【アホ子育てログ#01】裸マラソンとギリギリダンス――家庭に必要な小さなカオス
カオスって "chaos" と書くので、厳密には「ケイオス」ですよね。意味不明な書き出しですみません。
お風呂から上がったばかりの子は、どうしてあんなに無防備でエネルギッシュなのだろう。湯気に包まれたリビングで、ふと振り返ると裸の小さな影が左右にぴょんぴょん跳ねている。タオルもまとわず、ただただ走り回るその姿に、私は思わず苦笑してしまった。
どこで覚えたのか「フル◯◯ー!!」という絶叫とともに疾走しており、こっちはガチで笑いそうになるところを、教育上良くないという部分で苦笑に変換しました。
「待て待て、着替えを…!」
つぶやきながらも、気づけば自分も裸のまま追いかけていた。滑るフローリング、子の小さな手を追いかける私の必死の動き。なんだか、家庭内でのマラソン大会が突如始まったような気分だ。途中、ちょっとした高度なバランス技も交えつつ、どうにかして子の頭を股間の前に据えて、キッチンから奥さんの視線を遮る――我ながら奇妙な防衛策である。
その瞬間、背後から
「ギ、ギリギリダンス…」
という奥さんの小さなつぶやきが聞こえた。
その時偶然、テレビで流れていた歌番組で「こっちのけんと」が「ギリギリダンス」を歌っていた。ちゃんと服を着て。
気づけば私は「フル◯◯ー!!」の余韻もあってか、ついに笑いをこらえきれずに四つん這いになって爆笑してしまった。生まれたままの姿で。裸で走り回る子の頭を守りつつ、親バカと日常のユーモアの狭間で、一瞬の幸福感を味わった瞬間だ。
こうした小さなケイオスの中で、私は一つ学んだ。家庭でのユーモアは、想像以上に重要だということ。疲れた日常に、思わぬ笑いが混ざるだけで、空気が軽くなる。育児の大変さや、仕事での疲れを一瞬忘れさせる魔法のような時間が、こうして自然に訪れるのだ。
もちろん、みなさんには「何の役にも立たない話かもしれない」と思われるかもしれない。だが、もし今日、リビングで何気なく起こる小さな騒動に、少しでも笑顔を見出すことができたなら、それは十分に価値があることだと私は思う。家庭でのユーモアは、無理に作るものではなく、こうした些細な瞬間の中で芽生えるもの。肩肘張らず、子どもと一緒に笑う――それだけで日常はずっと軽くなる。
そう考えている最中、背後からは「早く服着させて!」という妻からの叱咤激励の言葉が。
私の着衣は二の次のようだ。
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