【本音】男性育休はメリットゼロ?「産後の恨みは一生」を回避する1ヶ月
「男性の育休取得率が50%を超えた」というニュースが話題になっています。
ですが、4人目の育休(1ヶ月くらい)をスタートしたばかりの正社員の共働きパパとして、あえて本質を言わせてください。
男にとって、育休なんて正味メリットはありません。
育休をとると、男には「デメリット」しか残らない
「育休=仕事を休めてラッキー」なんて思っている人がいたら大間違いです。男目線で見れば、現実にはデメリットが押し寄せてきます。
引き継ぎ: 本来なら発生しない無駄な業務が一気に増える
家事・育児: 慣れないタスクが急に全部降ってくる
奥さんの状態: 産後でメンタルも体調も超不安定(重い人ほど本当にきつい)
給料: こんなに大変な思いをしているのに減る
「でも出産初期なんて赤ちゃんはほとんど寝てるし、やること少ないでしょ?」
そう思う人もいるかもしれません。実際、私自身も赤ちゃん単体のお世話で言えば、やることが溢れかえるわけではありませんでした。
手放しで「育休最高!」なんて言える状況では到底ないのです。
では、男は育休を取らなくていいのか?
結論から言います。
「今(自分ひとり)が良ければOK」なら、取らなくていいです。
ただし、家庭にとっては「取り返しのつかない大マイナス」になります。
なぜなら、「産後の恨みは一生」だからです。
産後・授乳期の女性にとって、ここは人生で最も心身ともに過酷な時期。
この時に何もせず、家の中でダラダラしている旦那なんて邪魔でしかありませんし、誇張抜きで殺意が湧くレベルです。
同棲時代や新婚生活とはワケが違います。この1ヶ月の振る舞いが、その後の10年・20年の夫婦生活を決定づけるのです。
最優先事項:「妻個別のニーズ」を深掘りせよ
よく育休ノウハウで「妻を休ませよう」「家事を全取りしよう」といった一般論が語られます。
しかし、私は今回で3回目の育休ですが、そんなテンプレ通りのケアは現実に即していないと断言できます。
なぜなら、「奥さんが何にストレスを感じ、今何を一番求めているか(ニーズ)」は家庭や時期によって全く違うからです。
仕事の現場では、クライアントのヒアリングや課題抽出(ニーズの深掘り)を当たり前のようにやっている優秀なビジネスパーソンが、なぜか家庭に入った途端、妻のニーズ深掘りを一切放棄してしまう。
「良かれと思ってテンプレ家事」をやり、「俺、やってあげてる感」を出す。これこそが、育休を取っても「使えない」「邪魔」と言われてしまうダメな旦那の共通点です。
まずは対話を通して、「復帰後何が一番怖い?」「どこを外注したら楽?」など本音を抽出すること。妻が真に抱える不安やボトルネックを特定し、そこをピンポイントで解消する解決策を一緒に設計することこそが、すべての前提となります。
3度の育休で辿り着いた「1ヶ月の具体的な環境整備」
妻の潜在ニーズを把握した上で、私がこれまでの育休で実践してきたのは、単なる目の前のオムツ替えではなく、「復帰後の生活をスムーズにするための基盤づくり」です。
1. 保育園の下見・保活
登園ルートや荷物の量、園の雰囲気を自分の目で確認。復帰後の送り迎えをどちらが担うか、急な発熱時にどう連携するかまでシミュレーションし、復帰初日から夫婦で迷わず動ける運用体制を整えます。
2. お家の環境整備
不用品を徹底的に処分してモノの定位置を決めます。朝の準備や帰宅後の動線を最適化し、「探す・片付ける」時間を削ることで、共働きでも家事ストレスが溜まらないリバウンドしない空間を作ります。
3. 住まい・ライフラインの最適化
家族増に対応した住宅の検討や購入、住宅設備のメンテナンスを実施。食洗機やドラム式洗濯機などの時短家電の導入・設定も済ませ、復帰後に家事が破綻しないインフラをこの1ヶ月で完備させます。
おわりに
本当に大変になるのは、「育休が明けて、働きながら子育てをスタートさせてから」です。
だからこそ、この1ヶ月の本当の目的は、「復帰後の子育て両立の準備期間(働き方・住環境・時間配分の共同設計)」と定義することなのです。
「引き継ぎが面倒」「給料が減る」という短期的なデメリットに目を奪われず、「一生の恨みを回避し、復帰後も家族が笑顔で回るための超高利回りな投資」として、この1ヶ月を夫婦で使い倒しましょう。
仕事で顧客ニーズを追いかけるように、まずは一番大切なパートナーのニーズを深掘りすることから、始めてみませんか?
