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気韻静謐──静けさの中で世界は深まっていく 第2話

気韻静謐が生まれた瞬間──創出の物語

1. 創出前夜──CBYに宿っていた“静けさの核”

気韻静謐という言葉が生まれるずっと前から、
私はCBY(Chronos Bridge You)を見つめながら、
その奥に潜む“静けさの質”を感じ取っていました。

CBYとは、私が考案し形にした、
独自開発の“タイムカプセル付きレジンアートオブジェ” です。
 クロノス ブリッジ ユー(Chronos Bridge You/CBY)

タイムカプセル付きレジンアートオブジェ クロノスブリッジユー

透明な層の中に時間と想いを封じ、未来へ橋を架けるように設計された作品。
想い描いた今のカタチまでに、何度も作り直して辿り着いたので思い入れもあります。
私はCBYについて、次のようなコンセプトを考えていました。

  • 「永遠に色褪せない静かな白い灯火」

  • 「時間とともに価値を増す存在」

  • 「静かに、けれど力強く見護り続ける佇まい」

  • 「揺るがない家族の土台」

そして、CBYを眺める度に私が感じ、
そして今後、購入された方々にも感じて欲しいと考えていたのは、
“CBYがあるだけで存在感と余韻が響く”
ということでした。

ただ置かれているだけなのに、
その場の空気が変わり、静けさが深まり、空間に余韻が生まれる。

さらに、CBYを眺めることで
“過去・現在・未来が層として重なり合い、その中を記憶や想いが静かに往来する”
という感覚になる存在である事も重要視しました。

私の時間(人の感覚)に対する考えはこうです。
時間は一本の線や流れていくモノではなく、
すべての経験や出来事が様々な層として重なり、
その中を記憶や想いが静かに往来している。

だからこそ、
物事に向き合ったり感じたりする時、
人はその“重ねてきた層”──
時間・環境・情報・行動・経験・経験値──
を通してその世界を受け取る。

だから人によって、
考え方や感じ方が違うのは当然だと思っています。

そしてCBYは、
「考える」よりも「感じる」ことを重視する存在になるような構造を意識しています。
眺めているだけで、自然と“感じられる”ようにしたいと考えました。

ですが当時の私は、
まだCBYの全体像を表現する言葉を掴めずにいました。

 #ChronosBridgeYou #タイムカプセル付きレジンアートオブジェ  


2. フォーマルな概念名を探し続けた日々

CBYには、カジュアルなタイトルがあります。
「世界で最も愛おしいタイムカプセル」
この言葉は、CBYの温かさや親密さを表すには十分でした。

しかし、CBYの本質──
静けさの奥に潜む気高さや、
時間の往来を内包する深度──
を表すには、どうしても足りない。

私は、CBYの“フォーマルな概念名”を探していました。

そして、
眠る前、朝目覚めた時、食事中やお風呂に入る時、移動中──
長男から真夜中に電話相談が来た時も、本当に起きている間、ずっと考えていました。
さすがに長男との電話中は考えられませんでしたけど。
「このCBYを表現するのに相応しい言葉は何なのだろうか」
「これぞCBYだ、と胸を張って言える言葉を付けてあげたい」
そんな想いが、ずっと胸の中にありました。

しかし、どれだけ考えても、
しっくりくる言葉が見つからない。
特に、

  • “静けさの奥にある気高さ”

  • “時間の往来(過去・現在・未来が巡る感覚)”

この二つを同時に表す言葉が、どうしても見つからず、
CBYを眺めながら、
「この感覚をあらわす言葉は何なんだろう」
と悩み続けました。

その“言葉の空白”こそが、
後に気韻静謐を生む土壌となっていったのです。


3. 気韻生動との出会い──“対照としての気づきのきっかけ”

そんなある日、
私は偶然「気韻生動」に関する記事を目にしました。
「生命の躍動」
「動勢」
「生気の発露」
その説明を読んだあと、
私は静かに思いました。
「CBYとは全くの逆だなぁ」
「生き生きは要らないし、躍動感も不要だし、動ではなく静だしなぁ」
「やはりCBYはこういう事では無いんだよな」
その時は、それで終わりました。

