この1年で、あなたが成長できたことは何ですか?
こんにちは、ぱんだごろごろです。
本田健さんの、「ハッピーライティングマラソン」第28回目のお題は、
『この1年で、あなたが成長できたことは何ですか?』
です。
今年も残すところあとわずか、半月ほどとなりました。
年末のこの時期に、今年一年を振り返り、自分の成長の軌跡を思い返すーー。
まことに時宜に適った内容のお題で、さあ、と振り返ったのはいいのですが…。
ここは老後の一里塚。
お世話になったけれど、こちらもかなりのお世話をした職場にさよならし、色々あった義母のお世話もし、ついでに空き家になった義実家のお片付けもして、毎日三食作って食べて寝ているうちに、誕生日がやって来て、とうとう前期高齢者になりました。
無職で無収入のご隠居さんだわ、私。
まだ年金が入ってきていないから(誕生日が12月だと、いわゆる年金が振り込まれるのは、翌年になってからだそうです)、『年金暮らし』と書けないのが残念ですが。
仕事を辞めてから、毎日散歩して、本を読んで、マンガを読んで、パズルゲームをやって、インスタグラム巡りをして、食べたいだけ食べて、寝たいだけ寝ている生活です。
散歩以外は、なんだか引きこもりの世捨て人みたい。
そんな生活をしていながら、私が「健全なお年寄り」として自分を肯定できるのはなぜか。
それは、たとえ細々にせよ、『古文書解読の勉強』をしているからです。
ここにきて気付いたのですが、私、どうも漢字が好きなようなのですね。
古文書のテキストに出てくる難読漢字(くずし方にくせがあって読めないというより、旧字や異体字など、もともとの字体が現代ではほぼ見かけない漢字をくずしたもの)を、辞書をたよりに何とか読み解こうとしていると、こう、一種の興奮状態に陥るようなのです。
気が付くと、一時間や二時間は平気で経っています。
パズルゲームや耳垢動画を見て、一時間や二時間経ってしまうと、退廃的な後味を感じるのですが、古文書解読にはどんなに時間をかけても何とも思わずに済むのが良いですね。
これは、古文書解読は、私の中で、専門の勉強の延長という位置付けにあるからだと思います。
子ども時代から、「勉強はすればするほど良い」という刷り込みがありますから、この年齢になっても、マンガを読む時間より、古文書を読む時間の方が価値がある、と脳が判断しているのでしょう。
実際のところは、マンガでも小説でも古文書でも、読んでいる時には快感を感じている訳ですから、価値に違いはないのですけれどね。
ちょっと前置きが長くなりましたが、
『この1年で、あなたが成長できたことは何ですか?』
この設問へのお答えは、
『古文書に出てくる漢字のくずし字の中で、読めるものの数が格段に増えたこと』
です。
これは、慣れですね。
もともと学習というものは、慣れですから、古文書を読めば読むほど、くずし字に触れれば触れるほど、以前よりも読める字が増えていくわけです。
もちろん、私はまだまだ駆け出しの身ですから、読める字が増えたからと言って、古文書がすらすら読めるようになったということではありませんよ。
今でも、初めて見る文書は、ぱっと見て「何じゃこれ?」状態です。
それでも、独学時代から比べると、格段の進歩(自分比)を遂げているのです。
それまで平安時代のくずし字(主に変体仮名)にしか触れて来なかった私が、江戸時代の古文書に挑戦することになったのが、2023年のこと。
しばらく独学を続けていましたが、字が読めるようになっても、独特の言い回し(候文や決まり文句など)や、文書が書かれた時代背景などがわかっていないと、文章全体の理解がおぼつかないことから、江戸時代の古文書を一から学べるところを探しました。
2024年6月、自分に合いそうだと思った、古文書解読の通信講座に籍を置き、入門コースの勉強から始めました。
同じく11月からは基礎コースに移り、翌2025年の10月から応用コースに進んで今に至ります。
使っている辞書は、くずし字用のものが主に3点で、
「覚えておきたい古文書くずし字200選」柏書房編集部編(柏書房)
「覚えておきたい古文書くずし字500選」同上
「くずし字解読辞典 普及版」児玉幸多編(東京堂出版)
です。
この他に、字句の意味を調べるために、漢和辞典を使っています。
意外な穴場で便利なのがインターネットの検索機能です。
古語辞典で調べても載っていない語句が、スマートフォンで検索すると、すぐに出てくる、なんてことがけっこうあります。
くずし字を読み解いてくれるサービスなどというものもあるそうですが、難しいのが個人の書簡文。
公文書ではなく、私的な手紙文ですから、判読が難しいとされています。
私が読みたいものは、こういった個人の手紙文が多いため、これからも精進して、さらに成長を遂げたいと思っています。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
▼平安時代の変体仮名を読んでいた頃の記事です。
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