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「梅」と「イラガ」と「あったかインナー」

風の冷たさはあれど太陽の暖かみを大分感じる頃合いで、作業をすることを踏まえると、少しずつ服の着方を考える。

上着はゴツくない程度の羽織で、ジャージのトップス程度。

中には厚手のヒートテックのような「暖かインナー」にしてみる。

薄着のようにも感じるが、ハイネックなこともあって、案外ちょうどいい。

メインの作業が一段落して、今のうちにやれることをやる。

畑を借りるなかで、一件、元々「梅」畑だった場所がある。

今は梅の木が切り株状態で残っている。

管理してくれとの事で、この畑はゼロ円で使えることになった、そんな唯一の遊び場、兼、実験場。

そんな梅の切り株は、大半が朽ちてサルノコシカケに食されている。

そんななかでも元気良く株元から新しい芽を伸ばした結果、ひこばえの暴走している株も数株ある。

この畑の話が決まった段階で、「梅」の切り株のひこばえを育てて、梅の木を復活させることが自分にできるかを試したかった。

そんなお試しをできるタイミングだと梅の切り株畑へむかう。

梅の花が咲き始めていて、時合的にも剪定は不適切なのは承知の上で、暴走ひこばえを整理する。

おそらくアレチウリや、野良の朝顔なんかに襲われていたらしく、暴走ひこばえを縫うように枯れた蔓が這っている。

時間をかけれるタイミング、時合じゃなくても切ってしまう。

失敗したら、実験の結果がそれなだけと、思いながらも、理想の樹形をイメージしながら行う。

すると、デジモンのタマゴみたいなのが数度と枝についているのが見受けられる。

このタマゴ、、、知ってるぞ。

このタマゴ、見た目はデジモン風だが、中からはピカチュウが出てくる。

いや、電気のような痛みを与える猛毒の毛虫、「イラガ」のタマゴである。

ピカチュウと言ったが、イラガを初めて教えてくれた師の一人の賢者が、電気のような痛みと、イラガの幼虫の触覚?がピカチュウの耳っぽく、本人曰くはかわいいらしく、そう称していただけである。

ただ、実際にデンキムシなんて呼ばれかたもする。

ポケモン好きからすると、どちらかといえばクワガノンに進化しそうな気がしてしまうが、、、。

話がそれてしまったが、そのタマゴを見つけ、仮に暖かくなって時間があっても、このイラガの生息具合だと、デンジャーだなと。

やはり私においては今がやり時と心に据え梅をひこばえを整理していく。

夕暮れ頃にとりあえず剪定は終わり。

家路につくと、ふと肩から腕がビリビリチクチクと痛む。

「もしやイラガの幼虫、どこかにいて服の中に入っただろうか?もしくは毛ばりがついて刺さってるか!?」

今までにはイラガの被害にあったことはない故、多少ゾッとする。

ビリビリ、チクチク。

部屋に入れたくないなぁーと、中にはいる前、玄関外でジャージの上着を脱ごうとすると、

バチバチバチバチッ!

過剰な静電気であった。

いや、静電気なのか!?

確かに私は静電気をもちやすい。

とにもかくにも、一番静電気を蓄えてくれてそうな原因はこの「暖かインナー」。

それを脱ごうとするとすると、

バチバチバチバチ。

腕を抜こうとすると、

バチバチバチバチッ!

ビチビチビチビチッ!

と、両の腕をしびれ痛めつける。

そして、その後ビリビリチクチクは消え去った。

イラガじゃなくてインナーだったのね、、、。

そんな梅の花が咲く、痺れる1日。

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