FIFA W杯2026ガーナvsパナマ、ラグビーではどちらが強い?
ガーナとパナマ
ラグビーではどちらが強いのか、、、
これを想像できる人はこの世にいるのだろうか,,,,?
FIFA W杯2026ガーナvsパナマ、ラグビーではどちらが強い?
FIFAワールドカップ2026で対戦したガーナ vs パナマ。サッカーでは、ガーナが試合終盤にカレブ・イレンキ(Caleb Yirenkyi)の決勝点を奪い、1-0で勝利しました。
では、ラグビーならどちらが強いのでしょうか。
男子15人制では、World Rugbyのフルメンバーとしてワールドカップ予選にも参加してきたガーナが優勢です。一方、パナマはセブンズを中心に国内リーグや女子ラグビーを成長させている中米の新興国。両国ともラグビー大国ではありませんが、調べてみると、それぞれに興味深い競技文化があります。
FIFAワールドカップ2026:今回取り上げる対戦カード
今回の対戦カードは、ガーナ vs パナマです。
試合は2026年6月17日にトロントで行われ、ガーナが1-0で勝利しました。スコアだけを見れば接戦ですが、終了間際に決勝点が生まれる劇的な展開でした。
ここから先はサッカーの結果から少し離れ、同じ2か国をラグビー目線で見ていきます。
まずは結論:ラグビーではどちらが強い?
男子15人制で比べるなら、現時点ではガーナが上と考えられます。
ガーナ男子代表の愛称は「イーグルス(Eagles)」。ガーナラグビー協会は2017年にWorld Rugbyのフルメンバーとなり、ラグビーワールドカップ予選につながるRugby Africaの大会にも参加してきました。
象徴的な試合が、2021年のアルジェリア戦です。
ガーナは前半を3-20で折り返しながら、後半に逆転して22-20で勝利。当時のアルジェリアはその後アフリカ上位へ成長したチームであり、ガーナにとっても大きな国際実績でした。
一方のパナマは、2020年にWorld Rugbyのアソシエイトメンバーとなった発展途上国です。近年は男子15人制よりも、男子・女子セブンズや国内大会の活動が目立ちます。
両国とも男子ラグビーワールドカップ本大会への出場歴はありません。また、2026年7月20日時点の正確なWorld Rugby男子ランキングは取得できませんでした。
それでも、15人制の国際大会経験、World Rugbyでの加盟区分、過去のアフリカ予選実績を考えると、ガーナが一歩リードしていると見るのが自然です。
ただし、ガーナ男子15人制も直近の公式活動を十分に確認できていません。世界トップ国と新興国を比べるような「絶対的な大差」ではなく、情報が限られるチーム同士の比較である点には注意が必要です。
AIによるラグビーの場合のスコア予想
ガーナ 66-7 パナマ
なんとっ!??
こんなに大差が付くとは意外!
あくまでAIの予想ですが
両国のラグビー事情を比較
男子15人制代表の愛称
ガーナ:イーグルス(Eagles)
ガーナラグビー協会の公式記事でも、男子代表はイーグルスと呼ばれています。
パナマ:ディアブロス・ロホス(Diablos Rojos)
スペイン語で「赤い悪魔」を意味します。パナマラグビーの初期を支えた選手たちが名乗った名称で、代表や同国ラグビーを象徴する呼び名として使われています。
World Rugby男子ランキング
ガーナ:—
パナマ:—
2026年7月20日にWorld Rugby公式ランキングを確認しましたが、本稿の確認環境では両国の当日順位を取得できませんでした。
World Rugbyのランキングは、試合結果だけでなく、対戦相手とのポイント差やホームアドバンテージなどを用いたポイント交換方式で計算されます。
ラグビーワールドカップ出場歴
ガーナ:本大会出場なし
パナマ:本大会出場なし
ガーナにはアフリカ予選につながる大会への参加歴がありますが、まだ本大会には届いていません。パナマも本大会出場歴を確認できませんでした。
現在の代表活動
ガーナ
男子15人制の直近の主要実績として公式に確認できたのは、2021年のRugby Africa Cup予選です。近年は国内セブンズ、女子セブンズ、競技普及活動の情報が中心となっています。
パナマ
2025年は男子・女子セブンズ代表が中米大会やグラン・ハグアル(Gran Jaguar)を見据えて活動。国内大会から代表候補を選び、男女とも地域大会で競争力を高めています。
