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楽しみはまだまだお預け―入試後 即 定期試験|1920(大正9年)2月6日(金)|

📓 1920年、17歳だった祖父が書いた日記を、 孫である私が、106年後の同じ日に紹介しています。
祖父はこのとき旧制中学校5年生、3月には卒業を控えています。
仮名遣いは今の表記にしています。
読めない字や謎ワードも時々ありますが、100年前の味ということで、ご理解ください。

🧭 この日のあらすじ

師範学校入試が終わった翌日、さっそく定期試験に突入。
明日の試験に備えて勉強する一方、数学雑誌『考え方』2月号が届く。
この日は、会作(英会話・英作文)と漢文、化学の染色の試験もあった。



📅 日記本文

明日の試験の稽古。
考へ方2月号来る。
石松の人来られる。
会作、漢文の試験。
石松の人、夜芝居。
化学の時染色。



📌 背景メモ

『考え方』について

『考え方』は、当時の旧制中学校生向けの数学雑誌で、懸賞問題も掲載されていました。

現在の高校生向け数学雑誌『大学への数学』にも同じように懸賞問題があり、数学好き高校生たちのハイレベルな戦いが、今も続いています。

『考え方』1923(大正12)年4月号

会作について

会作は、英語による会話や作文の試験を指す科目名です。
今で言えば「スピーキング+ライティング」の合わせ技でしょうか。

石松の人

石松
は母の実家の名字で、この日はその親戚が訪ねてきて、夜はお芝居を観に行ったようです。
祖父は1人家に残って試験勉強。祖父の母や妹は、石松家の人と一緒にお芝居に行ったのかもしれません。


💭 孫のつぶやき

師範学校の入試が終わったと思ったら、すぐ定期試験。
まだ体調も万全ではないでしょうに、なかなか大変です。

早く『考え方』の懸賞問題に取りかかりたいところでしょうが、それは定期試験が終わるまで、いったん封印です。