2025年の夏を思い出す曲|エド・シーラン『Photograph』
去年の夏は、何度、海で泳いだか?
わからない。
8月に数回、現場仕事を手伝いに行った。
海のすぐ近くに会社の寮があった。
仕事が終わる。
スーパーで買い物をして寮へ帰る。
現場で働く同僚と海へ行く。
泳ぐ、泳ぐ、飛び込んでは、泳ぐ。
気づけば日は落ち、浜辺には、私たちだけになっていた。

寮へ帰ると、腹を空かせた社長が、柿ピーをあてにビールを飲みながら、まだかまだかと晩ご飯を待っていた。
「作る。」と言ったものの、帰る時間は決めていなかった。
この日の晩に作ったのは、何だったか?
人数が多かったから、大鍋で、カレーや鍋や肉じゃがやハヤシライスを作った記憶はある。
豚と厚揚げの野菜炒めも作った。
揚げ物パーティーもしたな。
毎回多めに作るのに、気持ちいいくらいすぐになくなる。
この次の日は、社長がホットプレートで焼きそばを作ってくれた。
散歩にも出掛けた。
手持ち花火をした夜もあった。

国際色が豊かな職場。
文化も年齢も様々。
夜な夜な、電子ピアノ、ギターの音が鳴って、お酒を飲みながら、皆で歌った。
遅くても22時までね。
元恋人のモンゴル人の影響で、モンゴル語を学んだり、音楽も聴いていた。

モンゴル人アーティストの好きな曲がある。
TSELMUUNの『ХУЛЭЭЛТ』
歌詞の意味はわからない。
でも不思議と調べなくてもわかる。
それは、語学力半分、心に響くもの半分からくるもの。
7割くらい歌えるから試しに歌ってみたら、新入社員のギターを弾くモンゴル人の男の子が、思いのほか感動してくれていた。
モンゴル語を話す日本人には会ったことがあるけど、モンゴル語の曲を歌う日本人は初めてだったらしい。
そんな彼の好きな曲。
2025年の夏を最も思い出す曲。
エド・シーランの『Photograph』
私は普段、音楽を聴かない。
それは興味がないからではない。
この行動とは裏腹に、めちゃくちゃ好きだ。
なぜ聴かないのかというと、音が反芻して、止まらなくなるから。
頭から離れない。
ずっとずっと。
音響する。
興奮が止まらなくて、眠れなくなるから。
それくらい、音楽は、私の中で鳴り響く。
この曲を聴いたらーーー
二度とは戻れない夏が、
また音を鳴らし始める。
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