国内での位置づけ
ガーナ
サッカーの存在感が非常に大きい国ですが、アクラやケープコーストを中心に男子・女子クラブが活動しています。協会は育成年代、女子、指導者育成、国内大会、代表強化を重点分野に掲げています。
パナマ
サッカーや野球ほど大規模ではありませんが、男子、女子、育成年代のクラブが存在します。近年はオリンピック競技であるセブンズを、競技普及と国際強化の重要な入口にしています。
日本との接点
ガーナ
2019年、日本ろう者ラグビーフットボール連盟の関係者がガーナを訪問し、ガーナろう者ラグビーとの交流や協力について協議しました。トップ代表同士ではありませんが、両国をつなぐ珍しいラグビー交流です。
パナマ
日本代表との主要な15人制対戦、日本のリーグワンで広く知られるパナマ代表選手、指導者交流は、今回確認した公式資料では見つかりませんでした。
ガーナのラグビー事情
代表チームの実力と歴史
ガーナ男子代表イーグルスは、アフリカラグビーの上位国を追いかける立場です。
南アフリカ、ナミビア、ジンバブエ、ケニアなどと比べると、国際経験や選手層には大きな差があります。それでも、World Rugbyのフルメンバーとして育成、国内大会、代表強化の仕組みを整えています。
代表史の中で特に印象的なのが、2021年のアルジェリア戦です。
ガーナは同大会の初戦でウガンダに12-53で敗れました。続くアルジェリア戦でも前半は3-20。通常なら、そのまま点差を広げられてもおかしくない展開です。
しかし後半に立て直し、主将セロム・ガヴォール(Selorm Gavor)らを中心に反撃。最終的に22-20で逆転勝利しました。当時のヘッドコーチはロヴモア・“ダラス”・クゾレラ(Lovemore “Dallas” Kuzorera)でした。
ただし、この試合から時間が経過しており、2026年時点の現任ヘッドコーチや最新代表メンバーは確認できませんでした。
ガーナの現在地を評価するには、男子15人制代表が今後どの程度継続的に国際試合を行えるかが重要です。
国内でラグビーは人気なのか?
ガーナのスポーツ文化で主役となるのはサッカーです。
FIFAワールドカップに出場する代表「ブラックスターズ(Black Stars)」への関心と比べると、ラグビーは小規模な競技です。
それでも、ガーナラグビー協会は単に代表チームを作るだけでなく、競技を支える仕組みを広げています。
公式に掲げる重点分野は、育成年代とGet Into Rugby、女子ラグビー、指導者・レフェリー育成、国内大会、国際舞台での競争力向上です。
国内クラブは首都アクラだけに集中しているわけではありません。
ケープコーストや西部地域でもクラブが活動しており、大学や地域コミュニティを通じて競技への入口を作っています。全国的なプロスポーツというより、クラブと学校が少しずつ競技人口を増やしている段階です。
国内リーグと有名クラブ
ガーナラグビー協会の公式サイトでは、男子クラブとして次のようなチームが紹介されています。
アクラ・ラグビー・クラブ(Accra Rugby Club)
コンカラーズ・スポーティング・クラブ(Conquerors Sporting Club)
コスモス・バッファローズRFC(Cosmos Buffalos RFC)
ダンソマン・ハリケーンズRFC(Dansoman Hurricanes RFC)
ケープコーストRC(Cape Coast Rugby Club)
UCCスパルタンズRC(UCC Spartans Rugby Club)
ウェスタン・チーターズRC(Western Cheetahs Rugby Club)
国内大会では15人制だけでなく、セブンズも重要です。2025年5月のGRCC地域セブンズでは、コンカラーズが3戦全勝。アクラ・ラグビー・クラブ、アクラ・マジェスティックス、ハンターズ、アフリカン・ウォリアーズ、ダンソマン・ハリケーンズなどが参加しました。
プロリーグではありませんが、比較的少ない人数で大会を開けるセブンズを活用し、クラブ間の試合機会を確保しています。
注目選手と日本との接点
男子15人制では、2021年のアルジェリア戦で主将を務めたセロム・ガヴォールが象徴的な選手です。
逆転勝利を挙げたイーグルスを率いたキャプテンとして、ガーナ代表史に残る存在といえます。ただし、現在の代表活動や所属クラブについて、最新の公式情報は確認できませんでした。
