7月27日から8月2日までの日本未来予測検証ーー円と株は往復し、日米協調介入まで起きた。
占い師にとって、余りやりたがらないのは検証記事だ。
当たっていれば良い。
外していれば、自分の読みの甘さをそのまま公開することになる。
だからなのか、予測は出しても、後から細かく答え合わせまで行う占い師さんは、あまり多くない。
そして過ぎたことは忘れられてしまうせいか、残念ながら予測記事ほど人気がない。
それでも、検証しなければ、占いが実際にどこまで役に立つのか分からない。
ということで、今回もあえてやるのです。
前回の予測ページはコレ。
円と株は往復し、日米協調介入まで起きた
7月27日から8月2日までの日本未来予測では、最も大きく動くものとして、
円。
株価。
金利。
物価。
政府と中央銀行への評価。
この五つを挙げた。
7月28日夜から29日にかけては、交通、通信、設備の障害、大きな事故、自然災害も考えた。
しかし、時間を絞って現実の日程と照合した結果、災害より金融市場が中心になると判断した。
その後、7月28日に令和8年熊本地震が発生。
この時点では、金融へ読みを寄せすぎて国土災害を落としたと検証した。
ところが、一週間を最後まで見届けると、円と株価も大きく往復し、予測に残していた為替介入まで実際に行われた。
金融を選んだこと自体が間違いだったわけではない。
金融が出るなら災害は出ない。
災害が起きたなら金融の読みは間違いだった。
そう二者択一にしたことが、今回の読み違いだった。
先に総合判定
今回の結果を先にまとめると、
・7月28日の強い突発点 ○
・熊本地震の発生時刻と場所 ×
・自然災害を本命から外した判断 ×
・FOMCと日銀の政策金利据え置き ○
・円相場の大きな往復 ○
・為替介入への警戒と実際の介入 ◎
・株価の大きな往復 ○
・株価指数と個別銘柄の不一致 ◎
・FOMC後の市場反応 △
・日銀通過後の円相場 △
金融市場については、かなり現実と重なった。
一方、熊本地震は、日付の突発性を拾っていても公開予測として地震を選んでいない。
金融は○。
災害は×。
週全体では「○寄りの△」としたい。
円は本当に大きく往復した
先週の予測で、最も強く書いたのは、円高か円安かという一方向の動きではなかった。
第一報で大きく動き、その後の説明や対応で評価がひっくり返る。
そんな往復運動だった。
実際、ドル円は週前半に163円台で推移。
7月30日163円台から157円台後半へ急落
わずか1時間足らずで、およそ5円の円高となった。
31日には再び160円台半ばまでドルが買い戻される。
その後、日本時間8月1日早朝にも、159円前後から157円台へ再び円高が進んだ。
163円台。
157円台。
160円台。
再び157円台。
「円が大きく往復する一週間」は、そのまま現実になった。
FOMCは据え置いたが、直後の方向は違った
FOMCは、政策金利を3.50%~3.75%で据え置いた。
ここは予測通りだった。
12人の投票メンバーのうち3人が0.25%の利上げを主張し、据え置きに反対している。
インフレへの警戒や、利上げを求める意見が強まるという読みも外れてはいない。
ただし、ウォーシュ議長は次回の利上げを明確には示さなかった。
市場では年内利上げの織り込みが後退。
米国債は短期金利が低下する一方、長期金利は上昇。ドル安と株安が同時に進む、少し複雑な反応となった。
僕は、
ドルが買われる。
円が売られる。
米国債の金利が上がる。
金利上昇に弱い株が売られる。
という第一波を予測していた。
株安と長期金利の上昇は重なった。
しかし、ドルと円の方向は逆だった。
政策判断と利上げへの警戒は拾えたが、FOMC直後の市場反応は読み切れなかった。
日銀も据え置き。その後の筋書きは違った
日銀も政策金利を1%程度で据え置いた。
8対1の決定で、高田委員は1.25%への利上げを主張している。
展望レポートでは、円安や原油高などにより、2026年度後半以降の物価上昇率が2%をはっきり上回る可能性を指摘。
植田総裁も、経済や物価の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げる方針を示した。
ここだけを見ると、
据え置き後も物価上振れへの警戒を残す。
今後の追加利上げにつながる説明をする。
という予測に近い。
しかし、市場は日銀の説明を、すぐに利上げペースが速まる内容とは受け取らなかった。
決定発表後は、わずかに円売り方向へ動き、ドル円は160円台へ戻っている。
予測では、
据え置きの第一報で円安。
詳細判明後、追加利上げへの期待から円高。
という流れを考えていた。
実際には、据え置き後の円安は起きたものの、その後の大幅な円高を作った主因は日銀の説明ではなかった。
政府とアメリカによる為替介入だった。
値動きの往復は合っている。
そこへ至る因果関係は違っていた。
為替介入は、予測より強い形で起きた
元の記事では、7月31日深夜から8月1日にかけて「具体的な行動」へ切り替わる可能性を挙げた。
最も可能性が高いものとして、財務省や政府による強い牽制。
円の動きが急であれば、実際の為替介入も候補に入ると書いた。
実際、7月30日夜にドル円は162円78銭付近から157円98銭まで急落。
さらに7月31日のニューヨーク市場では、アメリカ財務省が円を直接買い入れた。
日本時間8月1日午前5時14分頃には158円90銭前後だったドル円が、午前6時前には157円60銭付近まで下落している。
