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よりによって、こんな時に…―師範学校入試① 体格検査|1920(大正9年)1月29日(木)|

📓 1920年、17歳だった祖父が書いた日記を、 孫である私が、106年前のこの日に紹介しています。  
仮名遣いは今の表記にしています。
読めない字や謎ワードも時々ありますが、100年前の味ということで、ご理解ください。


🧭 この日のあらすじ

師範学校志願者の体格検査が行われた。
午前中いっぱいかかり、終了は11時ごろだった。
その後、大野間病院にいったら、釜屋の人が来ていた。
夜10時に寝る。


📅 日記本文

師範の体格検査あり。
11時ごろになった。
大野間病院には釜屋の人が行っていた。
夜10時寝ぬ。

📌 背景メモ

師範学校の入学試験では、学力だけでなく体格検査もありました。
身長や体重、胸囲のほか、視力や聴力、病気の有無まで細かく確認され、「健康で、模範となる身体」であることが教員志望者の条件とされていた時代です。
現代の感覚では「健康診断で不合格なんて、無い無い」と思いますが、当時は結構重要視されていたようです。

佐々木亨(1991)「大学入試における身体検査(1)」より一部を抜粋


祖父は決して丈夫な体質ではありませんでした。
この頃はねぶと(腫れ物)の切開後で通院も続いており、痛みだけでなく、体格や体調そのものへの不安も抱えたまま体格検査を受けていたと考えられます。


💭 孫のつぶやき

痩せっぽっちで、病気がち。
それでも祖父は柔道で身体を鍛え、教員を志しました。

ねぶと(化膿性汗腺炎)の痛みを抱えたまま迎えた体格検査は、おそらく本人にとっては「午前中いっぱい」で済まない緊張だったはず。
今日の検査について何も語らないところに、結果を案じる気持ちがにじんでいるように思えます。
そして、明日からは2日連続で師範学校入試のペーパーテストです。