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「私、今、生きてる」——2026年、再挑戦を決めた事務職の私がL.A.で見た景色

朝9時。
PCの電源を入れる音とともに、私の「死んだ時間」が始まる。
画面が立ち上がるあいだ、私は深呼吸を一つして、感情を仕事用に切り替える。

計画性なく仕事を振り回す営業と、
「任せたよ」という言葉で責任を放棄する上司。
私のデスクには、
誰かが食べ散らかした後のような、
混沌としたタスクが今日も積み上がっていく。

仕事に生きがいを感じたことは一度もない。
これは、生きるための糧を得る
「ライスワーク(Rice Work)」だ。

けれど、
生きていくために働いているはずなのに、
私の中から「生きている実感」がどんどん目減りしていくのを感じていた。

そんな私の世界が、
音を立てて塗り替わったのは2024年、
ロサンゼルスの空の下だった。

一人で飛び込んだ、MLB観戦ツアー。
そこで目にした大谷翔平と山本由伸。

実在する二人は、
私の想像よりもずっと、
常識の外側に立っていた。

年齢、立場、周囲の雑音。
そんなものは意に介さず、
ただ次の一球、
次の一振りに全てを懸けている。

そしてその瞬間は、突然訪れた。
大谷選手がホームランを打った瞬間、
ドジャー・スタジアム全体が地鳴りのように揺れた。
(この瞬間をもう少し感じてみたい方は以下の記事をご覧ください)

お腹の底から突き上げる熱。
全身の血が一斉に沸騰する未体験の感覚。
快飛する白球を追いながら、ふと思った。

――私はいつから、こんなに無難な選択ばかりして生きてきたんだろう。

その瞬間、私の中の古いOSが、音を立ててバグを起こした。

帰国した私は、少しだけ別人になっていた。
まず向き合ったのは、鏡の中の自分だ。
長年の悩みだった目の下のクマと本気で向き合い、メイクも美容も徹底的に研究した。

納得いく自分に整えていくその行為は、
「私は私を、もう二度と雑に扱わない」
という宣言だった。

仕事への向き合い方も変わった。
私は仕事が好きなわけじゃない。
でも、カオスを整理し、
仕組みに落とし込むことは得意だった。

後輩育成という名目で業務マニュアルを整備し、
「誰でも回せる状態」を作った。
仕事に人生を縛られないための、小さな脱出口だった。

2024年は、ただ「彼らに会えた」だけで嬉しかった。
でも、2026年の私は、もう少し欲張りだ。
二人がマウンドで、真っ向勝負で投げる姿。
その魂の火花を、この目と脳裏に焼き付けたい。

なぜそこまで執着するのか。
答えは単純だ。
その瞬間だけが、私をライスワークの檻から解き放ち、

「私、今、生きてるーーーーーー!!」

と、細胞の一つひとつが叫ぶ時間だと知ってしまったから。

2026年、私はもう一度、自分を更新しにいく。
さぁ、ツアーに申し込むぞ。
そう意気込んでサイトを開いた私の目に飛び込んできたのは、無慈悲な7文字だった。

——「キャンセル待ち」

やばい。
まだ1月だというのに、
早くも私の2026年が危うい。
どうする。どう突破する、私。

こんなふうに立ち止まっているのは、
たぶん私だけじゃない。(はず)

あなたは最近、心の底から
「私、今、生きてる!」
と叫びたくなった瞬間はありましたか?


この記事は、ハルさん主催のハルマガ企画に参加しております⭐️

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