必要悪と不要悪
大昔から社会には必要悪と言われるヤカラが居た
今でいうヤクザとか任侠とかいう部類だ
彼らは堅気(かたぎ)への決別の為に刺青を背負った
だから、日本において刺青は『人を外れる=外道』と言う意味がある
ヤクザが機能していたのは昭和まで
スナックやキャバレー、風俗、闇金融、産業廃棄物処理だの、社会の底辺の、違法すれすれの事業とか、暴力とか、そういう世界の抑え(ふた)として機能していた
暗黙の了解で堅気社会には手を出さず、悪い者同士でしのぎを削っていた
昭和の時代、ヤクザと警察は繋がっていた
携帯電話が普及してからは、ヤクザが素人に悪さをして、警察の四課(暴力団対策課)に駆けこむと、そこの刑事が問題のヤクザ個人に直接携帯で電話を入れて、行為の中止を命令していた
被害者が騒がなければ、警察は目を瞑っていた相互関係にあった
平成からは暴対法と言うヤクザには厳しい法律が出来て、社会から排除される対象となった
これは多くのヤクザを失業させた
最盛期には10万人近くいたヤクザは、近年2万人を切るまでに衰退した
元々、表社会で働けないワルが行きつく先だったのに、その『逃げ場』が無くなった
警察との連絡が付かなくなったワル達は地下に潜って、『不要悪』に落ちた
何をしてもしのいでやると言うヤカラが増えた
そのヤカラはヤクザだけじゃなかった
ヤクザになっても食えない事を知ったチンピラは半グレという部類に入る
親とか兄貴分とかそういう繫がりも無く、損得だけ、その場だけで繋がる仲間を増やした
薬物販売、風俗、賭博など、事業に乗り出し、違法な利益を上げ、警察が入るとペーペーの責任者に罪をかぶせる
そして今、トクリュウと言われる『何でも犯罪屋』で儲けようとしている
トクリュウは、警察や日本政府がヤクザを必要悪から追い出した結果生まれた形だ
必要悪の中にもモラルがあって、それを越えると酷い目にあうからブレーキが効いていた
それがもう、ブレーキが利かない不要悪がはびこる
そういう不要悪を蔓延らせる政府・警察は後手後手に回っている
文句を言われたくなければ、いち早くトクリュウを全滅させて欲しい
それが出来なければ暴対法を改訂して、必要悪を活かすしかないのではなかろうか…
暴力を肯定はしないが、解決しない状態を放置する方が、昭和のヤカラよりも遥かに悪いと思う
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