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18歳の新米先生、馬主になる|1920(大正9)年8月10日(火)|

📗1920年、旧制中学校を卒業した祖父。小学校の先生になろうと師範学校を受けたものの、まさかの不合格。  師範学校リベンジを狙いつつ、仕方なく(?)田舎の親戚の家に下宿しながら、非正規の代用教員として小学校の教壇に立つことに。  そんな代用教員生活、初めての夏休みです。


🧭 この日のあらすじ

早起きして数学。そしてオルガンを弾き語りして遊ぶ。
下宿先の石松家に行き、桑つみをして、午後は高山の実家に戻る。
夜、素玄寺で馬を買う。
(?詳しくは📍背景メモへ)


📅 日記本文

朝5時起床、数学をなす。
唱歌にオルガンを弾いて遊ぶ。
8時石松に行く。午後、桑を摘む。
2時半、石松を出る。5時、家に着く。
宗玄寺にて馬を買う。



📌 背景メモ

宗玄寺にて馬を買う
調べたけど宗玄寺という寺は無く。
母に聞いてみたところ「素玄寺で絵馬を買ったんじゃないの?」とのこと。

そうでした。8月9、10日は高山の絵馬市でした。
絵馬というと、神社に奉納する板状のものを連想しますが、飛騨地方にはもうひとつ絵馬があります。
紙に描いた絵馬です。
それも、「絵馬を買った」じゃなくて「馬を買った」、「1枚ください」ではなくて「1頭ください」と言うんだそう。

祖父が「馬を買った」と書いたのも納得です(寺の名前の文字は間違ってたけどね)。

絵馬
真工藝Instagramより



💭 孫のつぶやき

この日の日記を読んで、
馬を買ったのか、さすが大正時代。
でも、祖父の家は町家。馬を繋いでおくところあるのかな?
と思っていました。

私は飛騨高山で生まれ育ちましたが、玄関に絵馬、貼ってありました。
ちゃんと馬の進行方向が家の中に向くような形で。
友達の家に遊びに行っても、貼ってあるのをみたような気がします。絵馬には家の名前も入れてもらえます。