未踏の地。
春から地元を離れ大学に入学した。
数週間が経ち、学校生活には慣れてきたが、
やはりその地域の道筋や建物の場所は
なかなか身につかない。
地元出身が多い大学なので友達もあまり
多い方ではなく、穴場スポットもわからず終い。
車は免許がないので乗れず、
移動は徒歩か自転車、バスなどになるが
何がどこにあるか分からないので、
もはや、ゲームのダンジョンや迷宮に
迷い込むこと。あるいは、答えのない問いを
永遠と解くようである。
不思議なことに、かの優秀なGoogle Mapを
開いても、混乱の魔法をかけられたように
解読する事はできない。デバフをかけられる。
そのせいで、休日一人で知らないところに
出ていけば、案の定、迷子である。
しかし、迷子になった時に偶然、
出くわすものがある。
そう 思いがけない絶景 である。
これを見つけたとき、迷い込んでいた
迷宮から急に脱出できる場所の漏れた光を
見たようである。
その地が地元である人からすれば
なんの変哲もない日常の景色であるが、
その地を「未踏の地」とする私にとって
すべてが初めての場所で、「絶景」であるほど、 その印象は「新鮮」に残る。
これからも、この「新鮮」を見つけられるように
大学の勉強でも私生活でも小さな発見をしようと思うし、その発見を素直に喜べるようになれたらいいなと思う。