日本との接点で興味深いのが、デフラグビーです。
2019年7月、日本ろう者ラグビーフットボール連盟の関係者がガーナを訪れ、日本大使館、ガーナラグビー協会、ガーナろう者ラグビーの関係者と交流しました。
男子15人制代表のテストマッチではありませんが、ラグビーを通じた国際交流という意味では非常に印象的です。強豪国同士の試合だけが、ラグビーの国際交流ではないことを教えてくれます。
女子代表・セブンズにも注目
ガーナでは女子セブンズの活動も重要です。
2024年11月、首都アクラでラグビーアフリカ女子セブンズが開催されました。西アフリカで同大会が開かれたのは初めてで、ガーナを含む12チームが参加しました。大会は翌年の国際シリーズへつながる重要な競技会でもありました。
2025年のアフリカ女子セブンズでもガーナは大会に参加し、キャプテンのポーリナ・メンサー(Paulina Mensah)が各国主将のイベントに出席しています。
国内にもコンカラーズ・レディース、コスモス・ライオンズ・レディース、ダンソマン・ハリケーンズ・レディース、ケープコースト・レディースなどの女子クラブがあります。
男子15人制の最新情報が限られる一方、女子とセブンズでは国内外の活動が見えやすくなっています。ガーナラグビーの今後を考えるうえで、この2つは欠かせません。
パナマのラグビー事情
代表チームの実力と歴史
パナマラグビーの歴史は、整ったスタジアムから始まったわけではありません。
パナマラグビー協会の公式史によると、1995年、1999年のラグビーワールドカップを見た人々の関心が、競技の芽の一つになりました。
2004年ごろには、フランス出身でラグビーリーグ経験を持つフランシス・アダマンティアディス(Francis Adamantiadis)が練習を支援。集まった選手たちは「ディアブロス・ロホス」と名乗りました。
ここで注意したいのは、ラグビーリーグとラグビーユニオンは別競技だということです。
ラグビーリーグは13人制を基本とし、タックル後の再開方法などがユニオンと異なります。アダマンティアディスにはリーグの経験がありましたが、パナマで育てられた代表・クラブ活動は、本記事で扱うラグビーユニオンです。
初期の選手たちは練習場所の確保にも苦労しました。
そこでパナマ市アンコン地区の使われていない土地を整備し、自分たちのグラウンドを作りました。その場所は「エル・インフィエルノ(El Infierno/地獄)」と呼ばれました。
パナマは2020年にWorld Rugbyのアソシエイトメンバーとなりました。男子ラグビーワールドカップ本大会への出場歴はなく、現在の代表活動はセブンズが中心です。
国内でラグビーは人気なのか?
パナマでもラグビーは少数派です。
しかし、協会設立から約15年を迎え、国内クラブ、女子、育成年代、指導者育成を含む組織づくりが進んでいます。
パナマラグビー協会は、2023年以降、パナマオリンピック委員会との連携を強めていると説明しています。セブンズはオリンピック競技であるため、代表活動の発展にとって重要な意味があります。
15人制では23人前後の試合登録メンバーが必要ですが、セブンズは少人数でチームを編成できます。
競技人口が限られる国にとって、セブンズは大会を実施しやすく、海外遠征にも参加しやすい形式です。パナマが男子・女子の両方でセブンズへ力を入れるのは、現実的な成長戦略といえます。
国内リーグと有名クラブ
2025年のパナマ国内大会には、男子5チーム、女子3チーム、育成・リザーブ3チームが参加したと現地報道で紹介されています。
代表候補もこの国内大会から選出され、パナマ市のエミリオ・ロヨ競技場で試合が行われました。
代表的なクラブには、次のようなチームがあります。
ティタネス・ラグビー・クラブ(Titanes Rugby Club)
クエルボス(Cuervos)
ゲレロス・ラグビー・クラブ(Guerreros Rugby Club)
ターガリエンズ(Targaryens)
ライカンズ(Lycans)
ティタネスとクエルボスは2006年に設立された歴史あるクラブです。
ゲレロスは、当時15~17歳だった若者たちによって2016年に設立されました。2022年には国内セブンズ王者となっており、若い選手が自分たちでクラブを作った興味深い事例です。