その後、日本の財務省は、アメリカと協調して円買い介入を行ったことを正式に認めた。
単なる口先介入ではない。
日本単独でもない。
日米協調介入という、予測時点で想定していた以上に強い行動になった。
しかも二度目の急変が起きたのは、予測で「具体的な行動へ切り替わる」とした7月31日深夜から8月1日。
今回の金融予測で、最も明確に重なった部分だと思う。
株価も下げて戻る大往復となった
日経平均の終値は、
7月27日 6万4931円
7月28日 6万2364円
7月29日 6万1434円
7月30日 6万1867円
7月31日 6万4362円
となった。
週前半に約3500円下落。
そこから週末に約2900円戻している。
円相場と同じく、週の始まりと終わりだけを見れば、それほど変化していないように見える。
しかし途中では、相当大きな上下運動が起きていた。
「利益が出ても維持しにくい」「第一報と最終評価が逆になる」という週全体の読みは、かなり近かった。
「指数と個別銘柄が違う」も実際に起きた
株価については、もう一つ具体的に書いていた。
株価指数だけを見ると上がっているのに、多くの銘柄が下がっている。
大きく上がって始まったのに、終われば上昇分を失っている。
7月29日、日経平均は930円下落した。
ところが東証プライムでは、値上がり1044銘柄に対して値下がり491銘柄。
指数は大幅安なのに、多くの銘柄は上昇していた。
翌30日は反対。
日経平均は一時1490円近く上昇したものの、終値では433円高まで上昇幅を縮めた。
さらに、値上がり535銘柄に対して値下がり983銘柄。
指数は上がっているのに、市場の約3分の2が下落していた。
31日も、日経平均は4.03%上昇した一方、TOPIXは1.29%高にとどまり、半導体や電機の大型株へ上昇が偏った。
指数だけでは市場全体を判断できない。
同じ市場の中で、銘柄や業種によって動きが分かれる。
この部分は、予測した現象がかなり明確に出ていた。
熊本地震は予測できなかった
7月28日16時27分、熊本県熊本地方でM7.1、最大震度7の地震が発生した。
予測では7月28日に強い突発点があることを拾っていた。
交通、通信、電力、機械、工場、建物。
火災、衝突、システム障害、自然災害。
候補には入れていた。
それでも最終的には、
自然災害を本命とするほどの材料は揃っていない。
と判断している。
注意時間も20時頃から22時頃としていた。
実際の発生は16時27分。熊本という場所も予測していない。
したがって、
7月28日という突発日は合った。
地震を示す象徴もあった。
しかし、公開予測として地震は選べていない。
この判定は変わらない。
熊本地震については、発震図、国家図、年運、2016年熊本地震との比較を、別の記事で詳しく検証している。
金融を選んだことが間違いではなかった
熊本地震の直後、僕は「金融へ寄せすぎた」と書いた。
それ自体は間違いではない。
国土や地盤を示す象徴を、金融日程を見つけたことで後ろへ押し込めてしまったからだ。
ただ、一週間を最後まで検証すると、金融の読みそのものも現実に出ていた。
円と株価は大きく往復。
政府は実際の為替介入へ動いた。
それも日米協調という強い形だった。
今回の本当の反省点は、
金融を選んだことではない。
金融を選んだ後、自然災害の可能性を消してしまったこと。
ここにある。
同じ強い星の配置が、一つの出来事だけに使われるとは限らない。
国家の土台へ物理的な衝撃が入り、同じ週に通貨と金融政策も大きく動く。
複数の現象が、別々の場所で同じ象意を使う場合もある。
星の答案用紙には、金融と地震の両方が書かれていた。
二択問題にしたのはこちらだった。
今回の検証から変えること
今後、国家図に強い突発点が出た場合は、
金融。
政治。
事故。
自然災害。
これらを並列に残す。
金融会合のような現実の日程と星が重なっても、それだけで突発性を使い切ったとは考えない。
自然災害の可能性が残る場合は、全国の代表地点を事前に同じ条件で比較する。
国家図で日本全体への衝撃を確認し、地域図で物理的に着地しやすい場所を探す。
発生後に該当地域だけを選び、「ここに出ていた」とは言わない。
さらに今後は、
何が起きたか。
いつ起きたか。
どこで起きたか。
原因や展開は合っていたか。
この四つを分けて採点したい。
今回、金融市場の大きな往復は読めた。
為替介入も事前に候補として残せた。
株価指数と個別銘柄の不一致も、かなり正確に現れた。
一方、熊本地震は読めなかった。
FOMCと日銀を通過する順番は合っても、値動きを生んだ原因は予測と一部違った。
当たった部分だけを集めれば、かなり派手な的中記事を作れる。
外れた地震だけを見れば、金融へ寄せた判断は失敗だったと言える。
その両方を残すことが、今回の正しい検証だと思う。
当たった、外れたで終わらせず、星の象徴が現実のどこへ、どのような順番で出たのかを追いかける。
この検証姿勢を面白いと思ってもらえたら、スキやフォローをしてもらえると嬉しい。
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ひとつの悩みに絞った単発占断も受け付けている。
未来を決めつけるためではなく、次の一手を考える材料として使ってもらえたらと思う。
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