「変わる覚悟」から生まれた物語 〜AIQ × kiCk リブランディング対談〜
こんにちは、恵比寿のクリエイティブフォースカンパニーkiCk広報の中川です。
今回ご紹介するのは、AIQ株式会社(読み:アイキュー 以下、AIQ)と一緒に取り組んだコーポレートリブランディングのプロジェクトです。
AIQさんは「HUMANISE AI」を掲げ、AIをもっと人間らしく活用し、人が自分の“本当の好き“を見つけられる社会を目指すAIスタートアップ。
新しい経営陣を迎えたタイミングで、あらためてパーパスを問い直し、「AIQらしい未来を描く」ためにkiCkが参画しました。
求められたのは、単なるデザインやコピーの刷新ではなく──
「変わる覚悟」を持ち、未来に誇れる言葉と物語を紡ぎ出すこと。
今回の対談では、AIQ代表取締役社長CEOの渡辺さんと、kiCk代表取締役社長 市川、クリエイティブプロデューサー藤原(現・経営企画・人事戦略室長)が、プロジェクトを振り返りながら「変わる覚悟」や「見えないものをデザインする価値」について語り合います。
― プロジェクトのはじまり
藤原(kiCk)
渡辺社長、まずはAIQさんのご紹介からお願いします。

渡辺さん(AIQ)
僕らは「HUMANISE AI」を掲げています。AIを冷たい技術としてではなく、人の感情や内面を理解しながら、新しい顧客体験を生み出す存在にしていきたい。AIを通じて“本当の好き“に出会える社会をつくりたいんです。

市川(kiCk)
その「人を幸せにするAI」という想いが、AIQさんの芯なんですよね。
テクノロジーを語る企業は多いですが、“人にどう作用するか“まで一貫して語れるのは本当に稀だと思いました。だからこそ、言葉やビジュアルを整えるだけではなく、その思想を未来の物語として再定義する必要があると感じました。
渡辺さん(AIQ)
ちょうど新しい経営体制になったばかりで、会社としても「これからの旗印は何か」を探していた時期でした。だからこそ、このリブランディングは絶好のタイミングだったと思います。
― 「変わる覚悟」から始まった

渡辺さん(AIQ)
プロジェクトが始まった頃、弊社の中川(COO)から「藤原さんが『変わる覚悟がなければやりません』と言っていた」と聞きました。正直、痺れましたね。普通は顧客にそこまで言えないですから。
藤原(kiCk)
(笑)たしかに強い言葉でしたが、僕らは「変わる」意思がないとリブランディングは成功しないと考えています。せっかくの機会だからこそ、根本からご一緒に問い直していきたいと思い、僭越ながらお伝えさせていただきました。
市川(kiCk)
僕たちにとっても「お客様が本気かどうか」はすごく大事な判断軸です。AIQさんは迷わず“本気“を示してくださったので、こちらも全力で向き合えると思いました。
渡辺さん(AIQ)
あのやりとりで、こちらも腹が決まりました。単なる表層的な改善ではなく、本当に未来を変えるリブランディングにしようとスイッチが入りましたね。
― 言葉で未来を描く
渡辺さん(AIQ)
驚いたのは、kiCkさんが「なぜこのアウトプットになるのか」を必ず言葉で説明してくれたことです。感覚的な表現だけでなく、背景や理由を論理的に語ってくれるから、議論が建設的だった。経営陣も安心して本音を言えました。
市川(kiCk)
僕は「未来を描くのは言葉でしかできない」と思っています。言葉がなければ、人は同じイメージを共有できない。だからこそ、議論の中心に常に“言葉“を置くことを大事にしています。
渡辺さん(AIQ)
ある時、コピーライターがキャッチコピーを超えて、AIQの未来そのものを物語として書き出したんです。「こんな社会を実現したい」「こういう変化を起こす会社になる」。それをみんなで読み解いた瞬間、議論がぐっと深まりましたよね。
言葉にすることで、未来が輪郭を帯びて見えてきた。経営陣全員が「そうそう、これだ」と自然にうなずけたのは、あの物語のおかげでした。
― 「個性を、価値に。」ができるまで

渡辺さん(AIQ)
プロジェクト開始時点で、すでに新しいパーパスが策定されたばかりでした。ただ、社内に浸透しきれていないし、「これが本当に自分たちを表しているのか?」という疑問も残っていたんです。
だからこそ、kiCkさんに入ってもらい、改めてフラットに問い直しました。議論を重ねる中で、最終的に「個性を、価値に。」という言葉にたどり着いた。これなら自分たちの旗印にできる、と心から納得しました。
市川(kiCk)
刷新直後の言葉を前提にするかどうか、最初は大きなテーマでした。渡辺社長が「全部変えてもいい」と言ってくださったことで、対話がフラットになった。その結果、磨き抜かれて出てきた言葉が「個性を、価値に。」だったんです。
渡辺さん(AIQ)
単なる言葉遊びではなく、“会社の芯“を削り出すようなプロセスでしたよね。僕らもその真剣さに引っ張られました。
― 「HUMANISE AI」に込めた意味

今回のプロジェクトで生まれたのはパーパスだけではありません。
AIQの技術を象徴する言葉「HUMANISE AI」も、ここから誕生しました。
これは単なるキャッチコピーではなく、
高い技術力を誇る企業としての自負
未来を先取りする先見性
既存事業すべてを包括する懐の深さ
そしてAIQらしい人間味
を凝縮したコンセプトワードです。
未来を描くための羅針盤として、そして社内外をつなぐ旗印として、「HUMANISE AI」はこれからのAIQを導く存在になっていきます。

― アウトプットの手応え
渡辺さん(AIQ)
最終的なアウトプット──特に「HUMANISE AI」のビジュアルやWeb表現を見た瞬間、これは自分たちだけでは絶対に作れないと確信しました。
社内からも「Webがかっこよくなった」と声が上がり、採用シーンでも「会社の世界観が伝わる」と言われました。言葉とビジュアルが揃うと、こんなに伝わり方が変わるんだと実感しましたね。
市川(kiCk)
そう言っていただけるのが一番嬉しいです。僕らは寄り添いながら、見えない想いを丁寧に言葉とデザインに変えていくことを大切にしています。今回のプロジェクトは、その力を改めて証明できたと思います。
藤原(kiCk)
アウトプットが完成した時、僕自身も「AIQさんらしさ」が一気に立ち上がった感覚がありました。そこに至るまでのプロセスごと含めて、唯一無二の体験でしたね。

今回の対談を通じて浮かび上がったのは、アウトプットの美しさ以上に、その裏にあるプロセスの価値でした。
AIQさんの「変わる覚悟」と、kiCkの「みえないものをデザインする力」。
この二つが重なったことで、「個性を、価値に。」というパーパスと、「HUMANISE AI」という技術名称が生まれました。
言葉は未来を描くための羅針盤。
今回のプロジェクトで紡がれた言葉は、AIQさんのこれからの成長を支え、社会に新しい価値を届けていくはずです。
そして私たちkiCkもまた、お客様と共に“見えない未来“を形にする挑戦を続けていきます。

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