女子ではターガリエンズが国内セブンズで複数回優勝。ライカンズも女子ラグビーの普及を支えています。
注目選手と日本との接点
パナマ男子代表については、2026年時点の最新スコッドや、継続的に国際大会で活躍するスター選手の情報を公式資料で確認できませんでした。
2025年5月時点では、男子セブンズ代表をウルグアイ出身のフェデリコ・カストロ(Federico Castro)、女子代表をガストン・カセレス(Gastón Cáceres)が指導していました。
男子代表は約20人の候補から最終メンバーを選ぶ形で強化を進め、週に筋力トレーニング、戦術確認、実技練習を組み合わせていたと報じられています。
日本との直接的な接点については、日本代表との主要な15人制対戦、日本のリーグワンで広く知られたパナマ代表選手、指導者交流を確認できませんでした。
ただし、パナマがセブンズで国際大会への参加を増やせば、日本代表や日本の育成年代チームと同じ大会に出場する可能性はあります。
女子代表・セブンズにも注目
パナマラグビーの現在地を知るなら、男子15人制よりセブンズを見るほうが分かりやすいでしょう。
2025年5月の現地報道では、パナマの男子・女子代表はいずれも中米地域の準優勝チームと紹介されました。男女ともコスタリカを追う立場で、同年8月にグアテマラで開催されるグラン・ハグアルへ向けて強化を進めていました。
2024年のボリバリアンゲームズでは、男子セブンズがチリ、コロンビア、ペルーと対戦しました。
チリに0-59、コロンビアに0-58、ペルーに0-31と厳しい結果でしたが、南米の強豪・中堅国との試合を経験しています。
女子クラブも活動しており、ターガリエンズは2015年、2016年、2017年、2022年、2023年に国内女子セブンズ王者となりました。
国際大会ではまだ苦戦が多いものの、国内に女子チームと大会実績があることは、競技の裾野を広げるうえで大きな財産です。
サッカーとラグビーで見える、両国の意外な違い
サッカーでは、ガーナがパナマに1-0で勝利しました。
どちらもワールドカップで簡単には勝ち点を渡さないチームであり、試合は終了間際まで決着がつきませんでした。
ラグビーでは、ガーナのほうが男子15人制の歴史と国際大会経験で先行しています。
World Rugbyのフルメンバーとなり、アフリカ予選でウガンダやアルジェリアと対戦してきました。前半17点差からアルジェリアを逆転した経験もあります。
一方のパナマは、15人制の実績を積み上げるよりも、セブンズ、女子、育成年代、国内クラブを通じて競技文化を作っている段階です。
興味深いのは、両国ともラグビーの広げ方がトップ代表だけに依存していないことです。
ガーナは女子アフリカセブンズを自国開催し、デフラグビーを通じて日本とも交流しました。パナマでは若者が自分たちでクラブを作り、選手が空き地を整備してグラウンドまで作りました。
男子15人制の強さではガーナ優勢。
しかし、競技を根付かせる物語では、パナマにも負けていない面白さがあります。
観戦前に誰かへ話したくなるラグビー豆知識
ガーナは2021年のアルジェリア戦で、前半3-20から22-20へ逆転しました。
2024年のラグビーアフリカ女子セブンズはアクラで開催され、西アフリカ初開催となりました。
ガーナと日本には、デフラグビーを通じた交流があります。
パナマラグビーの初期メンバーは、放置されていた土地を自分たちで整備し、「エル・インフィエルノ」と呼ばれるグラウンドを作りました。
パナマのゲレロスRCは、当時15~17歳だった若者によって設立されたクラブです。
まとめ:サッカーW杯をきっかけにラグビーも楽しもう
ガーナ vs パナマをラグビー目線で見ると、男子15人制ではガーナが優勢です。ガーナはWorld Rugbyのフルメンバーで、アフリカのワールドカップ予選につながる大会にも参加。2021年にはアルジェリアを相手に劇的な逆転勝利を挙げました。
一方のパナマは、セブンズを中心に男子、女子、育成年代の競技基盤を整えています。選手たちが自分でグラウンドを作った歴史や、若者が設立したクラブなど、競技を一から育ててきた物語も魅力です。
サッカーでは終了間際の1点で決着したカード。ラグビーではガーナが一歩リードしますが、両国の挑戦を知れば、スコアだけでは測れないスポーツ文化が見えてきます。