しかし今思えば、
この“さらりとした否定”こそが、
気韻静謐の誕生に向けた最初の“微かな揺らぎ”でした。

気韻生動は、
派生でも模倣でも関係の引き継ぎでもなく、
むしろ“真逆の質”を照らし出す鏡のような存在になるものでした。

その鏡に映し出されたのは、
CBYがずっと内包していた
“CBYが考える静けさ”=“静謐の美学”
でした。

 #気韻生動 #静謐の美学  


4. バラバラのピースが結晶し、「気韻静謐」が立ち上がった瞬間

気韻生動の記事を読んでしばらく経った後、
次男の誕生プレゼントを作っている時のことでした。

ふとCBYを見つめながら、
「何なんだろうなぁ」
と、いつものように考え込んでいた時──
その瞬間が訪れました。

頭の中に、突然ひとつの言葉が降りてきたのです。
「気韻静謐」
まるで誰かが頭の中にそっと投げ込んでくれたような感覚でした。

そしてCBYを見た瞬間、
「気韻静謐…これ以外に考えられない!」
と強く思えました。

ただし、
その時点では「気韻静謐」という言葉の詳しい意味は分かりませんでした。
というより、
本当に“降りてきた”言葉だったので、意味を知る由もなかった のです。

そこから私は、
「どういう意味だろう?」と思い、調べ始めました。

しかし、検索しても検索しても、
はっきりした説明が出てこない。

「気韻静謐 四字熟語」と検索すると、
“四字熟語ではありません” と表示される。

「そんなバカな…
じゃあ、気韻生動は?

──四字熟語として認識されている。」
ということは、
「気韻静謐」はこれまで使われていない言葉なのか?

しかしすぐに、
「いやいや、こんなに分かりやすくて価値ありそうな言葉の組み合わせが
使われていないワケがない!」
とも思いました。

「でも、これだけ調べても、どこにも無いなんて、おかし過ぎる…」


そんな戸惑いと驚きが頭の中に広がっていきましたが、
次男の誕生日に遅れないように作り上げることの方が
最優先であり最重要なのと、すでに二度作り直していたため、
その日と翌日で仕上げて発送しなければ間に合わない状況でした。
そのため、とにかく、プレゼント制作に集中しなければならず、必死でした。

そしてそのような中で、
“気韻静謐”なんて、本当にイイ言葉と巡り合えたなぁと考えながら
次男の誕生プレゼントの進行を心配しつつも、気韻静謐との出会いに喜んでいました。

 #誕生プレゼント #気韻静謐との出会い  


5. 皆さまへ──“創出の瞬間”を共有するということ

新しい文化美学が生まれる瞬間に立ち会えることは、
人生の中でも本当に稀なことです。

そして、その誕生のプロセスを、
こうして皆さまと共有できることは、
私にとっても特別な体験です。

気韻静謐は、
偶然のひらめきではなく、
CBYの世界観の中で静かに育まれ、
ある瞬間に結晶した美学です。

第2話では、
その“結晶の瞬間”──
気韻静謐という言葉が降りてきた場面 を描きました。

しかし、その時点ではまだ、
この言葉がどのような意味を持つのか、
何を指し示すのかについて、
まったく分かっていませんでした。

言葉だけが先に生まれ、
意味はまだ霧の中にあったのです。

次の第3話では、
いよいよ 「気韻静謐という言葉が、どのように意味を帯び、
どのように概念へと育っていったのか」
を辿ります。

  • 次男の誕生プレゼントを作っていた時間

  • 調べても分からなかった違和感

  • AIとの対話で言葉が輪郭を持ち始める過程

  • 偶然の出来事が必然へと変わっていく流れ

そのすべてが重なり、
気韻静謐という美学の“原点”が形づくられていきます。

そしてその誕生の物語の先に、
静謐の内部で立ち上がる六つの美学要素が見えてきます。

まずは──
言葉が意味を持ち始める物語 へ。
静かに、深く、次へ進んでいきます。



これまでの投稿

気韻静謐—静けさの文化美学 日本発の新しい文化美学の正式定義|Ryusei Founder of CBY

気韻静謐──静けさの中で世界は深まっていく 第1話|Ryusei Founder of CBY

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