1918年(大正7年)1月9日 校長の訓話「寒稽古について」
一月九日 水曜日 雪
雪は降りてやまず、されど寒さはいつもより少し暖かし。学校にて校長より寒稽古につきて訓話あり。「必ず勤めよ。されど病気の者などは勤めずとも良し。皆自分のためなれば進んですべきものなればなり。我は毎日寒稽古に来るつもりなり」と。家に帰り馳走あり。美味きこと甚し。
2 朝も早く起きたり。勉強も十分なしたり。
思うに今日なしたることは皆良心に満足することなり。
3 なぜに恩に報いねばならぬのか、と云えば、思うに我等の今日あるは皆父母のおかげなり。而して我等が独立するともその恩に合っていることは大なり故に我等は恩に報いざるべからず。
