワクワクさせてくれ」
…と。
2018年、それまでの堅守速攻からの脱却を図り、劇的な改革をしたのはもう8年前。あの当時、単に堅守速攻ではなくポゼッション型になろうとは、誰も言っていなかった。
あったのは、この形で「14年もの間」成功していないのだから、その間にサポーター含めて応援してくれている人たち、支援してくれている人たちに対して示せてないだろうと。だからこそ、そういう人たち、見に来てくれる人たち、映像で応援してくれている人たちを「ワクワクさせよう」と。
いま、現場はこれがあるのかどうか。
ポゼッション?ポジショナル?堅守?ブロック?
関係ない。
「また来たい」
「また見たい」
「また味わいたい」
そう思わせられるように、どこまで本気で取り組んでいるのか。
先制された?先制した?勝った?負けた?PK?
関係ない。
地鳴りのような応援を繰り出せるサポーターを、その気にさせられてますか?と。
7年経った今も、当事者として迎えた2019年12月7日、vs FC東京、あのときの超満員の大声援を忘れることはありません。
あのときあったのは、強度が高いとか、偽SBだとか、WGに速い選手がいたとか、チアゴ・マルチンスがいたからとか、走行距離とポゼッション率でリーグ1位だったとか、そんな「上っ面」なことではなく、内部で皆が取り組んでいた、
「見ている人たち、このサッカーを信じている人たちをワクワクさせること」
このベースだったのです。
アナリストですから、そんな感情論かよと言う人もいるかもしれません。もちろん、当時の現場での自分は違いますよ。戦術的に、相手を徹底的に分析し、相手のアナリストの思考までも予測し、対策を練って、細かな話を選手と一緒にしてました。
勢いで勝ったとは言わせません。
あれから7年も経ち、監督もスタッフも選手も変わり、それが失われているのではないかという部分に対し、物申したいというだけです。
ポゼッション型に戻せとか、ハイプレスとハイラインはハードワークが必要とか、それができる人選が必要とか、そういった話は、現場を経験したからこそ指摘すべき点ではないと分かっています。
プレーしている選手含め、このクラブはどこに向かっているのか。まして百年構想リーグは、これが最も大事だろうとも思っているくらい。
シュート3本で3−0で勝つより、シュート30本で0−3の試合が見たい。自分はそういう感覚です。
その先に覇権というのが待っているのは、2018年と2019年で経験したからです。
これはサポーターの中でも、賛否あるのは分かります。「勝ちが見たいんだ」とか、「どれだけボールを持ってても意味がない」とか、「将来が見えるようなサッカーが見たい」とか、「負けたとしても方向性が分かりたいんだ」とか。
でもおそらく共通しているのは、横浜FMの試合を見て、「ワクワクしたい」んだと思っています。
アクチュアルプレーイングタイム(実際にボールがインプレー状態の時間)が45分しかなく、そのうちの60%で守備しているようなサッカーは、ワクワクしようにもその時間は短い。
それが60分あって、攻撃しているのが60%で、シュートが3本ではなく30本、決定機が1回ではなく10回あるから、入っても入らなくても「ワクワク」するんだと思っています。
浦和戦における戦術解説?
やろうと思えば全シーンに対してできます。でも、戦術というのはメンタルや戦略が整って、かつ、技術が伴ってはじめて意味を成します。
アナリストならこの試合の戦術を語ってみろよと言う人もいるのかもしれません。3万字で語って、それを全部読んでくれるのならいくらでも作ります。
でもそんなグダグダ書いていくよりまず、上記のことを発信したかった。
冒頭でお伝えしたように、この3試合を見て感じた
「ただ言いたいことを勝手に言ってる都合の良い元スタッフ」
として読み進めていただいたのであれば、齟齬はないかなと思います。
来月以降も、Youtube Live含めて、戦術的な部分とかは発信していく予定ですし、そこでまた改めて感じたことがあれば、ここでも記していく予定です。
別途、ここからはご購入いただいた方や、メンバーシップ向けの発信としますが、あの当時と比較して、各ポジションにおける不足点を挙げていきたいと思います。
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