信頼度は距離でわかる
他者とは信頼関係を構築する必要がある。
もはや周知の事実ではありますが、さまざまな手段を講じて信頼関係の構築に尽力したとして、あなたの行動がどれくらい実っているのかについて考えたことがあるでしょうか?
つまりは、信頼関係構築の成果をどのように測っているのか?ということです。
どれだけ知識を詰め込んで、行動に表しても、成果がみえなければ知識や行動の有用性は分からないままだと思うのです。
ではどうすればいいのか?
今回は私自身の経験から「信頼の度合い」について考えてみようと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。

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人間関係は初対面が大事である。
これも、多くの書籍やメディアを伝って世に知られている情報です。
心理学でも「メラビアンの法則」や「初頭効果」というものがあります。
信頼関係を円滑に構築するためには、第一印象を良くする必要があります。
このことから、営業職などの対人ビジネスに就く人は、意識的に身嗜みなどの外見を好感が持たれるように気をつけていることでしょう。
さて、身嗜みと同様に、初対面の人と会ったときに留意してもらいたいことがあります。
それは「パーソナルスペース」と「拒否反応」です。
例えば、名刺交換の際にはお互いに歩み寄って名刺を差し出し、受け取ることのできる距離まで近づくことと思いますが、相手次第で「やけにグイグイ来るな…」や「ちょっと遠くないか?」と、距離感について違和感を覚えた経験はないでしょうか?
「パーソナルスペース」とは、社会の中において、自分のアイデンティティを確保するために最低限保っておきたい他者との距離を指します。
親しい人ほど距離は近づき、関係性が薄くなるほどに距離は離れていきます。
初対面時に、この距離を感じてほしいというのが、私の個人的な見解です。

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初対面時に確認しておきたいことがもう一つあります。
「拒否反応」は、パーソナルスペースの侵害以外にも興味のない話を聞く態度や、好き嫌いを語る際の表情などから読み取れるクセなどの動作を指します。
つまり、「この反応をしたら不快に感じているサインだな」という動作を確認しておくのです。
もちろん、初対面で相手のすべてを把握することは不可能です。
ですが、以上の2点を意識するだけでも、見えてくるものは違うはずです。
そして、関係性が向上すれば、初対面時よりも距離を狭めても抵抗なく受け入れてもらえるでしょうし、そうでなければ関係性に改善は見られない、というおおよその推察が立つことになります。
個人的には、同性よりも異性間のほうが顕著に現れると感じています。
男性などは自尊心(プライド)が邪魔をして、同性に対して虚勢を張る傾向にある方も多く、パーソナルスペースだけで判断できないこともあるからです。
もっとも、そのような方は拒否反応が出やすいので、そちらから仮説を立てることは可能でしょう。

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私は障害者福祉に携わっているので、障害を抱える方にも試してみるのですが、むしろ障害を抱える方のほうが距離と信頼関係は相関すると感じています。
その中でも特に印象的だったのは、20代の男性の反応でした。
初対面時、彼はあいさつどころか目も合わせてくれませんでした。
近づくとスマートフォンに目を落とし、私を「存在しないもの」とする「拒否反応」を示していたのです。
2週間ほどして、やむを得ない事情により彼のほうから話をする機会があったのですが、そこでようやく数回だけ目が合うことができました。
その後…現在ですが、彼のほうからあいさつをしてくれますし、話すときの目が合う回数は増えています。
…これに関しては、大事な話のときほど目線を合わしてくれるという反応があるので、一概には言えませんが…。
ともあれ、わざわざスマートフォンの画面まで見せてくれるようになったときは、初対面時よりも信頼してくれているのだろうと感じる明確な行動でした。

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ここまで書いてきたように、信頼関係を測るには相手との距離に着目すること、そして、拒否反応を知ることで、より距離を詰める際の目安となることが、私なりの経験から推論できると思います。
途中で述べました「自尊心(プライド)」によって、人によっては距離が歪められることもあるでしょうし、精神状態によっても距離感は変化します。
ただ、拒否反応という目安は、信頼関係構築だけでなく、多くの場面で重宝するモノだと思いますので、注意深く探してみることも必要かもしれませんね。
…ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。
