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オレオレ詐欺電話がかかってきました!

こんにちは、ぱんだごろごろです。
タイトルの通りですが、先週の火曜日、我が家にいわゆる「オレオレ詐欺電話」がかかってきました。

毎日のように、テレビのニュース番組で、新聞で、町内会の回覧板で、
『気を付けましょう!』
と言われている、あのオレオレ詐欺電話が、とうとう私のもとにもかかってきたのです。

オレオレ詐欺電話とはどんなものか。

『オレだよ』と言って、息子や孫になりすまし、電話口に出た相手からお金を引き出そうとする詐欺のことです。

相手が息子や孫だと思っても、お金を要求する言葉がでたら、ただちに電話を切り、家族や警察に相談すること、と言われています。

今回、結論から申しますと、私はオレオレ詐欺には引っ掛かりませんでした。

ですが、後になって考えてみると、家族間で合言葉を決め、あれほど練習していたのに、実際にオレオレ電話に出てオレと話している時には、私は合言葉を口にするのをすっかり忘れていました。

相手(オレ)との会話の中で、オレと名乗る相手がオレではない証拠を引き出そうとして、どういう訊き方をすれば、この相手がオレではないとの確証をつかめるだろうと考えるあまり、一番簡単な、『合言葉を言う』という方法をすっかり失念していたのです。

このように、ものごとに「絶対、大丈夫」ということはありません。

今回、たまたま私はオレオレ詐欺にだまされずに済みましたが、これに慢心することなく、これからもいっそう気を引き締めて、注意していくつもりです。

さて、では以下に、オレと私との電話による会話を、私の記憶をもとに再現して行きます。

♫♫…(固定電話の呼び出し音)


★固定電話のベルが鳴ると、私はまず、子機の画面を見ます。
登録してある相手からなら、相手の名前が窓画面に表示されます。
同時に、相手側の電話番号も見ることができます。

【心の声】
(名前が出ていなくて、「070」から始まる番号。心当たりはないけれど、亡くなった義母の相続関係の人かもしれないから、とりあえず出てみよう)

『もしもし』

★ここ数年、固定電話に出る時、私は自分からは名乗らないようにしています。
以前は、電話でのマナー通り、『はい、◯◯でございます』と、まず名乗っていましたが、相手に情報を与えないことが重要と習ってからは、『もしもし』としか言いません。

『……、◎◎(夫のファーストネーム)なんだけど、△△高校(夫の母校である、実在の県立高校)からのハガキ、届いてる?』

『……?』


【心の声】
(え? 夫の声と全然違う。夫よりずっと若い人の声だわ。この人、何言ってるの?
第一、夫はさっき、ガソリン入れてくるって言って、車で出掛けたじゃない。
いや、でも、変な電話番号だったし、どこかで電話を借りて、かけてきているのかな?
それにしてもハガキって、何のこと?)

『ハガキだよ、ハガキ。△△高校からの』

【心の声】
(夫の名前も卒業した県立高校の名前も合ってるのよね。
イタズラ電話にしても、ハガキがどうこうって言うかしら。
声は違うけれど、電話のせいかもしれない。でもねえ)

『ああ、えっと、ハガキのことね』

『そうそう、誰がかけてきてるか、わかってる?◎◎だよ』

【心の声】
(その貴方の声が夫のと違うから、おかしいんじゃない。
はっ、もしかしたら、これがよく聞くオレオレ詐欺なのかもしれない!
高校名を出したり、ハガキがどうこうと言って、いかにもそれらしく見せかけて、私を信用させたところで、詐欺の話に移るつもりね。
それにしても、夫もしくは夫の弟のイタズラ電話の可能性もあるから、いきなり切る訳にもいかないし。どうしたらいいかな?)

『ちょっと、△△高校からのハガキが届いてるかって、訊いてるの』

『わかってるわよ。ハガキよね』

『そうそう、ハガキ』

『えーっと、今、どこからかけてる?』

『今? 家からだよ』

【心の声】
(はい、確定。
自分の家から、自分の家にかけるわけ、ないでしょ。
猿芝居もいい加減にしなさい、と言いたいところだけど、夫の弟のイタズラだという可能性も捨てきれないし)

『ええっと、どちらの◎◎さん?』

『…(ガチャッ)』

そこで電話は切れました。
これで、夫の弟によるイタズラ説は否定されました(夫の弟なら、『バレちゃった?』などと言うはずですから)。

同時に、オレオレ詐欺撲滅のためには、もう少し話を長引かせ、金銭を要求する内容の言葉が相手から出るまで、待った方が良かったのかな、とも思いました。

そうこうするうちに、夫がガソリンスタンドから帰ってきました。

「さっき、私に電話した?」
「してないよ」
「そうよね、実はね、さっきオレオレ詐欺の電話がかかってきたのよ」

夫に報告しました。

その後、警察にも電話しました。
以前に、交番の警察官が巡回で自宅訪問に来られた際に、オレオレ詐欺に該当する電話がかかってきたら、交番の番号に電話をかけて、報告して欲しいと言われていたのです。

警察の方は、とても親切に話を聞いてくれました。
被害などは一切ないので、もう少し事務的な扱いをされるかなと思っていましたが、相手の方が気を遣ったもの言いをしているのがわかり、日本の警察を誇らしく思いました。

最後にひとつ。
夫が、詐欺グループは高校の古い名簿を見て、我が家を夫の実家だと思い込んで掛けてきたのではないか、との説を表明しました。

なるほど、私のことを夫の母だと思って掛けたのなら、何度も自分は◎◎だと強調していたのも頷けます。

声の若い人が電話をかける役に抜擢されたのも、夫役ではなく、息子役だったからなのでしょう。
息子が自宅から実家の母親へ、電話をしている設定だったのですね。

え、私の声、そんなに老けているのかしら!?

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
皆さまも、オレオレ詐欺電話には、どうぞお気を付けくださいませ。
ご家族との合言葉、時々チェックしてくださいね。

#オレオレ詐欺
#創作大賞2026
#エッセイ部門  


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