マイケル・ジャクソンに学ぶ身体操作1:骨盤引き上げで深層筋を目覚めさせ、体軸を作る!
昨日、マイケル・ジャクソンのミュージックビデオを見ていたら、深層筋を動かす緻密な身体操作のダンスばかりで、感激してしまいました。
そこで今回は、マイケル・ジャクソンの有名なステップを身体操作の観点から抽出して、体の軸を作るエクササイズとして紹介しようと思います。
歩くときに足をする、つまずきやすい、肩や腰がだるい、上半身が重い。
あるいは筋トレをしていても軸が安定しない――そんな人にとっておきの「深層筋活性化エクササイズ」です。
Billie Jean(ビリージーン)の“片側引き上げステップ”
マイケルが、右側だけ・左側だけ、“タン・タン・タン” と脚を軽く持ち上げるように動かすステップがあります。
下のミュージックビデオの 2:53〜の動き がそれです。
この動きは、膝を曲げたり、腰をくねらせているのではありません。
実は、骨盤を深層筋でスッと引き上げているだけで、あの独特の視覚効果が生まれているのです。
骨盤 → 大腿 → 膝 → 足首 → かかとまでが “1本のライン” として上方向に持ち上がる。表層筋ではなく、腸腰筋・内転筋・多裂筋・腹斜筋といった深層筋(インナーマッスル)が主役の動きです。
そしてこの“骨盤の片側引き上げ”は、ゆっくりのペースで行うと そのまま深層筋トレーニングになる という優れもの。
マイケルがどんな身体操作をしていたのか——その秘密を、実際に体で体感できます。
1分でOK!骨盤「片側引き上げ」エクササイズ
目的:深層筋(腸腰筋・内転筋・腹斜筋)を目覚めさせ、身体の軸を取り戻す。
① 立つ
足幅は “こぶし一つ分” の自然なスタンス。つま先は正面へ。
膝はまっすぐ・余計な力は入れない。
② 片側のラインを“すべて上に引き上げる”
つま先は床につけたまま、
かかと → 骨盤までの骨を一本の線として引き上げる。
※ 片側の骨盤をマリオネットの糸で引き上げるイメージ。
③ 力を抜いて下ろす
これを左右交互に、ゆっくり「タン…タン…」と繰り返すだけ。
とにかくスローモーションのようにゆっくり動かすのがコツです。
速く動かすと表層筋が勝ってしまうため、深層筋を目覚めさせるには“ゆっくり・微細”が最重要ポイントになります。
深層筋が活性化したサイン
どれか一つでも感じられれば成功です。
みぞおち周辺がもぞもぞ動く、じんわり温まる
肋骨下部が微細に動く
胸郭がしっかり支えられている感覚
背骨が一本になったような感覚
肩や脚が軽くなる
呼吸がふっと深く入る
なぜこの動きが全世代に効くのか?
1. 股関節と体幹が“同時”に動く
腸腰筋・内転筋・多裂筋が同時作動する珍しい動き。
2. 代償が起きにくい
腹直筋や大腿四頭筋では動かせないため、深層筋が自動的に働く。
3. 身体感覚マップ(Body Map)を正す
身体が固い人ほど最初に“鈍痛”が出ることがありますが、これは感覚センサーが再起動しているサイン。
4. 筋トレ勢にもメリット
ベンチプレスの肩の詰まりが消える
スクワットで軸が入りやすくなる
反り腰が改善する
フォームが安定し、怪我予防にも最適
5. 歩きやすくなる
数十秒で、歩くと「今日、身体軽い」と感じられます。
おわりに
深層筋は、押したり揉んだりしても、本当には目覚めません。
“自分で微細にゆっくり動かす”ことだけが深層のスイッチを入れる方法です。
その入口として、今回の「片側ライン引き上げ」はもっとも難易度が低く、もっとも即効性がある動きです。
身体が硬い人も、筋トレ勢も、女性も、年配の方も。誰でもできます。
まずは1分から始めてみてください。
次回は、マイケル・ジャクソンに学ぶ身体操作:異次元を生み出す3つのポイントです。今回のエクサイズの解説とマイケルの秘密に迫っていきます。
