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【夏の撮影迷子】ひまわりを追いかけて汗だくの私が、カメラのファインダー越しに気づいた「天邪鬼(あまのじゃく)」のススメ

「よし、夏を切り取るぞ!」と息巻いて家を飛び出したものの、一歩足を踏み出した瞬間に激しい後悔が襲ってきました。
ジリジリと照りつける太陽、容赦なく熱せられたアスファルト。
額から流れる汗が、目に入ってとにかく痛いのです。

紫陽花

カメラを構える以前に、私のHP(ヒットポイント)はすでに瀕死状態。完全に夏の太陽に完敗です。
「涼しい部屋でクーラーをガンガンにかけて、アイスでも食べていればよかった……」と、自分の無謀さを呪わずにはいられませんでした。

しかし、いざデジタル一眼レフカメラを構え、ファインダーを覗いた瞬間、その愚痴は一瞬で吹き飛びました。

そこには、夏の暑さをまるでエネルギーに変えるかのように、生命力あふれるお花たちが咲き誇っていたのです。
熱気を含んだ風が吹き抜けるたび、お花たちが一斉に揺れ、まるで「季節が深く呼吸をしている」のを感じるような、圧倒的な光景が広がっていました。

ひまわり

夏の代名詞といえば、やっぱり「ひまわり」です。青空に向かって大輪の花を咲かせる姿は、見ているだけでこちらまで元気が湧いてきます。

でも、いざ撮影を始めてみると、これがなかなか一筋縄ではいきません。

ご存知の方も多いと思いますが、ひまわりって基本的にはみんな東(南東)を向いて咲く、とっても「規律正しい」お花なのです。だから、背景に素敵な建物や景色を配置しようとすると、ひまわりたちが全員、私に背を向けてしまうなんていう切ない現象が起こります。

あけぼの山農業公園、例年7/20くらいに見頃

カメラを右へ左へと動かし、汗だくになりながらベストな構図を探していると、ある一輪のひまわりと目が合いました。

何百、何千というひまわりが同じ方向を向いている中で、その一輪だけが、なぜか完全に真逆の方向、つまり私のカメラのほうを真っ直ぐに見つめていたのです。周りの空気を読まずに、独自のポーズを決めるその姿。

「おいおい、君、完全に団体行動を乱してるよ」

思わずクスッと笑ってしまいました。その天邪鬼な一輪を見つけた瞬間、私の撮影魂に火がつきました。規律正しく並ぶ黄金の海も美しいけれど、その中でポツンと違う方向を向いている一輪には、なんだか強烈な個性の輝きと、不思議な愛おしさがあったのです。

この「みんなと違う方向を向くひまわり」を撮影しながら、ふと、私たちの生きる社会について深く考えてしまいました。

睡蓮

現代社会って、どうしても「みんなと同じ方向を向くこと」を求められがちですよね。右を向けと言われれば右を向き、一糸乱れぬ集団行動ができることが「優秀さ」の証のように扱われることも少なくありません。特に組織の中にいると、そこからはみ出すのはとても勇気がいることです。

古河公園(茨城県)

かつて若かりし頃の私も、「組織の中で突っ張って、周りと違う方向を向いてやる!」と尖っていた時期がありました。でも、今になって振り返ると、ただ突っ張るだけではなく、周りに自然と調和しながらも「自分の芯」を失わないことのほうが、ずっと難しくて大切だと気づかされます。

八坂公園(茨城県)

あの天邪鬼なひまわりは、決して悪意を持って反抗しているわけではないはずです。ただ、自分が心地いいと思う光や、自分の咲きたいスタイルに従った結果、たまたま違う方向を向いてしまっただけ。

人生、いつも「満開の主役」でいる必要なんてありません。みんなが同じトレンドを追いかけ、同じ方向へダッシュしている時だからこそ、ちょっと立ち止まって、自分だけの「心地いい方向」を向いてみる。それって、決して悪いことではないのだなと、お花に教えられた気がします。

水元公園(東京都)

誰もが見惚れる完璧な景色を撮るのもカメラの醍醐味ですが、こうした「予測不可能な出会い」や「ちょっとした違和感」に気づけることこそが、ファインダーを覗く本当の面白さなのかもしれません。

南光町(兵庫県)

皆さんも、この夏はお花たちの「季節の呼吸」を追いかけながら、自分だけの特別な一瞬を探しに出かけてみませんか?水分補給だけは、くれぐれも「これでもか!」というくらい万全にしてくださいね。

#カメラ散歩 #ひまわり #夏の風景 #ファインダー越しの私の世界 #ブロガーの日常 #人生のスパイス #天邪鬼でいいじゃない


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